2013.06.14
リア
カクシンハン
SPACE雑遊
演劇
これからカクシンハン「リア」@SPACE雑遊。 地下のフラットな空間にセンターステージ、客席はぎっちり詰めて90席ほど。 カンパニーデラシネラでおなじみの河内大和さんのリア王。 河内さん、今後は野田地図「MIWA」、デラシネラ「ある女の家」、白井晃「テンペスト」と充実だな。2013/6/14(金) 19:03:052013/6/14(金) 19:03:05
「リア」幕間。 まさに玉石混淆という感じだ。 オオッと思わせるシーンもあれば、うわー、ここカット、と思う所もあり。2013/6/14(金) 20:42:192013/6/14(金) 20:42:19
「リア」終演。玉石混淆の印象は変わらず。 面白い所もあったし、一方で、演出家さん、いろいろやりたいお年頃なのねと生温い気持ちになったりする所も。 個人的には、あのラストはなしだな。演劇でやる意味を見いだせない。配布チラシの裏にでも書いておけばいいような。2013/6/14(金) 22:22:062013/6/14(金) 22:22:06
「リア」 シェイクスピアの台詞は難しい。松岡和子訳を元にしているという事で、現代的なセリフ回しなんだけど、それでも早口言葉の練習ですか、みたいな空虚さになっちゃう事があるんだよね。特に長めの説明ゼリフが危険。 河内大和さんは安心して見ていられた。2013/6/14(金) 22:35:182013/6/14(金) 22:35:18
「リア」で、個人的に致命的だったのが、リア王が若かった事。 そもそも、子育てに失敗して、人を見る目もなくて、引退方法も間違った、自業自得のバカ男の話なわけで、ジジイ特有の愛嬌がなければ同情の余地ゼロだよなと思ったのでした。 前に見たリアが串田和美さんだから、というのもあるけど。2013/6/14(金) 22:44:142013/6/14(金) 22:44:14
「リア」 仕事引退して、娘婿に仕事継がせて、自分はとりまき百人連れて娘の家に転がり込んで大騒ぎなんて、バカなの?死ぬの?って感じだよね。 長年家族のために働いてくれて、最後にちょっとだけ羽目外したい、というなら愛しくも思うけど、財産分けてやったんだから面倒みろとか、蹴り出すよね。2013/6/14(金) 22:52:492013/6/14(金) 22:52:49
「リア」を見てて、ジジイの魅力ってなんだろうなと考えてしまった。 火野正平さんの「こころ旅」見てても、若いやつが言ったら蹴り飛ばしそうな台詞でも、火野さんが言うと可愛らしく感じたりするんだよな。 お年寄りには優しくしましょう、というのとは違った何かだと思うのだが、なんだろう。2013/6/14(金) 22:58:172013/6/14(金) 22:58:17
「リア」は河内大和さん目当てに見に行ったのだが、その目的は十分に果たされた。シェイクスピアの膨大な台詞をきちんと咀嚼して様々な声で発する。 そして、身体の使い方もさすが。かなりキツイ姿勢をとってる所があると思うのだが、見ててそれを感じさせない。 二幕の登場からのシーンは凄かった!2013/6/15(土) 02:00:022013/6/15(土) 02:00:02