2015.03.26
十二夜
日生劇場
演劇
「十二夜」@日生劇場、幕間。 さとしさんのマルヴォーリオも、禅さんのサー・アンドルーも、壤晴彦さんのサー・トービーもいいのだけれど、なんてったって音月桂さん!ヴァイオラもなかなか可愛いし、セバスチャンの男殺しっぷりも見事だけど、シザーリオのなんとも言えない両性の魅力が素晴らしい。2015-03-26 19:36:19 GMT+9:002015-03-26 19:36:19 GMT+9:00
「十二夜」終演。 いやー、すっごい良かった! 以下ネタバレ。 最後の所、不思議なことは何一つやってなくて、何が行われているか100%明瞭なんだけど、音月さんの演技力と舞台の魔法で、まさに「あるけれどもないものを見せる自然の覗き眼鏡」でした。 それで、エピローグがまたしびれるのだ。2015-03-26 21:31:06 GMT+9:002015-03-26 21:31:06 GMT+9:00
「十二夜」 この作品、もちろん双子が主役なのだが、もう一つの中心をどこに置くかにはいろんな選択があると思う。 オーシーノ公爵とオリヴィアでロマンス中心がスタンダードかな。吉田鋼太郎さんみたいにマルヴォーリオ中心もあり。 今回はエピローグ見て、この三人が一つの軸になってたのかと。2015-03-26 21:37:05 GMT+9:002015-03-26 21:37:05 GMT+9:00
「十二夜」 成河くんは道化役。ミュージカルメンバーによるストレートプレイの中、ストレート出身の彼が一番歌うという妙な構図だが、歌も良かったです。 キャラクター的には、本領発揮の路線で、存分に楽しませてもらいました。頭良くてキチガイで纏う空気の色が少し違う感じ。2015-03-26 21:40:33 GMT+9:002015-03-26 21:40:33 GMT+9:00
「十二夜」 オリヴィアが中嶋朋子さん。オリジナルの役柄とは年齢が合わなくて、しかも大竹しのぶっぽい演技なので、とてもおばさまっぽいのだが、音月さんのシザーリオが、美青年の傲慢さと女としての憐れみを絶妙なバランスで実現していて、世間知らずの若い娘じゃなくても一発で落ちる説得力。2015-03-26 21:49:50 GMT+9:002015-03-26 21:49:50 GMT+9:00
「十二夜」 山口馬木也さんのアントーニオ、ただ一人だけ全編シリアス。オーシーノも声がひっくり返ったりしてるのに(笑)男の純情でかっこよかった。 そして、もう一人の船長の宮川浩さん、かわいかった〜。ちょっと齧歯類系の可愛さあるよね。 http://t.co/8p0qkIU2Li2015-03-26 22:15:56 GMT+9:002015-03-26 22:15:56 GMT+9:00
「十二夜」 ネタバレ。 ラスト、マルヴォーリオだけが救われない話、という感じになりかねないが、今回は最後の道化の歌に振られ男三人組を合わせることで、悲哀感とともに人生そういう事もあるよというような救いも感じたり。 で、男三人組がすっばらしいのだ。ほとんど動かないのにぞくっとする。2015-03-26 22:25:00 GMT+9:002015-03-26 22:25:00 GMT+9:00
「十二夜」 サー・アンドルーに石川禅さん。こういうへなちょこやらせると絶妙だよなぁと。単なる脇役になっちゃう可能性のある役回りなんだけど、それで禅さん持ってきたのかと。 橋本さとしさんのマルヴォーリオ、得意技系なんだけど、やり過ぎない抑制も感じたりして。最後はホント萌える。2015-03-26 22:36:00 GMT+9:002015-03-26 22:36:00 GMT+9:00
RT @TOHO_12ya: おまけ。 ケーキを持つ係りに任命されたW船長(笑)と、サプライズ企画のため成河さんからケーキが見えないように楯になってくれた壤さん。 こんな素敵なカンパニーで明日も頑張ります!! http://t.co/PzUPEAw4WP2015-03-26 23:03:06 GMT+9:002015-03-26 23:03:06 GMT+9:00
「十二夜」 小西くんのオーシーノ。 オリヴィアに対する熱烈な恋のセリフをいいながら、体がシザーリオに対する愛を語るんだよな。ああいう無意識系の愛情表現って、やられる方にとっては、めっちゃタチ悪い魅力。指輪はめるシーンとか、こっちまでドキドキしちゃいましたよ。2015-03-26 23:07:37 GMT+9:002015-03-26 23:07:37 GMT+9:00
「十二夜」 しかし、今回、音月さんのシザーリオがとても魅力的だったので、二組のカップルの今後はちょっと不安な感じも(笑) オリヴィアはセバスチャンで満足できるんだろうかとか、オーシーノも自分が本当に好きだったのはシザーリオの危うさだったと気付いちゃうんじゃないかとか。2015-03-26 23:09:44 GMT+9:002015-03-26 23:09:44 GMT+9:00
「十二夜」 しかし、舞台は演出家のものなんだなと、改めて思った。 脚本自体は変わらないのに、どういう俳優さんを選んで、どんな演技をさせるかで、キャラクターの意味づけが違ってきて、物語の軸がどこにあるかも変わってくるような。 いや、自分がこのエピローグ大好きなせいもあるけど。2015-03-27 00:54:14 GMT+9:002015-03-27 00:54:14 GMT+9:00