2014.08.08
ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014
日本青年館
バレエ
「ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014」@日本青年館、幕間。 前半1時間6演目。最初の二つはいまひとつ乗りきれなかったのだが、セルヴェラの「エニグマ変奏曲」がガツンと。速い振付で、ギリギリ一杯感もあるが、ダイナミックかつ楽しくて良し。 http://t.co/zdkwZ4zqNl2014/8/8(金) 20:09:432014/8/8(金) 20:09:43
「眠れる森の美女」は三幕のパ・ド・ドゥ。マクレイ先輩は相変わらずの無双っぷりで、高速シェネの所では近くのお姉様が吹いてたし、マネージュのジャンプ(名前が分からないが、アチチュードに近い空中姿勢で半回転するやつ)では、「すごっ!」という声が観客席のあちこちから(笑)2014/8/8(金) 20:16:582014/8/8(金) 20:16:58
「眠れる森の美女」 サラ・ラムは、凄く身体能力が高いというわけではなさそうだが、見ていて本当に楽しい踊りをする。 王子が手を差し出すたびに、アイコンタクトして、ありがとうございますというように手を載せる。何度あっても、それがおざなりにならない。これが王女の気品だよなぁと。2014/8/8(金) 20:21:492014/8/8(金) 20:21:49
「ルーム・オブ・クックス」 アシュリー・ペイジ振付、モレーラ、セルヴェラ、キュシュの三人による、芝居のような作品。 一時間ぐらいの密室劇を見たような満足感。イヨネスコとかの。 見てるあいだ、もう、ニヤニヤしちゃってしょうがなかった(笑) 一幕最後に持ってくるだけのことはあります。2014/8/8(金) 20:24:352014/8/8(金) 20:24:35
「ロイヤルエレガンスの夕べ」終演。21:05終演予定とあったけど、カーテンコールまで終わったのは21:25ぐらいかな? 満足満足でした。マクレイ先輩は無双だったし、ロイヤルのメンバー、それぞれにいい所を見せてくれて。 ダンスツアーズ「未来の星」という枠で出た日本人若手も良かった。2014/8/8(金) 21:36:152014/8/8(金) 21:36:15
最後にマクレイ先輩のタップ「チャルダッシュ」をもってくるという構成。これが、もう、めちゃくちゃだな、ぐらいしか言う言葉が見つからない出来栄えで。デカマスターの100人斬りとか、「瞬間、心、重ねて」みたいな。巨大ロボと素手で闘っても倒せない方がおかしいレベルで。 いやはや凄かった!2014/8/8(金) 21:43:032014/8/8(金) 21:43:03
真面目にいうと、スティーブン・マックレーの「チャルダッシュ」はタップの可能性の一つの極限に達していると思う。音楽と、タップと、踊りとの完璧な調和。すごく拍手もしたいのに、拍手で音が掻き消されるが勿体無くて。 普段バレエなんかは見ないタップ系の方にも是非是非見て欲しいなぁ。2014/8/8(金) 21:45:562014/8/8(金) 21:45:56
二幕冒頭は、ラムとマックレーの「トレスパス」。 これもメチャクチャな作品で、リフト大好き人間の自分でも、大丈夫かそれ?と思うようなリフトを連発。あのバランスでの回転とかいっそ怖いよ。 さっきラムが身体能力が売りじゃないみたいな事を書きましたが、こちらでは身体能力見せまくり。2014/8/8(金) 21:53:442014/8/8(金) 21:53:44
「トレスパス」のマクレイ先輩は、肌色のパンツいっちょ。もっのすごい色白なんだよねぇ。最初、全身白塗りかと思ったけど、そういえば超色白なんだったと思い出した。 なんか、人間の肌色というより、いちご大福に近い、透明感のある白の下にピンクがあるという感じ。踊って上気してくるのがまた…2014/8/8(金) 21:59:592014/8/8(金) 21:59:59
「キサス」は「キサス・キサス・キサス」などをつかった、ウィル・タケットの作品で、とってもチャーミングで楽しい。 モレーラはとても素敵なラテンの女だし、セルヴェラはラテンになりきれない英国っぽさが残ってるのがこれまたたまらなく可愛い。英国男子好きはハートを撃ち抜かれるかも。2014/8/8(金) 22:32:512014/8/8(金) 22:32:51
「アスフォデルの花畑」より第2楽章。リアム・スカーレットの振付の美しさを、モレーラが完璧に表現。男性のガートサイドは、ややもっさりした感じがあるのだが、サポートはとてもよく、モレーラを引き立てている。 この作品、一度、全部通して見てみたいのだが、ロイヤルでもってきてくれないかな。2014/8/8(金) 23:13:012014/8/8(金) 23:13:01
サラ・ラムの「瀕死の白鳥」は、なんとなく不思議な感じ。 白鳥を演じた、ではなくて、白鳥を演じるロシアバレリーナを演じた、みたいな印象があって。 よくわからないのだが、バレエ漫画内の瀕死の白鳥のシーンを実写化しました、みたいな。 美しいのだけれどとても不思議だった。2014/8/8(金) 23:16:542014/8/8(金) 23:16:54
「Rotaryrotatory(ぐるぐる回る)」はビョークの曲のオルゴールバージョンを使ったクリスティン・マクナリーの作品。崔由姫のソロがメインで、「未来の星」枠の日本人少女4人も。 オルゴールの上で踊る人形のイメージなのか、文字通りぐるぐる回る振付なのだが、とてもよかった。2014/8/8(金) 23:22:052014/8/8(金) 23:22:05
「Rotaryrotatory」 崔由姫は身体能力が高いのだけれど、その先にもう一歩欲しいなと思う事が多いのだが、これはとても好みだった。人形振りが似合うのかな。 人形/ロボット系、SF系の琴線のある人は、楽しいんじゃないでしょうか。自分はちょっとジーンと来てしまった部分も。2014/8/8(金) 23:24:522014/8/8(金) 23:24:52
「エリート・シンコペイションズ」から「スウィート・ハート」を崔とセルヴェラで。 悪くはなかったのだが、もっと振り切れて欲しかった。初日のせいかな。 ウィルソン&マッコールの88年のプログラム、後半の3分あたりからの感じが欲しい。 https://t.co/1pafcOYyJU2014/8/8(金) 23:35:192014/8/8(金) 23:35:19
「ディアナとアクティオン」はBRBの佐久間チー組。 グランフェッテの最後、佐久間さんが揺らいだのを見て、チーが入ってサポート付きのピルエットにしたのだと思うが、好判断。佐久間さんが腕の位置を変えるとき、チーの顔面にエルボーがヒットしてたのだが、笑顔を崩さなかったのも立派(笑)2014/8/8(金) 23:53:392014/8/8(金) 23:53:39
「ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014」は、休憩抜くと実質2時間で15作品。 「眠れる森の美女」をとても情感豊かにみせてくれるかと思えば、「ルーム・オブ・クックス」みたいな不穏きわまりない現代劇のような作品もあり。日本初演や新作もたくさんあって、とても幅の広いプログラムで充実。2014/8/9(土) 00:20:152014/8/9(土) 00:20:15
「ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014」 ただ、日本青年館はバレエにはむいてないんじゃないかな。舞台の高さが1mぐらいで、そこに床が増設で110cmぐらいに。さらに椅子が低めで、前方7列はフラットに近いゆるい傾斜。 オーチャードまではいかないが、足元が見にくい席の多いホールだな。2014/8/9(土) 00:24:522014/8/9(土) 00:24:52
ラウラ・モレーラは、なんというか、変幻自在の大女優、だった。四演目、雰囲気が全然違うのだ。「アスフォルデ…」や「キサス」は明確な筋はないのに物語を感じる。 「ルーム・オブ・クックス」は作品が演劇的なだけに、彼女の演劇性の高さが楽しくてしょうがなかった。楽しい話ではないですが(笑)2014/8/9(土) 00:44:412014/8/9(土) 00:44:41
「ロイヤル・エレガンスの夕べ 2014」 今日は後方や二階に空席が。 日本青年館、さっき書いたように前方は見にくい気がするが、一方で一階最後列が20列、つまりオーチャードホールなら通路後ろの招待席ぐらいの位置なわけで。後方席は結構いいんじゃないかな。 明日明後日も公演ありますよ〜2014/8/9(土) 00:51:532014/8/9(土) 00:51:53