2013.11.14
シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2013
東京文化会館
バレエ
「シルヴィ・ギエム・オン・ステージ 2013」@東京文化会館、幕間。 前半はギエムぬきで、東京バレエ団の「エチュード」。 うーん、なんでこの演目選んじゃったかなぁ。男性の陣容が薄いんだからテクニックを見せる作品じゃなくて、若さと勢いでどうにかなるものにしておけばよかったのに。2013/11/14(木) 21:22:022013/11/14(木) 21:22:02
「エチュード」 前半は結構ウトウトしてしまったが、上野水香さんのソロで目が覚めた。というのは、テクニックには強いイメージがあったのに結構ミスが多くてガタガタした感じで驚いたのだ。そこで目が覚めるとは、睡眠中枢まで根性悪だな、我ながら(笑) 男性陣もっと頑張れ〜2013/11/14(木) 21:23:212013/11/14(木) 21:23:21
後半は「カルメン」。 こちらはうってかわって充実した内容。ギエム、ムッルはもちろん、東京バレエの面々もよく踊っていた。 もしかして、ここにいい人全部取られちゃったから「エチュード」が…とかおもったのは秘密。 中でもMの高木綾さん、エックの振付がよく体に入ってる感じでよかったなぁ。2013/11/14(木) 21:25:002013/11/14(木) 21:25:00
「カルメン」 木村さんはヒゲのオフィサーで、いぶし銀。倒れ伏してても、引きずられてもいいよなぁと思ってたんだけど、最後でちょっとやらかしてました。 エスカミリオの柄本弾くん、いつの間にこんなエロい腰つきに!と。ただ、気合が入ってない時はエロさが落ちちゃうのは、若さだな。2013/11/14(木) 21:28:362013/11/14(木) 21:28:36
「カルメン」 ギエムは、なんだか全然「凄い」と感じなかった。180度足が開いていても、そこを見せつける感じが全然なくて、ごく自然に見える。いっそ、インプロビゼーションなのかと思うほど、感情のまま、好きなタイミングで好きなように体を動かしてる感じ。 どういう境地なのかと。2013/11/14(木) 21:42:432013/11/14(木) 21:42:43
ギエムの演じた「カルメン」は、所謂ファムファタルというよりも、普通の女に見えた。ちょっと男っぽくて、ちょっと貞操観念がゆるいぐらい。 いわば、中島みゆきではなくて松任谷由実の感じ。「今の彼氏はかたい仕事と静かな夢を持った人」なんだけど、巡り合わせでキレられちゃって殺されちゃう。2013/11/14(木) 21:47:082013/11/14(木) 21:47:08
「カルメン」 エキセントリックな女が、みさかいなく男に手を出した挙句殺された、という話ではなく、もっと普通の日常の裏側に潜む話になっていたような。 これ、昨日ルヴォーが言ってた事かも、と思ったり。日常を貫通して、人間性の奥にある深い川を見せることが劇場の役目という話。2013/11/14(木) 21:51:222013/11/14(木) 21:51:22
「カルメン」のギエム、去年、世田谷パブリックシアターでやった、笠井叡×麿赤兒の「ハヤサスラヒメ」を思い出した。じいちゃん二人がもう好きなように踊ってるなという印象の作品。 振付を知り尽くして感情表現をのせる、というところから、もうひとつ先にあるものなのかも。2013/11/14(木) 22:01:462013/11/14(木) 22:01:46
「カルメン」を見た後だと「エチュード」を持ってきたくなる気持ちはわかる。対照的な2作品でいい組合せ。 問題は実施なんだよな…。幸か不幸か高岸さんは怪我で前半のみ。後半代役の梅澤くんは動きの大きさが欲しい。 松野くんはまだ荒い所が。フィギュアのジャンプでチェックが入らない感じ。2013/11/14(木) 22:16:132013/11/14(木) 22:16:13
「エチュード」 読み返すとかなり残念だったように書いてますが、女性陣全般は悪くなくて、見てられないという感じではなかったです。 男性は数人いれば誰かがちょっと何かやっちゃうぐらいの感じなので、勢い系の演目だとそこもプラスに転化できるのに、なんでこの演目かねと思ったので。2013/11/14(木) 22:25:502013/11/14(木) 22:25:50
ムッルについては感想が書きにくい。「カルメン」が思った以上にホセの物語で、しかも本当はどういう物語なのかがわからなかったから。時間が前後するし、オフィサーは死んだのかと思ったら違うし。 上官を殴って処刑された男の一瞬の夢のようでもあり、女殺油地獄のようでもあり。2013/11/15(金) 00:26:062013/11/15(金) 00:26:06