2011.01.20
チャイコフスキー
ベルリン国立バレエ
東京文化会館
バレエ
ベルリン国立バレエの「チャイコフスキー」幕間。 途中でまったく拍手が出来ないほど、全編緊迫感に包まれた舞台。四階サイドから見てるのに、心拍数が上がってドキドキしてしまった。 遠くて表情はほとんど見えないのに、踊りだけで十二分に感情が伝わってくる。さすがマラーホフ。2011/1/20(木) 19:35:342011/1/20(木) 19:35:34
「チャイコフスキー」は、男二人、男三人の踊りが多いのも嬉しいところ(笑) そもそも本人/分身のモチーフでつくられた踊りが好きなのだけど、エイフマンの振り付けが素晴らしくて、息を詰めてみまもってしまった。 男女の踊りとはちがって、体格、筋力が匹敵するからこそできる動きがいい。2011/1/20(木) 19:36:532011/1/20(木) 19:36:53
それにしても、マラーホフ、出ずっぱりなんだけど大丈夫なんだろうか。 これほど、主役が踊り続ける舞台も珍しいと思う。 もう、若くは無いんだから、体力的には物凄くキツイのではないかと思うのだが、そんなことは片鱗も感じさせない。2011/1/20(木) 19:40:432011/1/20(木) 19:40:43
「チャイコフスキー」終演。 凄かった、ただ凄かった。 3〜5階が半分くらいしか埋まってないのがもったいなくて仕方がない。 体力的に10年後までマラーホフが出来る演目ではないだろうから、日本で見られるのは、下手をすれば今回限りかも知れないのに…2011/1/20(木) 20:56:372011/1/20(木) 20:56:37
「チャイコフスキー」 涙は一滴も出なかったのだけれど、胸に突き刺さる様な演目だった。 マラーホフの踊りって、比喩ではなくて、見ている時に息が止まったり、心臓が跳ねたりする瞬間がある。 あれは何なんだろう。高さとか、速さとか、そういうものではない何かのせいなんだけど。2011/1/20(木) 21:05:282011/1/20(木) 21:05:28
「チャイコフスキー」は、内容の感想を書くと気恥ずかしいものになりそうなので落ち着いてから。 男女のPDDでは、破局した夫婦のPDDがよかった。 しかし、メインはやっぱり男性陣の踊り。マラーホフの分身という超大役のデュデクも良くやっていた。少女と若者に横恋慕のPDTが切なくてよし。2011/1/20(木) 21:22:442011/1/20(木) 21:22:44
エイフマンの振付、群舞の使い方が面白かった。 基本的には幾何的なフォーメーションなのだが、少し穴を空けたり、アシンメトリーな配置で踊りを変えたり、またシンメトリックにもどったり。 なのに移動変形の最中にも、まったく淀みが感じられず、計算され尽くしている。2011/1/20(木) 21:31:092011/1/20(木) 21:31:09
「チャイコフスキー」の中では、同じ振付が何度もちがう文脈で出てくる。 交響曲やオペラで、一つのモチーフが変形して何度も登場する様に。 とか言って、音楽のことはよくわからないので、適当にイメージで言っているのだが。2011/1/20(木) 21:34:532011/1/20(木) 21:34:53
にしても。バレエでは演奏が終わる前に拍手が起きるけど、とくに今日のような作品では、せっかくの余韻が消えてしまうのが残念でならない。作品にもよるだろうが「もう少し待って〜!」と思うことは少なくない。ちなみに私は基本的に、曲が終わってから拍手しています。2011/1/20(木) 23:17:262011/1/20(木) 23:17:26
自分は演劇系の鑑賞が多いせいか、バレエでの演技が終わる前に拍手という文化には戸惑いを感じるときがある。特に今日のような演目では、幕が下り、しばらく沈黙の中で余韻を楽しんで、そのあとで万雷の拍手といきたい、と思ってしまう。 バレエ文化圏の方にもそういう感想があったので思わず RT。2011/1/20(木) 23:21:192011/1/20(木) 23:21:19
今日の「チャイコフスキー」では、二幕の途中で一度だけ「ブラボー」に導かれるように拍手が起きたのだが、あそこは個人的には黙って見ていて欲しかった。 踊り自体は一区切りではあったけれども、演技としては止まるどころか、ものすごい緊迫感をたたえ続けていたのだから。2011/1/20(木) 23:26:352011/1/20(木) 23:26:35