2012.01.11
1月昼の部
平成中村座
平成中村座
歌舞伎
平成中村座昼の部最初は「義経千本桜」の「鳥居前」なのだが、狐忠信に獅童、静と義経は梅枝・萬太郎兄弟、弁慶が亀蔵という配役。どう考えても陣容が薄いよな。さらに全員が初役。 今月はあちこちで歌舞伎をやっている上に、勘太郎が挨拶回りで出られないという事で、こうなっちゃったのか。2012/1/11(水) 11:55:382012/1/11(水) 11:55:38
昼の部ふたつめは「身替座禅」。 勘三郎丈の山蔭右京は、まさに鉄板。ほんと、このおっちゃん、かわゆーてかわゆーて、どうしてやろう、というような。 筋書で「こういうものは笑わせようなんて思ったらダメ」とおっしゃってるが、そうなんだよな。役柄の愛嬌を自然にだすという芸の力。2012/1/11(水) 13:11:452012/1/11(水) 13:11:45
「身替座禅」の奥方は彌十郎さん。体格差といい、迫力といい、よい取り合わせ。嫉妬深いけど一途で、嫌な女にはならないところもいい。 白塗りの顔で思ったのだけど、古田新太と顔立ちがちょっと似てるような。 太郎冠者は獅童くん。初役だそうだけど、こういう愛嬌のある小者は似合うなぁ。2012/1/11(水) 13:16:482012/1/11(水) 13:16:48
昼の部最後は「雪暮夜入谷畦道」。 直次郎の橋之助、昨日の喜兵衛もそうだったが、ちょい悪の色男メイクをすると、まさに役者絵から抜け出たよう。 ここで一句 「金玉に火鉢をあてても色男」 失礼しました。 歌舞伎の型と、現代劇的な細かい演技のバランスも好み。2012/1/11(水) 14:48:092012/1/11(水) 14:48:09
今日の平成中村座、キャストの陣容が薄かったようなと思ったのだが、そのぶんチケット代も安いのか。 松席の値段で比較すると、ゲストが仁左衛門孝太郎の11月が14700円、扇雀菊之助の12月が14000円、獅童がゲストで勘太郎が出ない1月は12000円。 なるほど、と思うべきなのかな。2012/1/11(水) 22:57:552012/1/11(水) 22:57:55