2011.08.21
中国の不思議な役人 / 青ひげ公の城
サイトウキネン
まつもと市民芸術館
バレエ
何事も泥縄になる悪い癖。 というわけで、「中国の不思議な役人」と「青ひげ公の城」を予習中。 「役人」は、ベジャール・東バ・首藤版、寺山修司・白井晃・小野寺修二版を見ているので、なんとかなるか。 とりあえず「青ひげ」の対訳を読む。2011/8/21(日) 09:06:172011/8/21(日) 09:06:17
あらすじを読んで、今更ながら気づいた。 「中国の不思議な役人」と「百万回生きた猫」って、相似形の話なのか。2011/8/21(日) 09:10:422011/8/21(日) 09:10:42
サイトウキネン「中国の不思議な役人」終了。 なんか、もう、死ぬかと思った。これ見ただけで、松本に来たかいが十分すぎるほどにあった。出来れば、せめてもう一回見たいところだが、テレビ撮影が入ってるから、放映を楽しみにしよう。2011/8/21(日) 17:00:452011/8/21(日) 17:00:45
井関さん、人間じゃないに一票。 絶対アンドロイド、それも動力は音。 だって、ボレロの倍ぐらいあるんだよ。人として、あり得なくないか⁉ 立って、震えながら後ずさりする、その時の震えがコントラバスの音を拾ってる。音のエネルギーで自動駆動してると言われた方が自然なくらいだ。2011/8/21(日) 17:05:042011/8/21(日) 17:05:04
金森さんの振付、ものすごく音を拾っている。振付に合わせて作曲されたと言っても信じるレベル。 そして、Noism のダンサーたちは、恐ろしく正確なタイミングで動くなぁ。金森さんの、まさに手足なのだろう。2011/8/21(日) 17:11:062011/8/21(日) 17:11:06
サイトウキネン「青ひげ公の城」は 装置が秀逸。多分、ハーフミラーと紗幕を合わせてV字に組んだものだと思うが、それが8つという、シンプルな構成。 8 = 1 + 7 = 4 * 2 という、完璧さ。 Noism の使い方としては、贅沢極まりない使い方で、これまた満足。2011/8/21(日) 19:00:162011/8/21(日) 19:00:16
小沢征爾さんの指揮、冒頭の「アリア」と「青ひげ」の二つを聞いた事になる。 まともな聴衆には怒られそうな感想なので、飛ばしてください。 なんと言うか、音が聞こえない、というか、自分の脳が音を認識してない感じ。「アリア」の時は、塊としてのα波発生装置。この波の中で昼寝したら最高的な。2011/8/21(日) 19:04:442011/8/21(日) 19:04:44
続きなので、やっぱり飛ばしてください。 「青ひげ」は、曲自体を知らないせいか、歌の背後、踊りの背後で何かが鳴っているのだけど、メロディラインとしてほとんど認識しなかったっぽい。 ただ、ゾクゾクしたり、ドキドキしたり、そういう感情的な印象だけが残ってる。 不思議な体験だったかも。2011/8/21(日) 19:11:302011/8/21(日) 19:11:30
サイトウキネンにいらっしゃる方、まつもと市民芸術館の公式ページには、松本駅から徒歩10分と書いてありますが、信号待ちなども含め、その時間では着かないかと。 自分は、かなり早足で歩いて、改札からホール入り口まで14分でした。2011/8/21(日) 19:35:222011/8/21(日) 19:35:22
今日の席、追加発売で拾った二列目センターだったのだが、NHK が放出したものかも。 一列目はカメラとディレクターっぽい人、二列目も自分の隣までは関係者らしく挨拶してたり。 音響的には最高ではないのでしょうが、自分としては最高の席でした。2011/8/21(日) 19:51:282011/8/21(日) 19:51:28
「青ひげ」の衣装、デザインは洋風なのだけれど、素材に和調のものが使われているのが面白い。 女性は、白地に銀の金襴。男性は花鳥風月っぽい刺繍か緞子みたいな感じ。 黒衣の衣装も、地紋、透け感、ラメ、などなど、いろんな素材をくみあわせてあって、じっくり見ると豪華なのであった。2011/8/21(日) 19:57:112011/8/21(日) 19:57:11
しっかし、まぁ、こんなの見せられちゃったら、新潟公演だろうと Noism を追っかけん訳にはいかん気がする。 井関さんはもちろんだが、役人の中川さんの人形振りも神業だった。 人形というテーマも、SF者としては、心を揺さぶられるんだよね。2011/8/21(日) 20:14:432011/8/21(日) 20:14:43
そういえば、今回の「中国の不思議な役人」は、金森さんによる、井関さんの為の「ボレロ」なんではないかと思った瞬間がありました。 もちろん、装置が連想させるわけですが、それだけではない印象がどこからか。2011/8/21(日) 20:22:372011/8/21(日) 20:22:37
ツイッターを見てたら Noism の金森さんを「ベジャールの息子」と呼んでる方が、ちらほらと。そうか、そういう出自だったのか。 あ、でも、「中国の不思議な役人」に関しては、個人的には金森版に軍配を上げる。 青は藍より出でて藍より青し、だ。2011/8/22(月) 08:19:142011/8/22(月) 08:19:14
放映直前に気づいた。 HD レコーダー、W録できるんだから、表も裏もサイトウキネン録画すれば、失敗確率半分になるじゃん。2011/10/8(土) 23:56:242011/10/8(土) 23:56:24
あれ? 「青ひげ公の城」の領地のところ、後ろが開いていく時って、もっと光が溢れてくる感じだったと思うんだけど。鳥肌が立つような感じを覚えてるのだが。 劇場で見てると,暗闇に慣れた目に光が飛び込んでくる効果になるのかな。 テレビだと、ただの白い壁になっていた…2011/10/9(日) 01:23:562011/10/9(日) 01:23:56
「青ひげ公の城」の装置、もの凄くシンプルなのに変幻自在で素晴らしかったのだが、テレビで見るとなんだかよくわからなくなっちゃってて勿体ない。 ラストで四本の柱になるところなんて、水晶の柱の中に化石のように人が閉じ込められる感じで、ゾクゾクしたのになぁ…2011/10/9(日) 01:49:492011/10/9(日) 01:49:49
昨晩放映したサイトウキネンでの「中国の不思議な役人」は、もちろんよかったんだけれど、それでも劇場で見た時のような感動はなかった。 細部までくっきり見えるのに、体全体を揺すぶられるような、終わった後に虚脱するような強烈な体験ではない。生の舞台の力って、やっぱり凄いんだよなぁ。2011/10/9(日) 08:39:402011/10/9(日) 08:39:40
「青ひげ公の城」の装置が気になり録画を見直してる。 原理的には幅3m高さ9mの枠2つを蝶番で連結し、ハーフミラーと紗幕を貼ってあるのだと思う。それが全く揺るがずスルスルと移動。 なにかしてなきゃ絶対倒れると思うのだが、向こうは透けてるし、足元に邪魔なものはつくれない。不思議だ…2011/10/9(日) 10:20:312011/10/9(日) 10:20:31
「青ひげ公の城」の装置、8つで出来ているというところにもシビレルのだ。 入ってきた扉に、劇中で開ける7つの扉を足した数であり、二つで組になって四人の妻を閉じ込めるための数でもある。2011/10/9(日) 10:34:332011/10/9(日) 10:34:33
なんと「青ひげ公の城」の装置を設計したからリプライをいただいてしまった! 二つに分けて QT します。 QT @hiro_tsuboi: 不思議に思って頂けたなら頑張った甲斐がありました。僕が構造設計を担当しました。V字は一体で造っていて、3頂点にキャスターが仕込んであります。2011/10/9(日) 11:14:522011/10/9(日) 11:14:52
装置設計の坪井宏嗣さんからいただいたツイート(つづき) QT @hiro_tsuboi: 装置1体の重量は500kgぐらいあるのでそう簡単には倒れません。それを黒子さんが軽く押せるようコントロールしています。2011/10/9(日) 11:17:352011/10/9(日) 11:17:35
(もう一つつづきです。) QT @hiro_tsuboi 実際は揺れてはいるのですが、目で見て分からない範囲にコントロールしています。舞台は夢なので不自然なことが自然に存在しているのが重要だと考えました。不思議に思われてしまったらそこで夢が覚めてしまいますので。2011/10/9(日) 11:30:162011/10/9(日) 11:30:16