2013.08.04
春琴
世田谷パブリックシアター
演劇
これから「春琴」@世田谷パブリックシアター。 今回は再々演。初演は見てないのだが、チョウ・ソンハくんの出世作になったんだよな。今は成河(ソンハ)という名前で活躍中。 ストーリーは「春琴抄」で、演出が「陰影礼賛」に基づいているのだ。美しい舞台です。2013/8/4(日) 13:52:092013/8/4(日) 13:52:09
「春琴」は立ち見までギッシリ。 再々演の今回で一区切りらしいので、見ておかなきゃと思う方も多いのだろうな。 開幕前、普段は天井に描いてある青い空と雲が見える世田谷パブリックシアターだが、今日は最初から客電の量を落としてあって薄暗い雰囲気。そこに渋谷駅の構内アナウンスを流している。2013/8/4(日) 20:32:402013/8/4(日) 20:32:40
「春琴」の演出はイギリス人のサイモン・マクバーニー。文楽風の人形遣いとか、戸のあけたてに対するこだわりとか、異文化としての見方から再構成された面白さなのかもと。 闇や静けさを強調してあり、蝋燭の明かりの眩しさや、水音の大きさに驚く。映像ではなく劇場空間でなければ体験できない作品。2013/8/4(日) 20:52:302013/8/4(日) 20:52:30
「春琴」 春琴役は深津絵里なのだが、人形を遣ってる時間の方が長い。とても不思議なのだが、彼女が口を開けてるのが見えるのに、口の動かない人形の方が喋ってるように見えるのだ。 声の表現と身体表現を切り離して演じているのだろう。だからこそ、後半でそれらが一致する瞬間の意味が大きくなる。2013/8/4(日) 20:58:352013/8/4(日) 20:58:35
「春琴」 成河くん、太ったかな? 再演の時は、鞭のような痩身(栗本薫の好きな形容ですね(笑))だったと思うのだが、腰回りが少し豊かになったような。 笈田ヨシさん、演出が変わったのかもしれないが、佐助の本体が彼である事がより明確になっていたような。他の二人が人形に見える瞬間も。2013/8/4(日) 21:08:382013/8/4(日) 21:08:38
「春琴」 前に見た時と佐助の印象が違うような気がしていたのだが、今回の三人には連続性が強く感じられたせいかも。 前回の自分の感想を読み直したら、成河くんを「群を抜いて変態」とか「エキセントリックさは健在」とか書いていたが、今回は突出せず三人で一人になっていたのだな。2013/8/6(火) 22:24:022013/8/6(火) 22:24:02