2014.03.06
スーパー歌舞伎 II 空ヲ刻ム者
新橋演舞場
歌舞伎
「スーパー歌舞伎 II 空ヲ刻ム者」@新橋演舞場、幕間。一幕は口上から始まって一時間。 うーん、厳しい感じだなぁ…。若者二人が村を出ることになりました、というだけで一幕やるダルい展開なので、主役二人が観客を引き寄せられるかがポイントだと思うのだが、何一つ感情移入できん…2014/3/6(木) 17:49:162014/3/6(木) 17:49:16
「空ヲ刻ム者」 二日目(三公演目)という事で、一幕はセリフが入っただけ、という段階なのかな。 猿之助は型通りのところの迫力はあるのだが、キャラクター全体に感情移入できる所までは作り込まれてない。 蔵之介さんはさらにツラくて、現代劇の語調で不自然な説明セリフなので、浮きまくり。2014/3/6(木) 17:55:262014/3/6(木) 17:55:26
「空ヲ刻ム者」 二幕は少し持ち直したか。 でも、やはり全体的にダラダラとした感じ。一幕二幕合わせて一時間半で十分だったのでは。 スーパー歌舞伎的な見せ場も「ヤマトタケル」の縮小再生産のような。 考えてみれば、前川さんって、荒事系の外連味のある演出なんて全然しない人だよね。2014/3/6(木) 19:26:422014/3/6(木) 19:26:42
「空ヲ刻ム者」 現代劇からの三人、浅野さんは特殊な役所でもあり盤石。福士くんも、リアリティを追求せず、歌舞伎との親和性がある。 佐々木蔵之介さんが難しいんだよな。キャラクターとして特殊なポジションではないのに、一人だけ話し方が違うという違和感を、見ててどうしても取り払えない。2014/3/6(木) 19:30:442014/3/6(木) 19:30:44
「空ヲ刻ム者」 猿之助を「ベニスの商人」のシャイロックで使ったように、蔵之介さんを世界の中で特殊な立ち位置の役に入れておけば良かったんじゃないかなぁと思ったり。 主役二人、逆にした方が、言葉使いの違和感は少なかったような気がする。2014/3/6(木) 19:33:242014/3/6(木) 19:33:24
「空ヲ刻ム者」終演。 三幕後半は楽しかった〜! もう、ストーリーなんて、どうでもいいよね!という(笑) 時子の春猿さん、悪女の魅力。楽しそうだった。 浅野さんはどこに入れてもハマるなぁ。 以下ネタバレ。 右近様、ちょーかっこよかったけど、でもでもそれは小林幸子だよね(笑)2014/3/6(木) 21:16:372014/3/6(木) 21:16:37
「空ヲ刻ム者」 現代劇役者を片方の主人公にした事、三幕では効果を感じるシーンもあり、今後バランス調整で良くなる期待も。 以下ネタバレ。 でも、蔵之介兄さんと手を取り合って空のバージンロード駆け上がっていく猿之助さんみてたら満足で、そんなの別にどうでもいいやと思っちゃった(笑)2014/3/6(木) 21:23:332014/3/6(木) 21:23:33
「空ヲ刻ム者」 歌舞伎座で幕見があったら「三幕だけ見にいきなよ、損はさせないから!」とオススメ出来るんだけどなぁ。 今日は三階中央だったので、宙乗りも存分に楽しめたし、対費用効果も十分高く満足。 ただ、一階後方で15000円は迷うなと、もう一枚のチケットを睨んでみたりして。2014/3/6(木) 21:38:162014/3/6(木) 21:38:16
「空ヲ刻ム者」 知らずに見に行ってたら、脚本演出が前川さんだって気づくのかな。自分だったら気づかないだろうなと思ったり。 前川さん、そんなに前から見てるわけでもないのだけれど、いいなと思っている方だけに。今回はストーリー的にも小技的にも、自分には惹かれる所がさほどなかったので。2014/3/6(木) 21:45:362014/3/6(木) 21:45:36
「空ヲ刻ム者」 前川さんっぽいと思ったのは、完成した仏像。イキウメだったら、あそこでラストでいいよねと思ったり。 前川さんの脚本演出で、自分が好きなところって、見えないものを、見せないのに感じさせてくれる所かも。 だから、なんでも分りやすく見せる蜷川演出が不安なんだよね。2014/3/6(木) 21:58:282014/3/6(木) 21:58:28
「空ヲ刻ム者」 個人的な印象で言えば、前川さんの起用も、佐々木さんの起用も、さほどプラスになったとは思えなかった。結局スーパー歌舞伎組の底力で魅せたというか。 ただ、去年の「陰陽師」もそうだが、こういうチャレンジが何度か続けば、やがて大きな実を結ぶのではないかという期待は大きい。2014/3/6(木) 22:03:212014/3/6(木) 22:03:21
「空ヲ刻ム者」 以前、元祖スーパー歌舞伎の「ヤマトタケル」を見たとき、当時の猿之助をキャラクターにかぶせて脚本を書いたのだと自分は思った。 今回もその方向性を感じる所はあったのだが、イマイチ処理しきれなかった感じ。そこを掘り下げて筋立てとうまく絡められたら良かったのだが。2014/3/6(木) 22:11:082014/3/6(木) 22:11:08
「空ヲ刻ム者」 前川さんの脚本って、未完成の完成、というような所もあるよな。小説にしたら(純文学にはなるかもしれないが)成立しないようなラインを、演劇だからこそ成立させるという側面。そういう特質は、今回は歌舞伎とうまく噛み合わなかったのかも。 まぁ、期待が大きすぎたのはある。2014/3/6(木) 22:20:472014/3/6(木) 22:20:47
「空ヲ刻ム者」 見てる時は全く不思議に思わなかったのだが、今考えると謎な所。 以下ネタバレ。 仏とは何ぞやと考え続ける仏師が、あれだけの超常体験をして、まったく宗教観が変わらない。親戚のおじさんが外車で送ってくれたから遅刻しないですんじゃった♡ぐらいのノリだよね。2014/3/7(金) 12:14:202014/3/7(金) 12:14:20
「空ヲ刻ム者」 自分にとって「法力」というのは、宗教的超常存在の証明というより、秘密組織の超能力にすぎないと思ってる気がしてきた。 だから、あの方と浅野婆様とが同格ぐらいで、修行を積んだお年寄りはスゲーんだよレベル。なので宗教観の変動には結びつかないのが不思議じゃなかったのかも。2014/3/7(金) 12:21:482014/3/7(金) 12:21:48
「ハメ書き」って、「当て書き」の意味で普通に使う用語なのかな? 小説家の松井今朝子さんがブログで時々使ってる以外に自分は見た事ないのだけれど。今回も「空ヲ刻ム者」の感想で使ってらしたが、「ハメ撮り」を思い出して気になっちゃうのだ。 http://t.co/n3QDeMvRUE2014/3/7(金) 12:49:242014/3/7(金) 12:49:24
「空ヲ刻ム者」 そういえば、サブタイトルは「若き仏師の物語」だっけ。 主役二人の実年齢(38&46)に惑わされてたけど、設定は10代なのかな。 家を飛び出した町工場の跡継息子が、大学進学した生徒会長と東京で再会、それぞれ自分の道を見つけるまで、ぐらいの話だと思えばいいのかな?2014/3/7(金) 18:05:182014/3/7(金) 18:05:18