2012.07.29
スリル・ミー
天王洲銀河劇場
ミュージカル
「スリル・ミー」は、もう少し、語調を普通の男性に近づけた上で、さらに役者や演出の自由度あげたらいいんじゃないかなと思ったり。 「W」を見てるせいからかもしれないが、橋本さとしの「私」とか面白いんじゃないかと思う。だとすると「彼」は井上芳雄?2012/7/29(日) 18:00:452012/7/29(日) 18:00:45
この違和感、他の人は感じてないのかな。 BLを三次元でやる、という違和感とは違う。タクミくんやフジミを映画にする、と聞いても、イヤ~やめて~(笑)とは思うのだけれど、こういう気持ち悪さは感じない。 ファンタジーのルールをリアル系の話に持ち込んで欲しくない、ということなのかも。2012/7/29(日) 18:01:172012/7/29(日) 18:01:17
とかなんとか言ってはみたけれど、要するに、男女関係を敷衍したような攻受固定のカップルをまな板の上に載せて提供されても、自分は萌えないんだよ、というだけの事なのかもしれないんだけど。 お仕着せのBLよりも、ブロマンス、という嗜好なので。2012/7/29(日) 18:02:452012/7/29(日) 18:02:45
「スリル・ミー」の「私」を、BLの受っぽく役作りする事の問題点の一つは、年をとったあとのシーンや、ラストの展開とキャラクターの統一性をとるのが難しいこと。 今日の松下くんも、そこはかなり辛かったかな。若い頃と年寄でキャラクターが別人。2012/7/29(日) 18:07:052012/7/29(日) 18:07:05
というわけで、「スリル・ミー」日本版については、悪くはないんだけど、BLクラスタ以外に薦めるものでもないなぁと思っていたのだが、今日の千秋楽の田代万里生/新納慎也ペアをみて、前言をすべて翻す気になってしまった。 いや、長い長い前振りですみません。2012/7/29(日) 18:45:182012/7/29(日) 18:45:18
「スリル・ミー」千秋楽は、田代万里生/新納慎也組。 春に見たときはいろいろと思うところもあったのだけど、今日は田代くんの「私」の解釈が素晴らしく、自分の中に作品全体がきちんと落ちてきた。 19歳と53歳を演じ分け、かなり複雑な役柄なのだが、首尾一貫している。いやー、まいりました。2012/7/29(日) 18:57:042012/7/29(日) 18:57:04
「スリル・ミー」の田代くん、当然、歌に関しては一つ抜け出してるわけだけど、今日は演技がそれをさらに上回っていた。 19歳での女っぽい言葉遣いと53歳での落ち着いた話し言葉が、「私」という役を通してシームレスに繋がっていくんだよね。 なにより19歳の二つの側面に抜群の説得力がある。2012/7/29(日) 19:13:422012/7/29(日) 19:13:42
春に見た「スリル・ミー」の田代くんは、声や姿の使い分けで19歳と53歳を強引に演じ分けてたと思うんだけど、今回は内面の変化が自然に外側に出るような演技。 さすがに53歳には見えないが、舞台がスライドして戻ってくるところ、10秒間で15年が経過するようで震えた。2012/7/29(日) 19:20:162012/7/29(日) 19:20:16