2012.04.21
平山素子トリプルビル
新国立劇場中劇場
バレエ
平山素子トリプルビル@新国立中劇場。 前半は新作の「Ag+G」と「Butterfly」、後半は「兵士の物語」。 チラシとポスターのビジュアルがとにかく好み。合成じゃなくて一発撮りと言うのが凄いよなぁ。 http://t.co/OQWinx992012/4/21(土) 17:57:562012/4/21(土) 17:57:56
平山さんのアフタートーク、面白かった。 中でも、新作の振付の時に、バレエの用語を使わずに、「きゅー、ぐるぐる、ぱー」みたいに説明したという話。なるほどな~と感心。バレエ用語で説明すると、そのパの形に固定されちゃうんだよね、きっと。 最後は時間切れで用語使っちゃったそうですが。2012/4/21(土) 18:07:332012/4/21(土) 18:07:33
平山素子トリプルビル。 「Ag+G」は、銀とグレーで、背中にひれのようなものがついた衣装。 ストーリーがあるわけではない抽象作品なのだが、黄金期を過ぎ滅びへ向かう恐竜の銀の時代、陸へと進化する魚の群れの中に取り残された一匹、そんなものをイメージさせる作品でした。2012/4/21(土) 22:11:252012/4/21(土) 22:11:25
「Ag+G」 面白かったが、なんとなく振りが体に入りきってないような。特に男性陣に、振付を思い出しながら踊ってるような印象のところが。 10人で踊るところが、男女五組が同じように踊るだけなのは、もったいない気が。 チラシのビジュアルのようなシーンを期待したのだが。2012/4/21(土) 22:14:222012/4/21(土) 22:14:22
「Butterfly」は、2005年の平山素子と中川賢の作品。 20分のデュエットで体力的にかなりきつそうだと思ったが、アフタートークで平山さんが、精神的にも強靭さが要求される踊りだと。昔の公演では、トラブルで中止にならないかと願ったり、踊り終わったら楽屋で倒れてたりという話を。2012/4/21(土) 22:20:462012/4/21(土) 22:20:46
今日の「Butterfly」は、本島美和と奥村康祐。 動きのよさと同時に、一瞬のポーズの美しさが要求される振付。 なかなかよかったが、オリジナルの二人も見てみたかった。というか、いろいろな組み合わせを見たくなる作品。 リフトでの長い静止が二度あるが、そこの迫力はもう一息か。2012/4/21(土) 22:30:152012/4/21(土) 22:30:15
「兵士の物語」は、一昨年の再演をいろいろ改訂してあるとのこと。 自分はウィル・タケット版、串田和美版につづいて、三度目で話がわかっていたが、初見ではストーリーはわかりにくかったかも。 ストラヴィンスキーの音楽、カウントを取ると脳みそが沸騰しちゃうけど、入ると気持ちいいそうだ。2012/4/21(土) 22:46:372012/4/21(土) 22:46:37
「兵士の物語」 兵士の福田圭吾は、だまされやすそうな素朴な感じでよし。悪魔の山本隆之、最後のソロは改訂で付け加えたものだそう、迫力あり。 プリンセスは厚地康雄。シャラポワのイメージのメイクなんだって。一番でかいのに、姫でした。あ、でも、スカートの裾を直すところは色気ゼロ。2012/4/21(土) 22:50:132012/4/21(土) 22:50:13
「兵士の物語」は、三種類見てるのだが、どれも、なんとなく散漫な感じを受ける。自分とはいまいち相性がよくない作品なのかな。 今日もパーツはよかったのに、全体に惹き込まれるという感じにはならなかった。なんでなんだろうと自問したり。2012/4/21(土) 23:14:342012/4/21(土) 23:14:34
「兵士の物語」の小道具、バイオリンと本が、同じ花柄のベルベットのような布張りで素敵。 惜しむらくは、本が薄い。分厚い本の方がイメージなんだけど、小道具として取り回しにくくなるからかな。 バイオリン再登場時は木でしたが、細工を考えれば無理からぬところか。見事な細工に驚かされた。2012/4/21(土) 23:37:542012/4/21(土) 23:37:54
終末というのには、いろんなイメージがあるだろうけれど、人類の滅びに関しては新井素子の「チグリスとユーフラテス」が出てきてしまう自分。 今日、「Ag+G」を見ながら、ふと思い出したりしたのだった。 あれ? 平山さんと新井さんって、どちらも素子か。2012/4/21(土) 23:54:472012/4/21(土) 23:54:47