2012.08.30
ロイヤルエレガンスの夕べ
鎌倉芸術館
バレエ
「ロイヤルエレガンスの夕べ」@鎌倉芸術館。 スティーブン・マックレーを筆頭に8人で600人のホールという、小規模公演だが、とても満足度が高かった! 一月のフジテレビ主催のと比べたら、コストパフォーマンスが倍はある感じ。 プロデューサーが元ロイヤルダンサーというのが効いてるのかも。2012/8/30(木) 21:20:422012/8/30(木) 21:20:42
「ロイヤルエレガンス」は、古典作品、お家芸のアシュトン、マクミラン、そして、最近の振付作品がバランスよく入った構成。 コンテンポラリーは短めのものが多く、長いものは評価が高く一般受けするものを選んでいたような。 観客個人の趣味によらず、長い時間退屈する事はないという、うまい構成。2012/8/30(木) 21:37:192012/8/30(木) 21:37:19
「ロイヤルエレガンス」は、8人の選択もうまかったなぁと。男女各4人、見かけの違う人々で、すぐに見分けがつくようになる。 さらに、それぞれのダンサーに見せ場があるので、8人全員の印象がきちんと記憶に残るのだ。 ダンサーのプロモーションとしてもよくできてた。絶対ファンが増えたはず。2012/8/31(金) 00:17:362012/8/31(金) 00:17:36
「ロイヤルエレガンス」は演目数も多く、どうも感想がまとまらないので、ダラダラ順不同に。 今回の8人で、前から認識してたのは、マックレーと、バーミンガムの佐久間&チーの三人だけ。残りのロイヤル勢5人が、それぞれに良かったのだった。 その中で、特に一人というならラウラ・モレーラかな。2012/8/31(金) 00:27:202012/8/31(金) 00:27:20
今回のガラ、自分の満足度がどれくらい高かったかというと、佐久間、チーの「海賊」と「白鳥」が、全体の中では下の方に入っちゃうぐらい。 十分水準は満たしていたと思うが、もっとプラスアルファを期待しちゃう雰囲気というか。 バレエフェスの後だから、点が辛くなってるというのもあるけど。2012/8/31(金) 00:34:132012/8/31(金) 00:34:13
一方、マクミラン作品は、フェスの後と言えども全く見劣りせず。さすがお家芸ですなと感心。 難度の高い動きが多いので、大技が決まった、とか、流れがいまひとつ、とかの印象がでてしまいがちなのだけれど、意識をそこに向けさせない。 それだけ、各動きの完成度が高いということなんだろうな。2012/8/31(金) 00:41:342012/8/31(金) 00:41:34
今回、ちょっと感心した衣装二つ。 一見シンプルな黒のスカートが、回転で複雑なシルエットに。 崔の細かいプリーツの入ったミニは、上下で広がり方が違って釣鐘のような形に。 ラムの膝下までのスカートは、早い回転で裾が波のように。新体操のフェッテピボットのときのリボンの軌跡のよう。2012/8/31(金) 00:48:132012/8/31(金) 00:48:13
崔由姫(なんとなく、西遊記と読みたくなる名前)は、身体能力が高いが、もしかしたら、それは損な面もあるのかも。 バランシンの「ルビー」と、ソロ二つを踊ったのだけれど、足がすごく上がって側転やってた可愛い子だよね、という印象になっちゃった。2012/8/31(金) 00:55:372012/8/31(金) 00:55:37
今回のマックレーはとにかく無双(笑) 四演目やったのだが、それぞれ質が高い上にカラーが全部違うのだ。 「リーズの結婚」はニコニコしちゃうし、「クローマ」のソロは気持ち悪いし、中でも自分で振り付けた「アイヴ・ガット・リズム」は、得意技詰合せという感じで、いっそ大笑いしたいぐらい。2012/8/31(金) 01:04:232012/8/31(金) 01:04:23
昨日の「ロイヤルエレガンスの夕べ」では、長めのコンテンポラリー作品が二つ、休憩の前後に配置されていたのだが、これが二つともなかなか良かったのだった。 雰囲気としては全然違うタイプの二作品、これを選んだのも見事なら、プログラムの中での配置もうまい。2012/8/31(金) 19:56:012012/8/31(金) 19:56:01
「リーベストゥラウム」はリアム・スカーレットという方の振付。 リストのピアノ3曲で結構長いのに飽きさせない。 コンテンポラリーの美しさを堪能、これ、かなり好きだ。特に最後の「愛の夢」のパートがよい。 モレーラの手の動きがとてもしなやかで美しい。セルヴェラは音感がいいような。2012/8/31(金) 20:02:342012/8/31(金) 20:02:34
ウェイン・マクレガー振付の「クローマ」は、とても気持ち悪い(褒めてます)。 人形のような白い肌の男に、ベージュのビキニと股上五センチのキャミソールなんて、やーめーてーくーれーと叫びたいぐらいの気持ち悪さ(しつこいけど褒めてます)。 なんか、人間というより、肉人形といった雰囲気。2012/8/31(金) 20:09:162012/8/31(金) 20:09:16
マクレガーの振付、小さい子が人形をメチャクチャに動かしてるような。 同じ人形系でも、金森穣を清水玲子に例えるとするなら、マクレガーはなるしまゆり、だろうか。 特にマックレーのソロは、ちょっと異常なぐらいの吸引力があり、見てるときに身を乗り出しかかって、慌てて座り直しました。2012/8/31(金) 20:18:412012/8/31(金) 20:18:41
昨日の「ロイヤルエレガンスの夕べ」にら、リハーサル見学会も。 ランスルーということで、音響、照明などのテクニカルのチェックがメイン。ダンサーは衣装なしで、踊りは各人好きなように。 最初にプロデューサーから挨拶とスタッフ紹介。通訳さんが、音響さんを照明と誤訳して紹介してたみたい。2012/8/31(金) 21:50:432012/8/31(金) 21:50:43
ランスルー、初めて見たのだけれど面白かった。 チーは、照明を落とした時に、舞台正面の調整室内の非常灯が気になるらしく、あまり暗くしないように変更してたみたい。ステージ上のダンサーみんなで、あれあれ、気になるよね~って感じで指差してた(笑)2012/8/31(金) 21:57:422012/8/31(金) 21:57:42
ランスルーでのマックレーは、タップの音がきちんと聞こえるように、音楽の音量をかなり気にしていた。 結局、イケメンプロデューサー氏(元ロイヤルダンサー)が、最後列までダッシュして、再度音を確認してOKを出してたもよう。2012/8/31(金) 22:02:202012/8/31(金) 22:02:20
ランスルーでは、ラムが「水に流して」の変形のピルエットを徹底的に確認していた。よほど気になっていたのかな。フィギュアスケートの朝の練習で調子悪いジャンプの確認、という雰囲気。 対照的だなと思った男性二人、歩いているだけで音楽を拾ってるセルヴェラと、ごくふつーに歩いてたチー。2012/8/31(金) 22:09:232012/8/31(金) 22:09:23