2011.11.24
ARCHITANZ 2011
メルパルク
バレエ
「ARCHITANZ 2011」@メルパルク。 最初は小尻健太さんの振り付けた「トキ」(小尻さんの尻の正しい字が見つからない…) 夏のチャリティーガラで目を付けた小尻さんをじっくり見ようと思ってチケットを買ったのだったが、満足。 能楽師のお爺様の動きもスゴイ。2011/11/24(木) 19:57:372011/11/24(木) 19:57:37
「トキ」の振付は、天才的とまでは言わないが、なかなか悪くない。 上半身裸の男二人のパドドゥは、ちょっとドキドキしました(笑) 酒井はなさんと、能楽師の津村さんの組合せが印象的。同じ動きなんだけどメソッドが違うと言うのか、異なった美に。 欲を言えば、トキがもう少し人外っぽければ。2011/11/24(木) 21:27:472011/11/24(木) 21:27:47
「トキ」の小尻健太は、空間の中にスーッと軌跡が残るような動き。下半身がしっかり安定している印象。そして、何といっても肩から腕!! 人より一組か二組、肩関節が多いんじゃないか、と思うような、彼独特と言っていい、しなやかで印象的な動き。 会場で早速「藪の中」のチケット買ってしまった。2011/11/24(木) 21:28:132011/11/24(木) 21:28:13
「トキ」で納得いかなかったのは、最初と最後の照明の使い方。 最初は、客電を落とさずに幕を開け、津村さんが舞い始めるのだが、用意の出来てない観客がパンフレットをしまう音がガサガサと。 ラストは、カーテンコールで幕を開けた時に、照明が後方のみで、津村さんの顔が完全に影に。2011/11/24(木) 21:36:232011/11/24(木) 21:36:23
「トキ」は、小尻、津村の両名が素晴らしく、酒井さんも順当に美しい。 山田勇気くんも悪くなかったが、山崎文香さんはちょっと落ちる感じだった。 と、書いてから思ったのだが、この一ヶ月でギエムを6回見てるせいで、女性の比較対象がギエムになってるのかも…2011/11/24(木) 21:51:372011/11/24(木) 21:51:37
ARCHITANZ 2011 の二つ目は「譜と風景」というパドドゥ。 個人的には、可もなく不可もなくという感じだった。バロック音楽だったら、寝たかも…。雅楽の笙を使っていたのだが、音質がいまいちで、高音域がやや耳障りなところも。2011/11/24(木) 21:54:432011/11/24(木) 21:54:43
ARCHITANZ 2011 のラストはウヴェ・ショルツという振付家による「ラフマニノフ ピアノコンチェルト第3番」の日本初演。 恥ずかしながら寡聞にして全然知らない振付家なのだが、なかなか独創的といってもいいと思う。 とにかく、ダンサー達の頑張りに拍手をおくりたい。敢闘賞!2011/11/24(木) 21:59:502011/11/24(木) 21:59:50
ウヴェの「ラフマニノフ」は、たぶん、ものすごくハード。バランシンの「シンフォニーイン C」をアクロバティックにした感じか。 柔軟性をみせるシーンも多いし、男女ともに筋力のいる長いリフトを群舞で何度もやったり、トゥの女性10人で男性をリフトしたり、男性四人で女性を振り回し続けたり。2011/11/24(木) 22:05:002011/11/24(木) 22:05:00
ウヴェの「ラフマニノフ」は、総勢40人以上。 言葉は悪いが(同じバレエ団ではない)寄せ集めのメンバーで、よくここまで合わせてきたと感心。アクロバティックな要素と同時に同調性が要求されるのだが、立派でした。 きっと練習では、ローテーショナルリフトで頭から落下とかあったんだろうな…2011/11/24(木) 22:13:532011/11/24(木) 22:13:53
ウヴェの「ラフマニノフ」は、全体の印象が「新体操団体」だったのが、個人的には残念ポイント。振付けにアクロバティックな要素が多過ぎて、どうしてもそこの部分が、こなしている印象になってしまっている。 今回の公演も、ものすごく頑張ってたとは思うのだが、本家で一度見てみたいかな。2011/11/24(木) 22:18:492011/11/24(木) 22:18:49
ARCHITANZ 2011 のカーテンコールの照明も、どうにかならなかったのか。 一番前に来てお辞儀をするときに、フットライトだけが顔に当たって、お化け屋敷の下から懐中電灯状態になる瞬間が。 舞台用の濃いメイクとあいまって、一瞬だが、すごい顔になっちゃうのであった(笑)2011/11/24(木) 22:21:342011/11/24(木) 22:21:34
ARCHITANZ 2011 は、音楽、照明などに関しては少し落ちるなぁと思うところもあったけれど、なかなか見応えのある舞台でした。 後方やサイドはともかく、前方センターにもポツポツ空席があって、チケットどういう風に売ってるんだろうというのが気になったり。もったいない。2011/11/24(木) 22:33:012011/11/24(木) 22:33:01
首藤康之さんの腰から足のラインって唯一無二のものだと思っているのだけれど、今日見た小尻健太さんの肩から腕のラインも同じような唯一無二の感じがした。 小尻さん、ギエムの 6000 miles away に出てるのに、日本のギエムツアーへの参加はなかったんだよね。なんと残念な。2011/11/24(木) 22:59:582011/11/24(木) 22:59:58
ウヴェ・ショルツの「ラフマニノフ ピアノコンチェルト第3番」は音をもの凄く細かく拾う振付で、そういうところはとても好みだった。サイドバイサイドで連続のザンレールを音ピッタリでやられたのには参りました。 ただ、それだけに、ちょっとでも音に遅れると明確にわかるという残酷さも。2011/11/25(金) 00:44:022011/11/25(金) 00:44:02
「トキ」での能楽師の津村禮次郎さんの衣装は、一見地味な黒の着物にグレーの袴。 しかし、着物にはうっすらと金粉がまいてあったり、襟や袖に見えるのはたぶん松葉の柄、帯も紺地に金の模様、と細部にちらりとだけ豪華なものが見え隠れ。 扇子はススキ柄でした。2011/11/25(金) 01:05:322011/11/25(金) 01:05:32
【ARCHITANZ 2011@メルパルクホール その3】 日本にも、こんなに踊れるダンサーがたくさんいるんだなーと改めて思った。でも残念ながら、大半のダンサーの名前が私にはわからず…。カテコでは名札を付けてもらいたいw ラフマニノフ第1楽章でPdDを踊った男性は誰だろう。2011/11/25(金) 01:21:092011/11/25(金) 01:21:09
公式リツした、カーテンコールで名札つける案、大賛成! パンフレット見ても、髪型違うし、顔も雰囲気次第だし、なかなか誰だかわからない。 小尻さんも、夏のガラで見て「タマの大きい人」ってつぶやいたら、フォロワーさんが名前を教えてくださって、それが昨晩の公演に繋がっていったのだった。2011/11/25(金) 01:30:142011/11/25(金) 01:30:14
いかん、「タマの大きい人」って、誤解を招く表現だ(笑) 「タマ」という作品を踊っていた二人のうち大きい方の人という意味です。 あれ? 誤解と言い切ると、小尻さんのタマが大きくないという意味になって、それもまずいのか、うーん……2011/11/25(金) 01:37:512011/11/25(金) 01:37:51
ARCHITANZ 2011 の観客層は、出演者周りの人が多かったんじゃないかなと、ちょっと思った。 前方センターだったんだけど、隣の方は寝てたし、反対側の方は花束持参で前半は暇そう、「ラフマニノフ」で群舞のどなたかを注視している気配だった。2011/11/25(金) 01:47:082011/11/25(金) 01:47:08
あ、さっきの ARCHITANZ 2011 の観客層の話、それがいけないと言いたいわけじゃないのです。 もっと一般のバレエファンがたくさん見に来ても、十分満足出来るレベルの公演だったと思うのに、そこまでチケットが売れたわけではなかったのだろうなと。空席が結構あったのが勿体ない。2011/11/25(金) 01:56:132011/11/25(金) 01:56:13