2012.08.11
世界バレエフェスティバルBプロ
東京文化会館
バレエ
世界バレエフェスティバルBプロ@東京文化会館。 Aプロよりかなり充実してたような。いやー、満足満足。 18演目見ると、自分の好みを再認識する。アブストラクトよりも物語バレエ、パリオペよりロシア、それよりイギリス、ドイツ。 そんなバイアスがかかっている感想を連打しちゃいます。2012/8/11(土) 19:58:482012/8/11(土) 19:58:48
開幕はセミオノワとフォーゲルの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」。 この演目だとしょうがないのかもしれないが、難度を正確に決める新体操、のような印象も。 二つ目はシャルキナ、シャコンでベジャールの「パルジファル」。自分の好みのラインと言うわけではないが悪くない。2012/8/11(土) 20:03:432012/8/11(土) 20:03:43
上野、ゴールディングの「タイス」は、開催国枠。上野さんのこの手の抒情的表現って、いまひとつだと思うのだが、何故これを選ぶかな。 ラドメーカーの「エフィ」はゲッケの作品。確かに「モペイ」と似た感じで、あまり趣味じゃない。かっこ悪さのカッコ良さ、みたいなものが出せるダンサーで見たい。2012/8/11(土) 20:09:012012/8/11(土) 20:09:01
と言うわけで、第一部は、個人的にいまひとつな感じで進んできたのだが、ラストの「ライモンダ」が圧巻。 ロホ様は、バレエってこんなに簡単なのかと錯覚するほど、何をやってもゆるぎない。 ずっとトゥで立ってるのに、踵つけて普通に歩いてるような安定感があるのだが、あれはどうなってるのだ。2012/8/11(土) 20:11:202012/8/11(土) 20:11:20
「ライモンダ」のロホ、フェッテはトリプル入りまくりなのに、まっすぐ正確に前に進む。一度だけ、少しずれたが平然とリカバリーしてまたトリプル。 最後のサポートつきのピルエットでは、お約束のマックレーが手を離しても回ってます、をやってくれました。 どれだけ回転軸がしっかりしてるんだと。2012/8/11(土) 20:15:022012/8/11(土) 20:15:02
「ライモンダ」のマックレーは相変わらずシャープでイイ。 今日は、ディナージャケット風の衣装で蝶ネクタイ。出てきた時は宝塚かと。 ハイウエストを絞った作りで、腰が物凄く細く見えるのだが、その衣装選択はロホに失礼じゃないのか? そんな事考える自分の方が失礼か、すみません。2012/8/11(土) 20:16:322012/8/11(土) 20:16:32
第二部の冒頭は、お気に入りのコジョカルとコボーで「ロミオとジュリエット」からバルコニーを。 これはまさにお家芸ですな。 バルコニーから駆け降りるコジョカルを見るだけでドキドキしたり。 コボーはロミオという容姿じゃないのに(失礼)、踊ってる間はとてもロミオらしいのがさすが。2012/8/11(土) 20:19:252012/8/11(土) 20:19:25
「ロミオとジュリエット」のマクミランのリフトはかなりハードなはずなのだが、それをいとも簡単にやる。ここら辺は、長年組んだパートナーならではだなぁと。 なかでも女性のジャンプをキャッチしてのリフトで、キャッチの所で流れが全く止まらないのは初めて見たかも。2012/8/11(土) 20:22:472012/8/11(土) 20:22:47
ノヴィコワとサラファーノフの「ウィズアウト・ワーズ」は印象が薄かった。 「椿姫」のルテステュ、こんなにおばさん風だったっけと思ったが、カーテンコールでは若い。演技力ですね。オドロキ。 ビュリョンは、たぶん初見。中盤の片手リフトだけはもう一息だが、ほかのサポートはなかなかで良い。2012/8/11(土) 20:28:082012/8/11(土) 20:28:08
第二部の最後は、オブラスツォーワとガニオと東京バレエ団の「ラ・シルフィード」。 すみません、ウトウトしちゃいました。ちょうど二時間ぐらいたって集中力が切れてくる頃なのかな。と、自己弁護をしてみたり。2012/8/11(土) 20:32:142012/8/11(土) 20:32:14
第三部は「マーラー交響曲第5番」より"アダージェット"で開幕。 ノイマイヤーの振付はやっぱり好み。 女性のブシェがとてもいい。派手ではないけど、常に線が美しく端整な踊り。振付を過不足なく踊っているような。Aプロもよかったし、ファンに。 男性のボァディンも悪くないが、衣装はどうよ。2012/8/11(土) 20:34:532012/8/11(土) 20:34:53
「シェエラザード」は、セミオノワとゼレンスキーが、ビッチと変態で、とても楽しかった。 ゼレンスキー、まだまだジャンプもイケますし、ピルエットは美しい。Aプロのアリより絶対似合う役柄。おっさんが頑張ってて嬉しい限りです。 セミオノワは、今まで見た中で一番気に入ったかも。2012/8/11(土) 20:41:452012/8/11(土) 20:41:45
ジェローム・ロビンズの「アザー・ダンス」をデュポンとオファルトで。 綺麗だったなぁとは思ったが、なんとなく印象が薄い。前後の濃い演目に挟まれて、脳内でどっかに行ってしまったみたいな。2012/8/11(土) 20:45:212012/8/11(土) 20:45:21
オシポワとワシリーエフの「海賊」はさすが。ドヤ顔百連発的な(笑) ワッシーの滞空時間の長いジャンプに、ダブルアクセルの連発、お前は伊藤みどりか、と言うような(笑) あ、前向き着地だから二回転半ではなくて二回転か。 ガラではやっぱりこういうのを見せて欲しい。2012/8/11(土) 20:47:172012/8/11(土) 20:47:17
第四部はヴィシニョーワとマラーホフの「ル・パルク」から。 ヴィシニョーワが美しい。マラーホフは役目は果たしていたが、いまひとつ生気に乏しい感じが。 ところで、えーと、あの衣装はマラーホフのお腹が見えないようにでしょうか…。2012/8/11(土) 20:50:332012/8/11(土) 20:50:33
ザハロワとメルクーリエフの「コール・ペルドゥート」。 今回、幾つかナチョ・ドゥアト作品があったが、今のところこれが好みかな。 ザハロワはもちろん良かったし、メルクーリエフがふと男を感じさせる所にドキッとしたり。 あ、でも、メルクーリエフはお腹周りが注意信号だった。2012/8/11(土) 21:01:442012/8/11(土) 21:01:44
ロパートキナとゴメスは「ジュエルズ」のダイヤモンド。集中力が切れてきてて、ロパ様背が高いなぁとか思いつつぼーっと見てしまった。バランシンとは相性があまり良くないのだ。2012/8/11(土) 21:06:282012/8/11(土) 21:06:28
ラストの一つ前はアイシュヴァルトとルグリの「オネーギン」。何度か見ているが、これは本当に至芸と言っていいと思う。 ルグリの年齢もあるし、あと何回見られるか、という演目なんだよね…。 Bプロ、もう一回行くべきかなぁと迷ってしまうよ。2012/8/11(土) 21:14:362012/8/11(土) 21:14:36
ラストの「ドン・キホーテ」はサレンコとシムキン。 シムキンはサポートが辛いことがあるが、一回り小さいサレンコとだと問題なし。片手リフトも長く上げてました。ジャンプや回転は凄いの一言。 サレンコは気合入りまくりのような。トリプル入れたり、長いバランスキープしたり、よく頑張った!2012/8/11(土) 21:20:142012/8/11(土) 21:20:14