2012.07.05
天日坊
コクーン歌舞伎
シアターコクーン
歌舞伎
「天日坊」@シアターコクーン。 なるほど、串田さん、そうきましたか。 今までのコクーン歌舞伎とは、また一つ違った形になっていたような。 最初の方は、そこに慣れなくて、しばらく入りこめなかったのだけど、終盤はどっぷりと浸ってしまった。2012/7/5(木) 21:49:552012/7/5(木) 21:49:55
「天日坊」の主役は勘九郎。 身体能力は高いし、芸熱心だが、歌舞伎役者としての絶対的な迫力にはまだ欠ける所があると自分は思っているのだ。 クドカンの脚本も串田さんの演出も、そこを上手く使ってきたなぁと。何物にもなりきれない存在としての天日坊が、とてもキャラクターとしてはまっていた。2012/7/5(木) 22:07:022012/7/5(木) 22:07:02
「天日坊」は、なんと言っても白井晃さん。 大詰での大迫力と、その裏の感情の細かさ、さすがでした。 歌舞伎のお約束で◯◯実は××という役なのだが、眼差しに両方の感情があらわれるんだよね。 串田さん、歌舞伎側が若手メインだったので、白井さんをいれてしめてきたのかな。2012/7/5(木) 22:41:302012/7/5(木) 22:41:30
七之助は、結構お気に入りなのだが、今日の「天日坊」でも良かった。 女白波のあくどい表情も色っぽければ、数シーンだけある武家の娘としての表情もよし。 今日は声の良さも目立ったような。とても通る声で、大詰で、唯一人、白井さんのど迫力に対抗しきった声だったような。2012/7/5(木) 23:03:552012/7/5(木) 23:03:55
獅童くんは、結構応援してるんだけど、結構微妙な事も多いんだよね。 今日は喉の調子が悪かったのかもしれないけど、ここ一番という所で、ちょっと声が足りなくて残念。 役柄的に悪役の大きさが欲しいんだけど、まだ難しいのかなぁ。 七之助の従者のふりをする所がバッチリはまってた(笑)2012/7/5(木) 23:07:012012/7/5(木) 23:07:01
「天日坊」は、平場の下手通路横という席。下手通路を何度も使うので、獅童くんが真横で止まってセリフ言ったり、大詰に入るところでは、衣装の裾が自分の足の上を通っていったり。 ちょっと手をずらして触ってみたくなる衝動と戦ってしまったw2012/7/6(金) 01:27:052012/7/6(金) 01:27:05
「天日坊」では、勘九郎だけが通常の形状の刀ではなくて、まっすぐで細身両刃の剣だった。なぜなんだろう。 最後の部分、勘九郎の身体能力と舞のセンスを生かした殺陣でよかった。もしかして、あそこの刀さばき、片刃で反りのある刀ではできない振付かもと思ったり。2012/7/6(金) 01:31:342012/7/6(金) 01:31:34
「天日坊」では、光義の萬次郎はいかにも歌舞伎の存在感。巳之助と新悟のバカップルもよかった。 そして、白井さんの手下、誰かと思えば近藤公園くんじゃないですか! 若くて細い役のイメージがあったので、今日の姿はなかなか意外だったのだが、なかなかでした。2012/7/6(金) 01:44:132012/7/6(金) 01:44:13
「天日坊」は面白かったが、歌舞伎かと言われると難しいかなとも。 キャスト全員を現代劇の役者さんに替えても成立しそうな気がするのだ。 そういう意味では、勘九郎と獅童が現代劇に近しいことが、プラスにだけ働いたわけではないような。 一番若い七之助が一番歌舞伎の文脈だったかも。2012/7/10(火) 19:29:342012/7/10(火) 19:29:34
「天日坊」 さっきのツイート。何をもって、歌舞伎かそうじゃないかと言うのか、というのはよくわからなくて、ぼんやりとした印象。 歌舞伎役者がやれば、それは歌舞伎なんだ、とも言われるわけで。 確かに、桜姫の現代版なんかだと、勘三郎さんが出てるだけで歌舞伎だなぁと思ったりするのだが。2012/7/10(火) 19:43:102012/7/10(火) 19:43:10