2011.04.14
ラ・バヤデール
東京バレエ団
東京文化会館
バレエ
東京バレエ団「ラ・バヤデール」二日目。 今日も義援金箱の後ろには、高岸さんが。 今回出番がないのは、練習でソロル役をやっていたとかかな、などと思ってみたり。2011/4/14(木) 19:46:012011/4/14(木) 19:46:01
今日の「ラ・バヤデール」のソロル役は、サラファーノフにかわって、イーゴリ・ゼレンスキー。 恥ずかしながら、よく知らないのだけど、なかなかの経歴の持主。 昨日のゴールディングの方が、背も高く足も長く腰もくびれていて、プロポーションが良いのだが、個人的にはゼレンスキー押しだな。2011/4/14(木) 21:31:532011/4/14(木) 21:31:53
「ラ・バヤデール」のゼレンスキー、若くはないはずなのだが、ジャンプがすごい。高さもだがキレがあると言うのか、巧みでハッとさせられる。 そして、演技力が高い。冒頭はちょっとバカっぽいぐらいなニキヤへの愛、ガムザッティを選ぶ所では大人の狡さ、影の王国ではすでに失われたものへの哀切。2011/4/14(木) 21:32:212011/4/14(木) 21:32:21
今日の「ラ・バヤデール」、三幕での結婚式の二人。どちらにとっても、すでに世界は終わっていたんだな、と思えるほど、結婚式に似つかわしくない不幸な二人。愛が芽生えてもおかしくなかったのに、ニキヤを殺した共犯者としてのみつながっているような。2011/4/14(木) 21:36:222011/4/14(木) 21:36:22
ゼレンスキーを褒めてばかりだが、どうしても許しがたい点がひとつ。 衣装のタイツの膝下が、余っているのか、ヒダヒダでルーズソックス状態なのだけは、どうにかしてほしかった(笑)2011/4/14(木) 21:36:392011/4/14(木) 21:36:39
二日見た「ラバヤデール」、面白かったのが、大僧正。 昨日の後藤さんは貫禄もあり、変態っぽい執着心も感じて悪役のイメージにふさわしい演技。 今日の柄本くんは、若くて、美女への執着というより恋心を強く感じる。彼にとっても悲劇だったのだと。2011/4/14(木) 21:38:162011/4/14(木) 21:38:16
「ラ・バヤデール」、二日みて、ニキヤは小出さんに軍配を上げたい。 登場時のやや憂いをおびた表情から、ソロルとの恋の喜びのシーンも良かったが、女の対決シーンも充実。元は気の強い女ではないだろうに、気高いガムザッティを圧倒する迫力。 それで、ガムザッティが彼女を殺す決意に説得力が。2011/4/14(木) 21:53:442011/4/14(木) 21:53:44
「ラ・バヤデール」 苦行僧の長は、昨日の高橋竜太くんが良かった。 褒め言葉になるか微妙だけど、あの衣装がめちゃくちゃ似合う! そして、地を這うような姿勢がキマるのがいい。バレエダンサーには慣れない姿勢だと思うのだが。 コンテンポラリーでしっかり見てみたいなぁ。2011/4/14(木) 21:58:262011/4/14(木) 21:58:26
風呂に入りながら「ラ・バヤデール」を反芻。 昨日のゼレンスキーバージョンは、ソロルという男の物語だったな。 バレエは、ストーリーが決まっているはずなのに、踊り手の組み合わせによって、全然違う物語になるところが不思議。 自分の中で物語が広がる瞬間が、バレエを好きな理由の一つかも。2011/4/16(土) 00:10:362011/4/16(土) 00:10:36
一昨日の上野ゴールディングバージョンでもちょっと妄想。 ニキヤの正体は影の王国の女王で、ソロルを手に入れるための、すべては策略であった(笑) 三幕で、ガムザッティとの間を邪魔する上野さんに、この男はお前にやるものか的な雰囲気が感じられたので。 愛というよりは所有欲というか。2011/4/16(土) 00:13:412011/4/16(土) 00:13:41