2014.09.08
きらめく星座
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター
演劇
こまつ座「きらめく星座」@紀伊國屋サザンシアター。 第二次世界大戦初期の下町のレコード屋の家族を中心とした人間模様。 以下ネタバレ。 劇中では昭和15年11月3日から、翌年の12月7日までだったはず。 年号を覚えてなかったのでググッたのだが、真珠湾攻撃前夜で幕なのだな。なるほど。2014/9/8(月) 21:57:552014/9/8(月) 21:57:55
「きらめく星座」 田代万里生くんが短髪の能天気な兄ちゃんで、はじめて見るタイプの役なのだが、ややヤンキー系で可愛くていいですな。 木場勝己さんは、元教師役。セリフの重みがさすが。 そして秋山菜津子さんが、元歌手で後妻という役。肝が座って気風がよくて情の深い、いい女でした。2014/9/8(月) 22:05:402014/9/8(月) 22:05:40
「きらめく星座」 娘婿が右手を無くした傷痍軍人で、一人だけ「大日本帝国は!」とか「帝国軍人は!」みたいな事を言って、家族の中では、変な思想にかぶれて困っちゃうわよねぇ、みたいな立ち位置。 もちろん、この後の歴史ではそういう事を言う人が多数派になっていったという恐怖が裏にはある。2014/9/8(月) 22:24:192014/9/8(月) 22:24:19
「きらめく星座」 初演が1985年ということで、ほぼ30年前の戯曲なのだが、古びてるというよりは、現代でこそメッセージ性が強く浮かび上がるのではと思ったりも。 メッセージは強いが、エンターテイメントとしてしっかりしてて、明るく楽しく見られる。 若い方にも触れて欲しい作品。2014/9/8(月) 22:43:462014/9/8(月) 22:43:46
「きらめく星座」 少しネタバレ。 開幕前にピアノで「星めぐりの歌」が流れていて、なんで宮沢賢治なんだろうと思っていたら、劇中で使われるのでした。 秋山さんが歌うのだが、楽譜を初見で見ながら歌うという感じが出ていて、そこへの流れとあいまって胸をうたれた。2014/9/8(月) 22:52:052014/9/8(月) 22:52:05