2012.05.10
五月夜の部
平成中村座
平成中村座
歌舞伎
平成中村座、五月の夜の部は「毛抜」から。 橋之助さん、ここ数年で恰幅がよくなった感じだが、おかげで荒事がハマります。 若衆と腰元に言い寄って、二度とも振られるというシーンがあるのだが、なんともったいない事を。 乗馬を教えてやろうと、エロ事に持ち込まれるのを断るなんて!2012/5/10(木) 21:21:132012/5/10(木) 21:21:13
それにしても、現代からみても見習うべきことは多いな。 若衆と腰元の両方に言い寄る、なんてのが普通に行われて、誰も変に思わないとことか、言い寄られた方も立場の強弱にとらわれずにキッパリ断るとことか、断られた方もねにもたないとことか。2012/5/10(木) 21:21:582012/5/10(木) 21:21:58
新勘九郎の「志賀山三番叟」には、勘三郎と小山三の口上が。 小山三さん、数えで九十三になられるそうで。昭和三十五年の雑誌に、年季の入った女形と書かれていたとか。それから五十年以上経ってるんだから凄いよな。2012/5/10(木) 21:22:102012/5/10(木) 21:22:10
「髪結新三」の大家さんが、なんと橋之助。登場シーンは、メガネのおじいさんで誰だかわからなかったという。 しかし、見事な爺さんっぷりでした。こういう役柄はじめて観たのだけれど、似合うなぁ。 そして、勘三郎さんを翻弄しまくるのは、いつも通り(笑) 鉄板のコンビですな。2012/5/10(木) 21:22:272012/5/10(木) 21:22:27
「髪結新三」は、勘三郎はもちろん、彌十郎、橋之助とはまり役で楽しかった。 新三の小悪党感を出すには、相手役の貫禄と言うのも重要だよね。組合せの妙というか、いい舞台でした。 勘太郎、新三の子分役なのだが、イキイキとしてて良い。そのうち新三をやるようになるのかな。2012/5/10(木) 21:49:272012/5/10(木) 21:49:27
昨日からモヤモヤと新勘九郎について考えてたり。 嫌いじゃないというか、結構応援してるんだけど、あまり満足出来ない事もあるんだよね。 昨日の髪結新三みたいな、若い役、子分役なんかはバッチリなんだけど、主役級での迫力がいまひとつ。 三番叟も、踊りの技量があるのに引き込まれない感じが。2012/5/11(金) 18:26:112012/5/11(金) 18:26:11
新勘九郎は真面目すぎるのかなとも思ったり。ハッタリがきかないというか。 役柄が完全に入っているものは良いのだが、そうでないものをやる時に、手探り感のようなものが見えてしまうのかも。 そこは、出来てなくても、出来てるかのように騙して欲しい部分なんだけどね。2012/5/11(金) 18:30:502012/5/11(金) 18:30:50
想像だけど、兄弟とはいえ、性格って隋分違うのかなと思ったり。 七之助は、そういう度胸というか、ハッタリには不自由しないような気がする。 どんな装束でも、一瞬で、私は絶世の美女よ、文句があったらベルサイユへいらっしゃいぐらいの気迫が出てきそう。 法界坊での黒子姿は妖艶だったなぁ。2012/5/11(金) 18:37:252012/5/11(金) 18:37:25
新勘九郎みたいなタイプは、コツコツ積み重ねて、一つ一つ役柄をものにしていかなくてはならないのかな。 その分、一度自分のものになれば、きちんとはまるんだろうが。 父を意識して、愛嬌を出そうと頑張るとこなんかも、無理しなくていいのにと思ったり。 なんか、親戚のおじさんの気分(笑)2012/5/11(金) 18:45:112012/5/11(金) 18:45:11