2012.07.15
温室
新国立劇場小劇場
演劇
これから、新国立劇場の「温室」へ。 朝からさんざん電話をかけた先に、別件で向かうという、なんとなく不条理な感じ。 窓口販売なしの電話予約のみだから仕方がない。 「温室」は高橋一生くんも楽しみだが、マジレッドこと橋本淳くんも出ているのだった。2012/7/15(日) 12:29:562012/7/15(日) 12:29:56
「温室」はセンターステージで、前後に客席、舞台のサイドは鏡張り。 セットは、黒い舞台に道具類は全て赤で足下にかけて黒のグラデーション。そして、延々と回り続ける回り舞台、天井には巨大な円環。 妙に昨日の「ルドルフ」と共通点を感じたり。2012/7/15(日) 15:05:272012/7/15(日) 15:05:27
「温室」はクリスマスの一日の話。 なんで12月にやらないのかな、と思ったのだが、終わってみて納得。クリスマスシーズンにこれやっちゃダメだよね(笑) しかしまぁ、わけのわからない話でした。あらすじとかオチとかを説明しても、何一つ伝わらなさそうな作品。これもまた、舞台ならでは。2012/7/15(日) 15:16:322012/7/15(日) 15:16:32
「温室」の主役は高橋一生くん。もう、気持ち悪いのなんのって(褒めてます)。今まで、感受性豊かで繊細な青年役でしか見たことなかったのだが、そこからほんの少しの表情の変化でこんな役になっちゃうんだ~と感心。 橋本淳くんもなかなか。後半の出ずっぱりはキツイだろうなぁ。よく頑張った!2012/7/15(日) 15:21:542012/7/15(日) 15:21:54
「温室」の所長は段田安則さん。順当ではあるのだが、想像を超えてくるところはなかった。紅一点の小島聖さんも同様かな。シーンごとには雰囲気があるけれど、そこまでというか。 どのキャラクターも正体不明なので、なかなか役作りというところで難しいのか、演出家の意向なのか。2012/7/15(日) 16:53:482012/7/15(日) 16:53:48
「温室」は、ハロルド・ピンターの戯曲を読んでみたくなったり。 どこまでが戯曲に指定されていて、どこからが演出家の貢献なのかなと。 台詞だけだと、どのようにでも作り変えられる作品に見えるんだよね。何が本当で何が嘘か全然わからないので、そこの取捨選択も演出家によるのかな?2012/7/15(日) 17:32:142012/7/15(日) 17:32:14
「温室」 ちょっとネタバレ。 回り舞台になっていて、速度が速くなったり遅くなったりしながら、ずっと回り続けるのだが、最初と最後は止まっている。 そして、一番最後は逆回りに動きはじめて終わるのだった。 その回転にどういう意味を読み取るかは人それぞれかな。2012/7/15(日) 20:54:462012/7/15(日) 20:54:46