2012.02.21
アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Bプロ
ゆうぽうと
バレエ
「アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト Bプロ」幕間。 「椿姫」のラストで、携帯鳴らした大馬鹿もの、万死に値するぞ。 前方席だったと思うのだが、こういう人は、特定して会員チケットを二度と売らないぐらいの処罰にして欲しい。2012/2/21(火) 19:41:132012/2/21(火) 19:41:13
「椿姫」は素晴らしかった。 本来の年齢的には逆なんじゃないかと思うのだが、踊り出す前、登場した時から、ちゃんと若者とおばさんだった。おばさんというと言葉が悪い感じだが、精神的な老成が姿にきちんとあらわれている。 とにかく、最初から最後まで、眼福の一言。2012/2/21(火) 20:28:232012/2/21(火) 20:28:23
「椿姫」のリアブコ、一演目だけの出演だが、凄かった~。 逆説的だが、見ている間に、一度も、「上手だな」と思わないのだ。 どんな高度な事をやっていても、技術面に目が行かない。動きやポーズの美しさと、表現される感情だけを受け取る事が出来る。 ちょっと涙が出てしまった。2012/2/21(火) 20:36:132012/2/21(火) 20:36:13
「ザ・レッスン」は、結構凝ったセット。 最初はどういう設定なのか不思議だが、最後に全部判明する、良くできたショートストーリー。 コジョカルとコボーが、教師と生徒で、息が合わない踊りをやって見せる。盤石のパートナーシップがあるからこそ、ハラハラするようなタイミングが出来るのかも。2012/2/21(火) 20:43:262012/2/21(火) 20:43:26
「コジョカル・ドリーム・プロジェクト」のBプロは、大満足。 ガラ公演で、ここまで楽しんだのも久しぶりというか、頭から尻尾まであんこの詰まった鯛焼きのような。 いやはや、とにかく幸せな時間でした。 明日、明後日と、あと二回公演がありますので、お時間のある方には、是非オススメ。2012/2/21(火) 21:21:462012/2/21(火) 21:21:46
「ドンキホーテ」のディベルティスマンは、八人が入れ替わり立ち替わりあらわれては、得意技を決めまくりで、息もつかせぬ展開。 その中でも、コジョカルのバランスは、もはや笑う他ないというぐらい止まり続ける。それを信頼して、コボーが、完全に目を離してゆっくりと後ろにまわるのにもシビれる。2012/2/21(火) 21:39:102012/2/21(火) 21:39:10
今日のコジョカルBプロは、プログラムの組み方も抜群にうまかった。 全員参加の「ラリナワルツ」ではじまる一幕では各人の個性にあった演目でダンサーのファンになってしまう。 よく出来た短編小説を読んだような二幕、そして、とにかく楽しくて圧倒される三幕で、大満足して家路に着くという。2012/2/21(火) 21:51:572012/2/21(火) 21:51:57
コジョカルの連れてきた男性四人は個性様々で良かったなぁ。 マックレーはキレのある踊りにやんちゃっぽい雰囲気、そして演技力。 ムンタギロフはくるみ割りの衣装がすごく似合う。高貴に着こなせるのは才能。 ポルーニンはダイナミック。なんというのか、軸を完全に倒した一回半のジャンプは神業。2012/2/21(火) 22:05:242012/2/21(火) 22:05:24
コボーは年齢的にはオッサンではないかと思うのだが、「ザ・レッスン」では、はじめて家庭教師をする大学生のような若々しさ。そして、最後は憔悴して老人のような顔になるという演技力。 コジョカルと踊ってると、見ているこっちも幸せになっちゃうのだよなぁ。 「レ・リュタン」の振付もよかった。2012/2/21(火) 22:09:542012/2/21(火) 22:09:54
コジョカルは、技術も筋力も体力も柔軟性もある。トゥでのバランスは全然揺れずに止まり続けるし、イタリアンフェッテでも長いキープ。回転は高速だし、移動のトレースはまっすぐ、ジャンプも大きさがある。リフトのポジションも美しい。 なのだけれど、彼女の真髄はそこではないような気がするのだ。2012/2/22(水) 01:36:122012/2/22(水) 01:36:12
自分がコジョカルの踊りを好きだなぁと思う一番の理由は、その表現なんだと思う。 ドンキに比べると、ローズアダージョでのキープは短かった。それは、技術を見せつけるよりも、踊りの中での調和を考えた選択なのだろう。 キトリは技を自慢するけど、オーロラ姫はやらないというキャラクターの解釈。2012/2/22(水) 01:50:192012/2/22(水) 01:50:19
そういう意味で、コジョカルの「椿姫」のパドドゥは、本領発揮という感じだった。 技術と身体能力の高さに加えて、リアブコの万全のサポート、その上に表現力があるので、よく見る演目なのに、こんなにも繊細な振付けだったのかと思うシーンが何度も。2012/2/22(水) 02:05:352012/2/22(水) 02:05:35
あ、思い出した。「ザ・レッスン」を見ている時に、コボーとコジョカルで「アラベスク」やって欲しいなと思ったりしたのだった(笑) あの二人だったら、ミロノフ先生とノンナが出来ると思います!2012/2/22(水) 02:23:342012/2/22(水) 02:23:34