2014.07.20
バレエ・アステラス☆2014 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜
新国立劇場オペラパレス
バレエ
「バレエ・アステラス☆2014 〜海外で活躍する日本人バレエダンサーを迎えて〜」@新国立劇場オペラパレス。 前半は新国立劇場バレエ研究所の研修生による「ワルツ」から。振付は三拍子という雰囲気ではなかったけど、皆さん頑張ってました。 http://t.co/uHWAJm7QWO2014/7/20(日) 16:15:462014/7/20(日) 16:15:46
「ラ・シルフィード」はオーストラリアバレエから近藤亜香さんとチェンウ・グオ。恋によって種族の境界を越え、妖精が重く、人間が軽くなったような二人。 グオがとても良く、バリエーションで盛大な拍手。アントルシャシスからザンレールを正逆正で三回バッチリ決めてた。脹脛の太さはだてじゃない。2014/7/20(日) 16:22:472014/7/20(日) 16:22:47
「バレエ・アステラス」最後は新国立の米沢菅野ペアで「黒鳥」。 相変わらず、米沢さんの黒鳥はデタラメな能力値設定だな、と思っちゃうレベル。 32回転、前半をシングルシングルトリプル、後半をシングルシングルダブルで回るのだが、何が凄いって、軸足は全然移動しないし、音にも全く遅れない。2014/7/20(日) 17:54:232014/7/20(日) 17:54:23
「黒鳥」の米沢さん、あまり悪女とか妖艶という路線ではなくて、全体としては気が強い王女ぐらいの雰囲気なんだけど、パンシェして顔を下げた所ですっごく悪い顔してニヤッと笑ったりするんだよね。王子を冷静な目で観察する感じがあったり。 自分は、こういう少し変わった役作りする所が好きなのだ。2014/7/20(日) 18:01:032014/7/20(日) 18:01:03
今日の「黒鳥」で一番感心したのが、コーダの最後、対角線から王子に近づく所。 「私が好きでしょ?愛してるでしょ?結婚したいでしょ?どう?どうなのよ?」っていうのを、無言でド迫力の笑顔で詰め寄るんだよね。 あれじゃ心の奥に疑念があったとしても、気弱な菅野王子に対抗する術はないですよ。2014/7/20(日) 18:04:202014/7/20(日) 18:04:20
「黒鳥」の菅野王子。 気弱で頼りなさそうな雰囲気が、とてもいい。踊りはしっかりしてるのだが、なんとなく、お前もっと自信もてよ、と言ってやりたくなる感じがあるのだ。 「白鳥の湖」の王子って、お前馬鹿じゃないの?になる危険性があるのだが、その性格設定で回避している。2014/7/20(日) 18:13:142014/7/20(日) 18:13:14
ウィーンからの橋本木本カップルは「海賊」。 良かったのだけれど、「海賊」の衣装はチュチュじゃない方が好きなのもあって、あとひとつ何か欲しかった気分に。 木本くんの背中の美しさが一番印象に残った。 個人的な印象だが、ウィーンは、男性の方が音楽性を厳しく叩き込まれてるような気がする。2014/7/20(日) 18:47:532014/7/20(日) 18:47:53
「バレエ・アステラス」 プログラムの組み方は疑問。基本的に古典系ばかりで、コンテンポラリーが二つしかないのに、なんで、その二つを並べてやるのか。しかも両方とも無音のデュエット。順番考えた人、頭煮えてるとしか思えない。 あと、後半は在京組が多かったが、そういう趣旨なんだっけ?2014/7/20(日) 20:33:142014/7/20(日) 20:33:14
ABTからは加治屋さんとマシューズで「ジゼル」。 スローなテンポで、体重を感じさせない踊りは立派。 ただ、なんとなくジゼルの心が読み取れなかった。表情がよくわからないのだ。笑顔ではないのに、口を少し開けて歯がみえるので、見てて混乱したのかも。 マシューズは純情系の造形で似合う。2014/7/20(日) 20:51:262014/7/20(日) 20:51:26
根本しゅん平さんは自作のコンテンポラリー「SIDE」をクルベリ・バレエの同僚パトリシア・バスケスと。 ナイキのスニーカー、黒ジーンズ、ダンガリーのシャツという二人。体格も似た感じで、バスケスはユニセックスな踊りをする。 完全に無音なのもあって、ややダルい所もあるが、面白かった。2014/7/20(日) 20:59:042014/7/20(日) 20:59:04
コンテンポラリーもう一つは、ボストン・バレエの市河里恵アルタンフヤグ・ドゥガラー組の「Rhyme」。 前半が無音で後半がバロック系音楽。ありがちなラインではあるのだけれど、美しかった。マイヨーの「アルトロカント」を思い出したり(最上級の褒め言葉のつもりです)。2014/7/20(日) 21:04:102014/7/20(日) 21:04:10
バレエアステラス感想拾遺。 「タリスマン」の高谷くん。あの衣装はどうにかならんかったのか。パジャマに紐締めたみたいな(笑) あと、表情が時々お留守になっちゃうところがもったいなかった。お口ポカーンみたいな時も。 期待の持てる踊りなので、これから舞台での見せ方を覚えていって欲しい。2014/7/21(月) 23:03:342014/7/21(月) 23:03:34
バレエ・アステラスの「シンデレラ」は島添亮子冨川直樹組。 衣装、というか、島添さんの髪飾りが酷くて。キューピーちゃんをスワロフスキーでデコってみたけど後ろ側は足りなくなっちゃいました、みたいな。 それもあって全然入り込めなくて、実年齢通りの二人にしか見えなくてツラかった。2014/7/21(月) 23:11:012014/7/21(月) 23:11:01
「Rhyme」の衣装、グレーのボディースーツなのだが、男性は肩までのノースリーブ、女性は胸まで。 ああいうデザイン女性特有だよねと思って気づいたが、引っかかる程の胸があるわけないよね。胸より上は肌色生地になっているだけでした。 ということは、男も同じ胸までのデザインがありか?2014/7/21(月) 23:14:432014/7/21(月) 23:14:43
「ロミオとジュリエット」は全幕をみたばかり。志賀さんのパートナー、今回はキム・セジョン。 全幕のミニマルなセットではなくて、普通のバルコニーのセットがあったのだが、全然利用しない振付けだから、かえって邪魔な感じも。 先日と少し印象が違って、最初は夢の中にいるようなジュリエット。2014/7/21(月) 23:20:192014/7/21(月) 23:20:19