2011.10.13
芸術祭十月花形歌舞伎 夜の部
歌舞伎
芸術祭十月花形歌舞伎の夜の部は「當世流小栗判官」。猿之助四十八撰を次代の猿之助、亀治郎の主役で。 序幕のMVPは、馬の中の人、二人で決定でしょう。 竿立ちになったまま一周回ったり、判官を乗せた状態で竿立ちになって見得を切ったりと、さすが猿之助らしく、序幕から見せ場がたっぷり。2011/10/13(木) 19:05:592011/10/13(木) 19:05:59
「當世流小栗判官」の二幕は前半をコメディタッチで、後半は荒事中心に。 獅童くん、マヌケ役だったのだが、イキイキしていて良かった。花道では、好き放題、という感じで、「獅童ガンバレ」やら「待ってました」なんて声まで飛んだり。 これほど、見る度に当たり外れのある役者さんって珍しい。2011/10/13(木) 19:06:082011/10/13(木) 19:06:08
「當世流小栗判官」二幕では、亀治郎が漁師役。女形もやるし、線が細めの印象があったのだが、どうしてなかなかゴツイ感じ。低めの声で大音声で呼ばわるシーンなど、ゾクゾクしました。 二幕で一つだけ惜しかったのは、荒事のモブ。船の先端を表すリフトが揺れたり、並んでの倒立で倒れる人がいたり。2011/10/13(木) 20:52:322011/10/13(木) 20:52:32
「當世流小栗判官」三幕の前半は亀治郎が早替わり。男と女を行ったり来たりで八回ほど。花嫁衣装も含めて五着。 眉だけは変えていたけれど、それ以外のメイクは同じで新郎と新婦を演じ分ける。 個人的には、亀治郎は年増の方が似合うと思っているのだが、恋に狂って殺意お覚えるあたりはさすが。2011/10/13(木) 20:59:502011/10/13(木) 20:59:50
「當世流小栗判官」の大詰では宙乗り。さすが、お家芸、見応え十分。さすがに命綱つけてないということはないと思うんだけど、全然気づかないようになっていて、ドキッとするような演出も。 ラストは、今回、一門勢ぞろいと言うことで、趣向を凝らしたと猿之助さんが。豪華でした。2011/10/13(木) 21:05:552011/10/13(木) 21:05:55
「當世流小栗判官」は、通し狂言で、正味三時間四十分あるのだが、演出が冴えていて、ほとんどダレずに進んで行く。 見所をいっぱい詰め込んであるのだが、散漫になる事はなく、各パートごとにはトーンが統一されている。 自分のような素人にも楽しくてしかたがない、豪華幕の内と言う感じでした。2011/10/13(木) 21:13:342011/10/13(木) 21:13:34
歌舞伎俳優さんって、爪はどうしてるんだろう? マニュキュアとかするのかな? 今日の亀治郎が、一幕と三幕の判官とお駒では爪がピンク色っぽかったのに、二幕の浪七では爪まで白く塗ってあったように見えたので、気になったのだった。2011/10/14(金) 00:27:412011/10/14(金) 00:27:41
先日の「當世流小栗判官」では、実の兄が結婚している妹に迫るシーンがある。 それを断る理由が「世間様に知られたら恥ずかしい」というものなのだが、兄妹でとか、旦那が居るからとかはどうでもいいのか、というのが気になって気になって(笑)2011/10/15(土) 08:56:032011/10/15(土) 08:56:03