2015.01.06
ジゼル
ミハイロフスキー劇場バレエ
東京文化会館
バレエ
これからミハイロフスキーの「ジゼル」なんだが、睡眠不足なので心配。 睡魔に襲われる三大バレエというランキングあったら、「ジゼル」と「白鳥の湖」は鉄板だよね〜。あと一つはなんだろう。自分はシンフォニック・バレエが苦手なので「シンフォニー in C」あたりが危険。2015-01-06 18:16:24 GMT+9:002015-01-06 18:16:24 GMT+9:00
ミハイロフスキー劇場バレエ「ジゼル」@東京文化会館、幕間。 主役が交代でイリーナ・ペレン。とても好みのジゼルだ。踊りもいいけど、何より演技力。 アルベルトのサラファーノフも良くて、物語がすんなりと入ってくる。このひっどい話に、各シーンごとの説得力を持たせるってすごい。2015-01-06 20:03:58 GMT+9:002015-01-06 20:03:58 GMT+9:00
「ジゼル」幕間。 ペレンのジゼル、前半は、お母さんは心配しすぎなのよ、という感じの朗らかな踊り。一度胸を押さえた後は、少しセーブしてるのか何かのバランスを変えてるのか、きちんと踊れてるのに体調が悪そうな感じが出ている。 後半はまた快調な踊りから、凄絶な狂気へ。2015-01-06 21:31:47 GMT+9:002015-01-06 21:31:47 GMT+9:00
「ジゼル」 ペレンは、ハンスが角笛吹いた所から、メイクが変わったかと思うほど蒼白な印象に。オペラグラスで見るより、肉眼で見る方がその印象が強いのが不思議だった。 そして狂気のシーンは怖かった… 完全にあっちの世界。すごくやつれて見えたり、次の瞬間には元どおりの笑顔に見えたり。2015-01-06 21:31:56 GMT+9:002015-01-06 21:31:56 GMT+9:00
「ジゼル」終演。 かなり満足。「ジゼル」は話がアレなので、斜め方向に楽しんじゃったりもするのだが、今日はストレートに良かった。 サラファーノフのアルベルト、もちろん無知で傲慢なのだけど、若さゆえの過ちだということがよく分かって、許せなくもないキャラクターとして存在するのが立派。2015-01-06 21:36:18 GMT+9:002015-01-06 21:36:18 GMT+9:00
「ジゼル」 サラファーノフの最後のヴァリエーション。アントルシャシスの連続で、ずっと手を使わず速く正確に前に進むので、ミルタの妖力糸で吊られてるよう。最後の数回だけ手を使うのだが、毎回動きが大きくなると同時に軸がズレていき最後は限界になって軸が倒れて転倒。という凄い演技だった。2015-01-06 21:44:07 GMT+9:002015-01-06 21:44:07 GMT+9:00
「ジゼル」 一幕の背景、遠くに城が。アルベルトの登場時に、お城に婚約者もいるのにと従者が諌めるのだが、僕にだってむせかえるような薔薇や百合じゃなくて、可憐な野の花を愛でる自由があったっていいじゃないか、と従者を追いやる感じ。 これが、神の鉄槌を喰らえ、みたいにならないのが偉い。2015-01-06 21:50:33 GMT+9:002015-01-06 21:50:33 GMT+9:00
「ジゼル」 ペレンとサラファーノフはよく組んでるのかな。息がとてもあっている感じ。体格差はそれほどはない、というかサラファーノフはかなり細身なのにサポートがとても良くて、二幕のリフトが本当に体重を感じさせない。 二人とも、踊り自体がどう、というより、その先で何を見せるかの域に。2015-01-06 22:16:54 GMT+9:002015-01-06 22:16:54 GMT+9:00
「ジゼル」 基本的にヒラリオン贔屓なワタクシですが、今日のハンスもなかなか良かった。 ちょっと面白い印象で、ジゼルに対する一途な想いは本物なんだけど、女を幸せにできないタイプに見えて。 なんだろう、顎の感じかな。首を少し前に倒して顎を出してる感じで、旦那にしちゃ駄目感がバリバリ。2015-01-06 22:19:41 GMT+9:002015-01-06 22:19:41 GMT+9:00
「ジゼル」 ミルタはテクニックがしっかりしていて、不動の女王的な揺るがぬ迫力が。 これ、見間違いかもしれないのだが、最後の朝日が昇るところで微笑んだような。よく耐えたわ、というような慈愛を感じたのだった。 彼女の演技なのか、全幕としての印象から、そういう結末を自分が望んだのかも。2015-01-06 22:25:37 GMT+9:002015-01-06 22:25:37 GMT+9:00
「ジゼル」 心配していた通り、二幕途中でウトウトしてしまったのだが、多分30秒ぐらいの間に夢をひとつ見た。 それが、ウィリは男をとり殺した数で格が決まるのよ、という説明を高口里純絵というか「花のあすか組」のキャラでやってて(笑) なんか、そうなのかぁと妙に納得したりして(笑)2015-01-06 23:23:55 GMT+9:002015-01-06 23:23:55 GMT+9:00
「ジゼル」 ペレンは一幕に比べると二幕はおとなしい役作り。アルベルトを愛しているから守りたいという、それだけみたいで、感情の動きはあまり感じられない。 踊りの軽さとあいまって、なんとなくぼやーっとした雰囲気で、人格があまり残っていない残留思念的解釈なのかもと思った。2015-01-07 00:19:14 GMT+9:002015-01-07 00:19:14 GMT+9:00
「ジゼル」 二幕のセット。森の木々が何枚もの幕で表現されているのだけれど、なぜか竹林に似た印象だった。 幕の襞が影になって縦方向にまっすぐの木があるように見えたせいかな。あとは、背景幕の満月とか。 竹林で日本的解釈のジゼルも面白いかもと思ったりして。2015-01-07 00:24:27 GMT+9:002015-01-07 00:24:27 GMT+9:00
「ジゼル」 冒頭でハンスが窓辺に置く花束。 途中で母親が壺をもって出てきて、それを窓辺に置くときに花束をどける。その後花束も横に戻そうとするのだが、何度やってもうまく乗らないので、諦めて窓の下の地面に置いてしまうのだ。 これ、毎回の演出なのかな? すごいヒラリオンっぽい(笑)2015-01-07 00:41:19 GMT+9:002015-01-07 00:41:19 GMT+9:00
「ジゼル」 村人の男性群舞に、首の後ろの脊椎沿いにタトゥーだと思うのだが青黒い筋があって、左耳にはピアスしてるという人が。 そういうの、比較的気になっちゃう方なんだけど、今日は、村人の中でのヤンチャくんなんだねと受け入れられた。世界観から外れ切らないギリギリの線だったのかな。2015-01-07 00:45:56 GMT+9:002015-01-07 00:45:56 GMT+9:00