2015.02.23
藪原検校
世田谷パブリックシアター
演劇
「藪原検校」@世田谷パブリックシアター。 2012年の公演の再演。記憶がおぼろげだが、基本的な演出は同じで、全体的に軽くしてあるような印象。重い話を見やすくという事かな。 キャストで共通なのは、主役の野村萬斎さん、大鷹明良さん、そして、ギターの千葉伸彦さん。残り7人は変更に。2015-02-23 22:04:33 GMT+9:002015-02-23 22:04:33 GMT+9:00
「藪原検校」 ナレーターは、浅野和之さんから山西惇さんに。3時間出ずっぱり膨大なセリフの大変な役なのだが、しっかり務めていらっしゃいました。 客席との距離感をどこまで詰められるか、というのが一つポイントで、浅野さんに比べるとまだ硬いかなと思ったりもしたが、初日ですしね。2015-02-23 22:11:21 GMT+9:002015-02-23 22:11:21 GMT+9:00
「藪原検校」 小日向さんのポジションを辻萬長さんが。香盤表ないので、全部同じだったかはわからないのだが、沢山の役を次々にやるので、いろんな姿が見られて楽しかった。 メインが保己市、辻さんらしい愛情の深さや、同志としての心も感じさせつつ、世の中一番恐ろしい人種は学者かもねと。2015-02-23 22:16:04 GMT+9:002015-02-23 22:16:04 GMT+9:00
「藪原検校」 萬斎さんは、前回よりも天真爛漫な感じが。 以下ネタバレ。 人を何人も殺すのだけれど、そこで心が曇っていかない感じで。獣のように、生きるために殺しているような。 だからか、殺し損ねるのに、詰めの甘さという印象がない。 祭の主役に相応しい、というセリフがぴったり。2015-02-23 22:22:05 GMT+9:002015-02-23 22:22:05 GMT+9:00
「藪原検校」 ネタバレ。 保己市のセリフに、晴眼者は江戸では見物見物見物で、大きな仕事も出来ずに人生が終わってしまう、というのがあって、うわうわうわぁって(笑) まぁ、舞台見物にうつつを抜かす人生でもいいですよね。よくないかな…2015-02-23 22:32:07 GMT+9:002015-02-23 22:32:07 GMT+9:00
「藪原検校」 前回の自分の感想ツイート眺めてたら、どうやら前楽を最前列で見ていたらしい。今回は、初日を二階席からだったので、印象の違いはそこらへんも大きいかな。 中越典子さん、後半の凄みの部分では秋山菜津子さんにはまだ敵わないか。これから楽日までの進化に期待ですね。2015-02-23 23:24:12 GMT+9:002015-02-23 23:24:12 GMT+9:00