2013.05.02
ペンギン・カフェ 2013
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
「ペンギン・カフェ 2013」@新国立劇場オペラパレス。 四十分の作品が三本のトリプルビル、最初は「シンフォニー・イン・C」。 バランシンとは今ひとつ相性が悪いのだが、特に長いシンフォニック・バレエは睡魔の攻撃と戦う事に。今日は何とか負けずにすんだ。2013/5/2(木) 19:53:402013/5/2(木) 19:53:40
トリプルビル二つ目は「E=mc^2」というビントレーの作品。 ご大層な名前の割に、もうちょっとどうにかならなかったのかという印象。 「エネルギー」「質量」「マンハッタン計画」「光速の二乗」という四つのパートから出来ているのだが、どれも素晴らしいとは言い難い。 照明は好きだったな。2013/5/2(木) 21:01:352013/5/2(木) 21:01:35
「エネルギー」は、劇団のダンスかというような振付。「質量」は男性二人女性一人のトリオが三組で、悪くはない。「マンハッタン計画」は、白塗り着物の女性が赤い扇を持って踊って、原爆を想起させるという陳腐なもの。最後の「光速の二乗」は、テンポが早くて、まぁ楽しいか。2013/5/2(木) 21:04:422013/5/2(木) 21:04:42
トリプルビル最後は「ペンギン・カフェ」。絶滅した動物というテーマを扱っているが、楽しい所もある演目。かぶり物の動物たちが楽しくて結構すきなのだ。 ソリストの皆さんは、どれもなかなか。音楽も、つい拍子をとりたくなるようなテンポでウキウキするんだけど、男性群舞が重い感じ。2013/5/2(木) 22:08:342013/5/2(木) 22:08:34
「ペンギン・カフェ」 新国立の男性群舞、スウィング感や楽しさに欠けるような。重厚なワルツならいけるけどフォックストロットはダメというか、スキップしてても楽しそうじゃないというか、下半身がアップテンポのリズムにのらない。 真面目すぎるのか、DNAが盆踊りだからしょうがないのか。2013/5/2(木) 22:16:012013/5/2(木) 22:16:01
「E=mc^2」に対して評価が厳しいのは、タイトルのせいもある。 世界で最も有名な方程式のひとつ。三大宗教で言えばキリスト教の「God」、百歩譲って三大美女の「クレオパトラ」ぐらいの重みのある名前をつけた作品だというのが自分の認識なので、それに相応しいものを見せて欲しかったのだ。2013/5/2(木) 22:23:532013/5/2(木) 22:23:53
「E=mc^2」で、個人的にとても残念だったのは「=」に相当する概念をまったく感じなかったこと。 E m c それぞれの概念なんて昔からあったわけで、それらを順番に表現されても、方程式には見えない。 それらを結びつける事が、方程式の偉大さなのだが、そういう発想が感じられなかった。2013/5/2(木) 22:27:532013/5/2(木) 22:27:53