2012.02.04
白鳥の湖
ボリショイバレエ
東京文化会館
バレエ
ボリショイ「白鳥の湖」@東京文化会館。 実は、開幕前はちょっと心配していたのだ。あの、熱い男どものスパルタクスを見た後で、白鳥で満足出来るのかな、と。 いや、もちろん杞憂でしたとも。 荒くれだった男どもが、すっかり貴公子ぜんとした佇まいで。そして、女性陣もさすが。2012/2/4(土) 15:19:072012/2/4(土) 15:19:07
「白鳥の湖」大満足でした。 ワシリーエフのスパルタクスは、あまり語らずにしまっておきたい感じの感動だったのですが、今日の白鳥は饒舌になる感動。 というわけで、しばらく連続ツイートになっちゃうと思います。2012/2/4(土) 16:46:382012/2/4(土) 16:46:38
「白鳥の湖」のアレクサンドロワは凄いなぁ。先日のセクシーオーラ全開の峰不二子ちゃんと同一人物とはとてもとても。 手の使い方が超絶に上手い。ハッとするシーンが何度も。 そして、鳥の表現がいいのだ。例えば、鳥に近づいていった時、ある瞬間に突然飛び立つ、その感じ。2012/2/4(土) 16:48:082012/2/4(土) 16:48:08
グリゴローヴィッチ版の「白鳥の湖」は初めて見たのだが、とても気に入ってしまった。演劇的な感性の方なのかな。 四幕構成のこともある作品を、二幕で、しかも暗転なしに作ってあるのには驚き。装置と照明が秀逸で、ワンセットと幕を使い分ける事で、途切れなく場面転換を行う。2012/2/4(土) 16:55:302012/2/4(土) 16:55:30
「白鳥の湖」の後半の各国の踊りを王女達と結びつけたのもいい。ディベルティスマンではなくて、ストーリーとして存在出来るし、オディールと黒鳥たちの現れ方も自然になる。 面白かったのが女王様。王女達と顔が合う時は笑顔だが、踊りを見ている時の顔には、嫁を品定めする姑の怖さを感じた(笑)2012/2/4(土) 16:59:352012/2/4(土) 16:59:35
アレクサンドロワの黒鳥は、体を直線的に使って、男性的な雰囲気。 32回転を、定規で引いた様に真っ直ぐ移動して決めたのにも感服したが、何より表情にノックアウトされた。王子に見えてない時に悪い顔をするんですよ、人を見下す妖艶な顔。 演劇的な演出に応える女優っぷりでした。2012/2/4(土) 17:05:582012/2/4(土) 17:05:58
グリゴローヴィッチ版のロットバルトは、腐男子脳の自分には、王子を手に入れたくて仕方ない悪魔にしか見えなかった(笑) オディールが男性的な雰囲気で、登場時に二人で同じ振付を踊るのもあって、ロットバルトが女性形の分身を作って、王子を誘惑したのかなと。2012/2/4(土) 17:18:462012/2/4(土) 17:18:46
「白鳥の湖」の王子は、自分にとっては、基本的に添え物(笑) スクヴォルツォフは、一幕で白鳥が倒れ込むところの支え方がすごく滑らかで良かったが、二幕では回転のサポートでヒヤヒヤさせられたので、プラマイゼロ。 いつも思うのだが、顔が好みなら誰でもいいのかと、王子をどやしたくなる。2012/2/4(土) 21:14:142012/2/4(土) 21:14:14
アレクサンドロワの白鳥は、鳥類独特の骨が中空のイメージ。 重量に比べて空気抵抗が大きく、倒れる時も加速せずに等速で倒れていく。 腕の使い方も、細かく打ち振るというより、猛禽類のゆったりとした羽ばたきに近い。 オーソドックスな白鳥とは少し違うと思うが、人外好きとしては満足の表現。2012/2/4(土) 21:22:452012/2/4(土) 21:22:45
今日のアレクサンドロワ、当然何度もレベランスしたのだが、これが凄かったのだ。多分、全て違った形で、どれも素晴らしく美しい。 白鳥の時は鳥っぽく、黒鳥の時は悪女の笑み、カーテンコールでは、手を取りキスをする王子の額にキスを与えて、もう一つのエピローグのようであったり。2012/2/4(土) 21:39:372012/2/4(土) 21:39:37
スパルタクスと白鳥ですっかりアレクサンドロワのファンになってしまって絶賛していますが、今日の白鳥は、王子に対する愛はあまり感じなかったので、人によっては致命的だと思うかも。 なぜか、ロットバルトの道具として使われる運命を悟りながらも受け容れているように思えたのだ。2012/2/4(土) 21:56:332012/2/4(土) 21:56:33