2013.10.05
音の息吹き
東京文化会館
ダンス
「音の息吹き」@東京文化会館。 東京文化発信プロジェクトの一公演。東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団によるプロジェクトだということだが、どういう集団が実行部隊なのか、運営面ではなんだか色々と出来が悪いというか、素人くさいというか。 公演内容自体は悪くなかった。2013/10/5(土) 21:01:252013/10/5(土) 21:01:25
「音の息吹き」 第一部は雅楽が三つ。自分には素養が全然ないのだが、どれもそれなりに楽しめた。 妙な事も色々考えちゃったりしたりも。普段、全然見ない分野のものを見るというのにも、楽しみがあるなぁとか。2013/10/5(土) 21:05:022013/10/5(土) 21:05:02
「音の息吹き」 第二部前半の「鬼の花」は森山開次さんと藤舎名生さんの笛のコラボレーション。 生花というか舞台装置が勅使河原茜さん。昨日の新国立劇場の入口でも見たばかりなので不思議な気分に。 インプロビゼーションの部分が結構あったんじゃないかなと思ったが、どうなのかな。2013/10/5(土) 21:11:582013/10/5(土) 21:11:58
インプロビゼーションでの踊りは、どうしても音との合い方が悪くなる気がして、そんなに好きではない。 「鬼の花」の前半も、互いのアンティペーションがもう一つで、音と動きがはまりきらなかった感じが。一方、後半の笛vs鬼の展開のところはまさに鬼気迫るといった迫力。万雷の拍手でした。2013/10/5(土) 21:16:282013/10/5(土) 21:16:28
「鬼の花」 藤舎名生さん、結構なお年の方ではないかと思うのだが、後半は森山さんと対峙しながら、足で床を踏んでリズムを作り動き回る。 伝奇もので、鬼と笛で闘うというような話があったりするが、それを実際に見てしまった気分に。 いやはや、カッコよくもあり、やらしくもありで、眼福眼福。2013/10/5(土) 21:26:322013/10/5(土) 21:26:32
「音の息吹き」 最後は「幽寂の舞」という琴をメインにした曲、平山素子さん振付で加賀谷香さんと女性二人での踊り。 悪くはなかったんだけど、なんとなく微妙だったかな。 ちょっと意外なことに、直前の森山さんとイメージのかぶるところがいくつかあって損をしたかもというのもある。2013/10/5(土) 21:43:072013/10/5(土) 21:43:07
「幽寂の舞」 個人的に残念だったのが、せっかく女性二人、似た体格でブルーとオレンジの対の衣装、なのに二人が対等な形ではなく、メインとサブに見えてしまったこと。 踊り手の力量のせいというわけではなくて、振付自体が平山さんを主に構成されてたと思うのだ。 好みの問題だが、もったいない…2013/10/5(土) 21:59:572013/10/5(土) 21:59:57
「音の息吹き」 最初は「舞風神」という雅楽。作曲の芝祐靖さんが龍笛の演奏も。その姿を見て腑に落ちた事が。 三十三間堂の迦楼羅王、龍笛吹いてる人がモデルなんだろうな。口が嘴っぽくなる。 http://t.co/8VxJeRErBt http://t.co/itH1gE5X8m2013/10/5(土) 23:39:132013/10/5(土) 23:39:13
「音の息吹き」 二つ目は「獅子」という能楽の素囃子。能「石橋」でつかわれる曲ということで、たしかにこの前聞いた曲、のような気がする。短いけれども迫力。 三つ目の「泰山」は尺八52人という大編成。幕が上がった時にどよめきがおきました。わたる風を表すような左右時間差表現が面白かった。2013/10/5(土) 23:45:012013/10/5(土) 23:45:01
「音の息吹き」 チラシとパンフレットの入っていた袋がコンビニ袋を厚くしたような音を立てる素材。 開演はベルの後、客電を完全に落とさずに緞帳を上げるというはじまり方。 運営さん、やっちゃいけなことを二つやったよな。結果、袋をしまうガサガサという音が響く中、静かな雅楽が演奏開始に…2013/10/5(土) 23:52:382013/10/5(土) 23:52:38
「音の息吹き」 アナウンスや客電のタイミングがいまいち。 舞台運営のコンサルタントっていないのかな。 演目間の時間が長いのも謎。セット変更が大変だとも思えなかったが。 舞踊のカーテンコールに美術や作曲の人を呼ぶのはいいのだが、なにも客席後方から呼び出してみんなを待たせなくてもね。2013/10/5(土) 23:59:492013/10/5(土) 23:59:49
「音の息吹き」 これは、言ってもしょうがないところはあるが、最後の舞踊二つは順番入れ替えた方がよかったような。 拍手の量も違ったけど、ネタがかぶった感じも薄れただろうし。 なにより、最後、舞台上に勅使河原さんの花を残して終了にすれば、ゆっくり見てから帰れたのになと。2013/10/6(日) 00:06:172013/10/6(日) 00:06:17
竹を割ったような性格、という表現があるが、実際に竹を割ると、イソギンチャクみたいになるんだなと。 「鬼の花」では、長い青竹の上半分を八等分にしたものが使われていたのだが、割った部分が広がってしなやかに動くので、ウミユリみたいな感じを受けたのだった。2013/10/6(日) 00:11:332013/10/6(日) 00:11:33
「鬼の花」の藤舎名生さん、パンフレット見たら72歳ということでした。そのお年であの立ち回りはすごいと意外に思う一方、鬼を調伏するような笛の音色は年齢のなせる技かと納得もしたり。 あ、そうか、傲濫調伏シーンに通じるものがあるんだ。 ドキドキしたなぁ。再演しないかなぁ。むずかしいか…2013/10/6(日) 00:27:422013/10/6(日) 00:27:42
かなりのご高齢の男性が50人以上で尺八って、一部クラスタには需要があるんだろうかどうなんだろうか、というようなことを考えながら見てしまったのは秘密。2013/10/6(日) 00:37:442013/10/6(日) 00:37:44
「鬼の花」 みてるときに、X-men で、老教授 vs 若磁界王をやったらこんな感じかなとか思ったりもしたのだった。 若マグ、物理的に散々荒ぶってはみたものの、結局チャールズにべた惚れで終わるという(笑)2013/10/6(日) 00:46:392013/10/6(日) 00:46:39