2012.01.10
寿曽我対面/於染久松色読販
平成中村座
平成中村座
歌舞伎
平成中村座、夜の部は「寿曽我対面」と「於染久松色読販」であわせて四時間。 曽我対面は、十分もあれば終わりそうな筋を50分かけて。まさに様式美というところか。 曽我兄弟は、兄に勘三郎、弟に橋之助。勘三郎さんのカワイイところが見られなくて残念だったが、橋之助さんの荒事が結構よかった。2012/1/10(火) 22:52:592012/1/10(火) 22:52:59
「於染久松色読販」は、通称「お染の七役」。 七之助が、早替わりにつぐ早替わりで七役を。 見せ場の、傘とむしろを使った一瞬での交替以外にも、十秒を切るようなところや、花道ではけてから下手に出るまで二十秒ぐらいと、とにかく早い。2012/1/10(火) 23:02:232012/1/10(火) 23:02:23
「お染の七役」の大詰は、早替わりが何度も入り、最後は傘を使った立ち回りと、盛り上がります。 一つだけ贅沢を言うとしたら、せっかく平成中村座なのだから、三月の昼の部にやって、隅田川の桜を借景で見てみたかったかも。 群舞の人達が着てた、中村屋格子の浴衣(?)、ちょっと欲しいかも。2012/1/10(火) 23:06:482012/1/10(火) 23:06:48
七之助は、娘役は順当に。竹川の立姿なども凛としてよかった。 久松は、すこしなよなよという感じで、お六の方が男っぽかったり(笑) 土手のお六もよかったが、悪女のあだっぽさみたいなものは、もう一息か。 病鉢巻のお光の狂乱の美しさは意外だったかも。白痴美的なところがあるのだな。2012/1/10(火) 23:22:112012/1/10(火) 23:22:11
大詰の目立つ役に若い子が出てたので、誰なんだろうと思ったら、時蔵さまの次男坊の萬太郎くんでした。 あ、贔屓の山左衛門さんが序幕でエロオヤジの鈴木弥忠太をやっていて、たっぷり見られて良かった。 うっかり男同士でキスしちゃって、わざわざ懐紙を取り出して口を拭いてたり(笑)2012/1/10(火) 23:28:372012/1/10(火) 23:28:37