2011.10.29
隠蔽捜査 / 果断
シアター1010
演劇
「隠蔽捜査」@シアター1010幕間。 中村扇雀さんの伊丹がカッコ良くてズルい(笑) 原作だと、なにかっちゃ「助けてドラえも~ん」って竜崎に泣きついては、アドバイスをもらって「竜崎はスゴイ」って感嘆してばかりなのに(笑) 上川隆也さんは、四面四角な朴念仁を、アンドロイド系の演技で。2011/10/29(土) 15:32:002011/10/29(土) 15:32:00
「隠蔽捜査」の小林十市さんは所轄の不良刑事の役所。グシャグシャの髪の毛に、片頬に絆創膏で、五分だけの出番でしたが、美味しかった(笑) 扇雀さんの「第二部では大活躍」というナレーションに、ターンとポーズを決めて退場というサービスっぷり。 残念なのは、原作ラストの出番を削られてた事。2011/10/29(土) 15:41:042011/10/29(土) 15:41:04
「隠蔽捜査」は、今野敏の警察小説の舞台化。机とイスだけのワンセット。 中村扇雀さんの伊丹が進行も務めるという構成。前半はやや説明が多くて、後半には例のシーンもあるので、進行兼任はどうなるんだろうと思ったが、なかなかうまく流れていました。 扇雀さんの雰囲気の使い分け方はさすが。2011/10/29(土) 15:59:192011/10/29(土) 15:59:19
「隠蔽捜査」ネタバレ。 竜崎と伊丹の例のシーン。 原作にはなかったと思うが、伊丹が「想像してみろよ(中略)同情されるはずだ」という台詞が。 思わず、想像してしまったんだが、幼馴染のキャリア二人が、片方の家(しかも別居中)で、◯◯◯◯なんて、同情じゃなくて妄想を呼ぶよね(笑)2011/10/29(土) 16:04:362011/10/29(土) 16:04:36
「隠蔽捜査」は、原作に沿っているが、細かいところでオリジナルの部分も多い。ちょっと安易に笑いを取りに行ってるという印象もあるが、なかなか上手くまとめたと思う。 ただ、伊丹の家での最後の竜崎の台詞が削られてたのは、納得いかないかなぁ。まぁ、アレ入れると、何このツンデレ、だもんね。2011/10/29(土) 16:09:362011/10/29(土) 16:09:36
「隠蔽捜査」と、その続編の「果断」は連続上演。竜崎とその家族、伊丹、戸高は共通だが、他のキャストは別々の役を演じる。 板尾創路さんは坂上と小田切。オイシイなぁ。基本憎まれ役なんだけど、ラストに一番いいとこ持ってくんだよね。坂上は関西弁でやってたけど、小田切監察官はどうするのかな。2011/10/29(土) 16:18:252011/10/29(土) 16:18:25
「隠蔽捜査」の竜崎役の上川隆也さんは、終始苦虫を噛み潰したような顔で、超堅物のアンドロイド系の喋り。振れ幅を大きく出来ない中でも、しっかり感情の起伏が見えるのは流石でした。 竜崎にしては、カッコよすぎで声も良すぎだけどね(笑) カーテンコールで笑顔になった途端に若くなった。2011/10/29(土) 16:26:482011/10/29(土) 16:26:48
「果断」の原作では、重要なシーンとして、竜崎が息子に薦められた「風の谷のナウシカ」を見て決断をするというところがある(作品名は書かれてないけど、読めばすぐにわかる書き方)。 何一つ動きも台詞もないシーンなので、舞台ではどうするのか、気になっているのだ。2011/10/29(土) 16:29:582011/10/29(土) 16:29:58
今野敏さんは、2ch 801板に専スレが立つほど、某方面には人気が。 そして「原作が最大手」と言われるほどのネタを放り込んでくる方でもある(笑) 舞台の脚本はどうだろうと思っていたら、伊丹に「あいつの手が俺に触れた途端に思い出した…」みたいな台詞が追加されてたり(笑)2011/10/29(土) 18:11:522011/10/29(土) 18:11:52
「果断・隠蔽捜査2」の進行役は、小林十市さんの戸高くん。 出番がとても多いのだが、なんか、いちいちカワイイんですけど(笑) ほっそい体に、ちょっと大きなコートを引っ掛けて、花束持って登場したりなんかしちゃったりして。 原作とは全然イメージが違うのだが、これはこれでなかなか。2011/10/29(土) 18:12:252011/10/29(土) 18:12:25
「果断」の板尾創路さんは、監察官役。標準語で喋っているが、ちょっとぎこちないというか、作ってる感じ。ある設定があるので、それに合わせて、こういう喋りなのかも。最後のシーンで、どう変わるか、だな。2011/10/29(土) 19:25:592011/10/29(土) 19:25:59
「果断」は、コメディ要素が結構ある作り。板尾創路さんは、最後が美味しい役で、バッチリやってくれて満足だったのだが、退場でもうひとネタかましてくれるのはさすが。 そして、ナウシカ(じゃないけど)の扱い方は、成る程こう来たか、という。やられました。2011/10/29(土) 19:50:362011/10/29(土) 19:50:36
「果断」の竜崎は「隠蔽捜査」より、さらに感情の揺れが少ない役。上川さんも無表情で押し通して、それでまた笑いをとったり。それだけに、少し感情が揺れるシーンがいいのだよな。 近江谷太朗さんは、竜崎の部下の谷岡から、対立する野間崎という役に。コメディ調の敵役でイキイキしてて良かった。2011/10/29(土) 20:02:352011/10/29(土) 20:02:35
「隠蔽捜査」でほとんど出番が無かった分 「果断」では大活躍だった小林十市さん。 語り手も兼ねているのもあってか、原作とは違う、お茶目で道化っぽい雰囲気。 台詞もかなり多いが、それ以上のもうけ役かも。とにかく愛嬌がある。 役者として見るのは二度目だと思うのだが、ファンに。2011/10/29(土) 20:30:552011/10/29(土) 20:30:55
「隠蔽捜査」シリーズ、自分なりに内容を思い出すと…。 1は幼馴染BLで、2は戸高をはじめ署員が落ちる話。3はファーストネームで呼んで欲しがる外人、3.5は伊丹の助けてドラえもん日記、4は警察外にも署長ファン層拡大中という話(笑) あ、腐男子ですけど、奥様×署長がイチオシ(笑)2011/10/29(土) 20:45:372011/10/29(土) 20:45:37
中田姐さんが「隠蔽捜査」に来ていたらしいが、そういえば花束もあったな。どういうご縁なんだろう。2011/10/29(土) 21:32:312011/10/29(土) 21:32:31
今日の「隠蔽捜査」と「果断」は、しばらく前からあちこちで安売りチケットが出まくっていたので、よほど売れてないのかと心配だったのだが、楽日前の土曜日だったせいか、さほど空席はなかったようで一安心。 宣伝は下手な感じだなぁ。公式サイトもチラシも情報少ないし。2011/10/29(土) 21:43:112011/10/29(土) 21:43:11
ちなみに、シアター1010の下の紀伊国屋書店にいったら、今野敏さんは「隠蔽捜査」シリーズは揃ってすらいなくて、もっと古い樋口シリーズの文庫が平積みという(笑) そのスペースがあるなら、同じビルで演劇やってる作品を積んで、ポップぐらい立ててやれよと思いました。2011/10/29(土) 21:46:252011/10/29(土) 21:46:25