2012.10.14
リチャード三世
新国立劇場中劇場
演劇
「リチャード三世」@新国立劇場中劇場、幕間。 評判の良かった「ヘンリー六世」と同じスタッフ、キャストということで、ちょっと期待していたのだが、イマイチな感じ。 一面に砂を蒔いた舞台装置はいいが、透明なビニールによる幕は存在価値がわからない。最後に大掛かりな演出でもあるのかな?2012/10/14(日) 16:59:112012/10/14(日) 16:59:11
「リチャード三世」終演。 前作が評判良かったから、おまけで続編もやっちゃいました、という以上のものがないような。 鵜山仁演出、なんだか散漫な感じ。よくわからない所に笑いをいれたり、それがすべったり、逆に変なところで笑いが起きちゃったり。 主役のリチャードの造形も何を狙ったのか。2012/10/14(日) 17:07:492012/10/14(日) 17:07:49
「リチャード三世」は、前作と同キャストでというのが売りだけど、それが失敗だったのかもと思ったり。 期待していた中嶋朋子のマーガレット、迫力はあるのだが、どう見てもババアに見えない演技なのが苦しい。肌も隠せばいいのに、滑らかな腕とか、美しいデコルテとかがちらちら見えるし。2012/10/14(日) 17:19:082012/10/14(日) 17:19:08
「リチャード三世」は、浦井くんが美味しいとこを持ってったな~。正統派の王子様役で、彼にとっては鉄板路線ではあるのだけど、なにか深みのようなものが出てきている気がする。なんだろう、王になる男としての風格というか。 これは「ヘンリー六世」をやったことの効果なのかも。2012/10/14(日) 17:35:282012/10/14(日) 17:35:28
「リチャード三世」は主役をどう造形するかがポイントだと思うのだが、狙いが自分には伝わってこなかった。ちょっとした悪意、子供っぽさ、猿回しの猿の雰囲気、そんなものが適当に入り交じってる感じで、存在の根幹が不明。 いっそ空虚な狂言回し的存在に徹した演出なら面白かったかも。2012/10/14(日) 18:00:342012/10/14(日) 18:00:34
「リチャード三世」で残念だったのが、主役の体の表現。せむしで足を引きずって左手が不自由な設定だが、時々普通になっちゃうんだよね。左手を頭上にまっすぐ伸ばして幕を上げたり、左手で飲み物持ったりは、完全に演出家の責任。 3時間しっかり積んでくれれば最後のとこに感動があったはずなのに…2012/10/14(日) 18:11:592012/10/14(日) 18:11:59
「リチャード三世」の衣装、それぞれ単品としてはよく、特に二幕のグラデーションのドレスは気に入ったが、全体として意味不明な感じ。男性陣がなぜスーツとか、殺し屋のチャップリン衣装とか、ティレルのハゲ眼鏡ジーンズトレーナーに至ってはスティーブ・ジョブズのパロディなのかと。2012/10/14(日) 18:19:292012/10/14(日) 18:19:29
「リチャード三世」の主役の岡本健一くん、イケメンオーラが消えないのがつらいところ。 アンやエリザベスを口説くシーンで、狡猾な詭弁によって落としたのでも、歪んだ強烈な個性の魅力で惹きつけたのでもなく、結局イケメンだから女は落ちちゃうのねと思ってしまうのだった。2012/10/14(日) 18:32:122012/10/14(日) 18:32:12