2011.11.17
天守物語
新国立劇場中劇場
演劇
「天守物語」@新国立劇場中劇場、白井晃演出。 衣装と装置がとても好みだった。 装置といっても、大道具はほとんど何もない。前方の席を潰して能舞台のような正方形の舞台を作り、その周りは1mぐらい下げた通路に。普段、舞台になる所は、大きく四つぐらいに分けたセリで自由自在に。2011/11/17(木) 21:08:492011/11/17(木) 21:08:49
「天守物語」の衣装は、まさか生地から特注ではないと思うが、既製品では有り得ない大きな柄の入ったものばかり。主役級はもちろん、腰元たちも揃いのコンセプトで色違い、名前と同じ花の柄が入っている。 蜻蛉、鬼灯の童女達も、微妙に違う蝶柄の赤い着物。2011/11/17(木) 21:16:232011/11/17(木) 21:16:23
「天守物語」のキャストはいろんな分野から。篠井英介、平岡祐太、江波杏子、村岡希美、奥村佳恵、坂元健児、小林勝也…。 台詞の喋り方が人それぞれなのだが、それほど不調和にはならずにすんでいた。 脇の人々もなかなか。巨大な布に二本の棒をつけた大蝙蝠や、三人遣いの獅子頭は見事でした。2011/11/17(木) 21:23:112011/11/17(木) 21:23:11
「天守物語」は泉鏡花の戯曲なので、時々、何をいっているのか理解できないセリフが。自分の教養のなさが恨めしい…。 それもあってか、どつぷりと浸れるという感じまではいかなかった。 図書之助の平岡くん、悪くはなかったんだけど、勇敢というより口がうまい、と感じちゃうシーンもあったりして。2011/11/17(木) 21:30:482011/11/17(木) 21:30:48
「天守物語」は人外の姫と侍の恋物語なので、自分的にはどストライクの話なのだが、今回は恋に落ちる所の説得力や、侍が人間側から人外側に移るまでの変化などが、あまりピンとこなかった。 篠井さんと平岡くんだと、ちょっとバランスが悪かったのかも。2011/11/17(木) 21:38:052011/11/17(木) 21:38:05