2011.10.06
アントニーとクレオパトラ
さいたま芸術劇場
演劇
「アントニーとクレオパトラ」@さいたま芸術劇場。蜷川さんのシェイクスピアシリーズ。 劇場に入ると、歌舞伎の定式幕の真ん中にシェイクスピアの顔が書かれた引幕が。 何でだろうと思ったのだが、観終わってみると、歌舞伎っぼい気もする。展開の無茶さとか、愁嘆場の長さとか。2011/10/6(木) 22:07:072011/10/6(木) 22:07:07
「アントニーとクレオパトラ」のアントニーは吉田鋼太郎さん。ちょっと声が枯れかけてるかなと思うシーンもあったのだが、決めるところはバッチリ決めてくれます。 色ボケジジイではあるんだけど、人を魅了する器の大きい将としての姿もきちんと感じられる。さすがです。2011/10/6(木) 22:10:342011/10/6(木) 22:10:34
「アントニーとクレオパトラ」のクレオパトラは安蘭けいさん。 ファンの方ごめんなさいという感想です。 なんというか、時々ものすごくオカマっぽい(笑) 絶叫系の時とか美川憲一かと。 あと、ほとんど舞台のセンターでまっ正面を向いて喋るのは、トップスターの習性なのでしょうか。2011/10/6(木) 22:14:502011/10/6(木) 22:14:50
「アントニーとクレオパトラ」の脇は、橋本じゅん、池内博之、横田栄司といった面々。 じゅんさんは、いろんな声を使い分けていたが、ちょっと出にくい声があった感じ。 池内くんはなかなか似合った役柄。皆で飲んで騒いでいる時に一人渋面だったり、というのがピッタリ。爆発的な声量のシーンも。2011/10/6(木) 22:20:152011/10/6(木) 22:20:15
「アントニーとクレオパトラ」の横田栄司さん。蜷川さんの公演ではおなじみの方だが、所属は文学座なのだよね。 メインの役のポンペイでは、池内くんと張り合うようなバズーカ的声量を見せてくれたり。安心して脇を任せられる役者さんだ。 冒頭では将校、後半のディシータスは老け役でした。2011/10/6(木) 22:27:302011/10/6(木) 22:27:30
「アントニーとクレオパトラ」は、一言で言えば、このバカップルどもいい加減にしろ、という話かも。 行動がデタラメなクレオパトラと、それに振り回されてダメダメになるアントニー。 彼らに付き従う部下たちの変わらぬ忠誠心が涙を誘います。 シーザーも超シスコンだし、ローマは大丈夫なのか?2011/10/6(木) 23:06:522011/10/6(木) 23:06:52
シェイクスピア、それほど見ているわけではないが、「アントニーとクレオパトラ」は、その中では筆頭クラスのグダグダ感かも。 まぁ、男女の恋愛ものに基本的に興味のない人間のいう事だから、その分割り引いて聞いて欲しい意見ですが。2011/10/6(木) 23:10:172011/10/6(木) 23:10:17
考えてみれば蜷川演出以外で正統なシェイクスピアって、ほとんど見てないな。 真夏の夜の夢はバレエ。ロミジュリはバレエとミュージカル。十二夜は歌舞伎と野田秀樹、マクベスは野村萬斎、リア王はエドワード・ボンド、オセローとリチャード三世は新感線、ヴェニスの商人はプロペラ。2011/10/7(金) 00:27:052011/10/7(金) 00:27:05
ハムレットにいたっては、最初が野阿梓の「凶天使」、次は坂田靖子の「鴨」かな。 正統派は全く見てなくて、来年に井上芳雄くんのミュージカル版という。2011/10/7(金) 00:46:292011/10/7(金) 00:46:29
「アントニーとクレオパトラ」の演出、どうもよくわからないのが一つ。 衣装は古代風にしてあるのに、なぜか、現代風の小物が出てくる。 クレオパトラだけストッキング履いてハイヒール、将校の一人が普通の眼鏡かけてる。 全員足元が普通の現代靴なのは走るシーンが多いからしょうがないのか。2011/10/7(金) 00:56:002011/10/7(金) 00:56:00