2015.05.02
オセロー White
カクシンハン
シアターグリーン BIG TREE THEATER
演劇
これからカクシンハン「オセロー White」@シアターグリーン BIG TREE THEATER。 3時間半の作品を白黒2バージョンマチソワでやるという、なかなか気の狂った企画なのです。 通し券には、こんなオマケを頂きました(笑) http://t.co/sfZD7dGjJDSat May 02 09:59:44 +0000 2015Sat May 02 09:59:44 +0000 2015
「オセロー」幕間。 思っていた以上に、バージョン差が少ない。本質的に違うのは、エミリアとキャシオーのキャストぐらいと言っていいぐらいの、間違い探し状態なので、二度目はキツイ。 セリフが微妙に違う気がするのだが、これはワザとではなくて、マチソワのどちらかで少し抜けたりしてるのかも。Sat May 02 12:00:30 +0000 2015Sat May 02 12:00:30 +0000 2015
「オセロー」幕間。 白のエミリアは、劇団AUNの杉本政志さん。 結構なおっさんで、それを隠すわけでもないのだが、妙にちゃんとエミリアになっている。というかエミリアがいろいろ持っていってる感じ。 ハンカチを拾ってからの不安の表現はうまいなぁと。そのあとの過激なキスもすごかった(笑)Sat May 02 12:03:34 +0000 2015Sat May 02 12:03:34 +0000 2015
「オセロー」幕間。 イアーゴーの河内さんは結構演技を変えてる部分があるように思う。昼の黒よりも悪意の表現が強いかな。 オセローの丸山さんは微妙な差で、これは白黒ではなくて、回によって違うのかも。昼より表情が柔らかくて、繊細な印象。Sat May 02 12:06:58 +0000 2015Sat May 02 12:06:58 +0000 2015
「オセロー白」終演。 後半も演出的には黒とさほど違いはなし。マイナーチェンジはあるが、見せ方は違うのに何を見せるかは同じというか。 ただ、エミリアのキャスト違いが大きな差で、黒の梅村さんも良かったが、白の杉本さんは圧倒的。イアーゴーとの関係性もかなり違う。終盤はとても満足でした。Sat May 02 13:48:47 +0000 2015Sat May 02 13:48:47 +0000 2015
「オセロー」 三時間半を二本見て、細かいところの差などが面白かったりして、後悔はしてないが、体力的な事を考えると、自分は白だけ見れば十分だったかもと。いや、ちょっと腰痛が心配な気配があったりもして。 以下ネタバレ。 白黒の差。キャスト、コロス、開幕、一幕二幕のラスト、覗き表裏。Sat May 02 13:53:04 +0000 2015Sat May 02 13:53:04 +0000 2015
「オセロー」 黒の方、柳の歌のシークエンスがなくて別の歌だったので、白もそうかと思っていたら、白はオリジナル版。 あれ、なんで、黒の方はああいう独自の事をやってるんだろう。重要な部分をわざわざ入れ替えた効果を感じなかったので不思議に。 まさかセリフがとんでアドリブだったとか?Sat May 02 13:57:11 +0000 2015Sat May 02 13:57:11 +0000 2015
「オセロー」 オセローがデズデモーナを呼び戻すシーンで、ロドヴィーコーが「私が?」と言うはずの所で「ワタスが?」と言って、キャストに動揺が(笑) 丸山オセローは微妙に苦笑、河内イアーゴーは後ろ向いちゃうし、真以美デズデモーナは泣くシーンなので完全に顔を俯けて髪で隠してたり。Sat May 02 14:02:57 +0000 2015Sat May 02 14:02:57 +0000 2015
「オセロー」 二回見ると、細かいミスが目についちゃうのもよくないかな。 布の扱い。昼はオープニングを映すものが捻れてたし、夜はラストのシーツをかけるときに、最初捻れていてヒヤヒヤしたけど、ちゃんとかけられてホッとしたり。 あとはアドリブっぽく見せる部分は二度目は点が辛くなるよね。Sat May 02 14:06:54 +0000 2015Sat May 02 14:06:54 +0000 2015
「オセロー」 8800円で2本で7時間。コストパフォーマンス的には素晴らしいし、演劇としても結構満足だったのだけれど、自分の趣味で言えば、白を元に余計なものを削って休憩20分込みで3時間まで削ったものに同じ値段払う方がいいなと。 こういう事書いてると、若くない事を痛感する(笑)Sat May 02 14:16:43 +0000 2015Sat May 02 14:16:43 +0000 2015
「オセロー」 白黒の2バージョン演出があるというから、物語として違うものを見せてくれるだろうと期待したが、そういう事はなくて残念。主役3人に関しては基本的に同じキャラクターで同じストーリー。 同キャスト同演出なのにストーリー日替りだった「白鳥の湖」みたいなわけにはいかないか。Sat May 02 14:21:26 +0000 2015Sat May 02 14:21:26 +0000 2015
「オセロー」 演出とは何か、というのは人によってそれぞれだろうけど、自分にとっては、戯曲からどのような物語を立ち上がらせるか、なんだろうな。特に、シェイクスピアみたいな古典に関しては。 そういう意味では、白黒の2バージョンに感じたのは、演出の差ではなくて、キャストの差だったな。Sat May 02 14:35:09 +0000 2015Sat May 02 14:35:09 +0000 2015
「オセロー」 イアーゴーの最後のセリフのところ。あそこのオセローとイアーゴーは、7時間頑張って2回見る価値があったな。愛憎半ばする深い絆で結ばれた男二人でした。 えーっと、腐変換すると、あれはキスシーン!距離は離れてるけど絶対キスシーン!となっちゃうんだけど(笑)Sat May 02 14:44:53 +0000 2015Sat May 02 14:44:53 +0000 2015
「オセロー」 真以美さんのデズデモーナ、白の方が良かった気がする。セリフを噛むのが少なかったのもあるが、杉本さんとの方が取り合わせがいいのかも。 デズデモーナの馬鹿な小娘感が出にくい所が苦しいと思うのだが、杉本さんが隣にいると対比で小娘感が増幅されるからかな。Sat May 02 14:51:40 +0000 2015Sat May 02 14:51:40 +0000 2015
「オセロー」 400年前の戯曲だから仕方ないとは言え、デズデモーナがイライラするんだよね。頭悪いDV被害女まっしぐらで。 古典衣装で美人で誠実なだけが取り柄な役作りだと気にならないんだけど。 現代要素が少しでも入ると、頬を張られたら、パンプスの先で股間蹴り返せ!とか思っちゃう…Sat May 02 14:56:27 +0000 2015Sat May 02 14:56:27 +0000 2015
「オセロー」 衣装はイロイロで、まぁ、全体的には及第点だと思うのだが、デズデモーナだけはもう少しなんとかしてあげて欲しかった。 子供のハロウィンお姫様コスプレみたいな、ピンクと白の花柄段々ドレス(笑) あ。デズデモーナは子供の持ってる人形のような存在、という解釈なのか?Sat May 02 15:02:31 +0000 2015Sat May 02 15:02:31 +0000 2015
「オセロー」 ネタバレ。 現代的要素が入っていて、特にイアーゴーの最後なんかは明確に想起させられるものがあるのだけど、ストーリーとの結びつきがほとんど感じられないとってつけた感が。 あれで最後を二種類やるなら、もっと深く組み込めばいいのにな。Sat May 02 15:19:00 +0000 2015Sat May 02 15:19:00 +0000 2015
「オセロー」 河内イアーゴーは、いろいろツボなシーンが。 以下ネタバレ。 杉本エミリアに対しての愛情表現と殺す直前の諦観の表情。捕まった後目を閉じてほぼ無表情なのもいいし、オセローの最期を感じて首をうなだれる所も。なんといってもしびれたのは逃げる時の敬礼で、ちょっとたまらんです。Sat May 02 15:54:05 +0000 2015Sat May 02 15:54:05 +0000 2015
あ、いかん。じゃがりこを買ってこようと思っていたのに… いや、「オセロー」の中で、ロダリーゴーがポリポリポリポリ食べてるんで、見ててちょっと食べたくなっちゃったんです(笑)Sat May 02 15:58:22 +0000 2015Sat May 02 15:58:22 +0000 2015
「オセロー」 せっかく白黒2バージョンやるなら、黒のオセロ主人公イアーゴーが不条理な災厄バージョンと、白のイアーゴー主人公オセロが人を傷つける傲慢将軍バージョン、みたいなのを見たかったんだよなぁ。 あとは、あれですね、掛け算の順番が白黒で逆になるってパターンもいいですよね。Sat May 02 16:03:31 +0000 2015Sat May 02 16:03:31 +0000 2015
「オセロー」で、毎回気になるのが、冒頭で「自分はもともと弁舌の徒にはあらず…」とかいいながら強烈な長広舌をかますところ(笑) これ、NTLive の時は役者さんが「華麗なるペテン師たち」の人だったせいもあって、詐欺感がすごかった(笑) http://t.co/yXJyqYE3UoSat May 02 16:20:17 +0000 2015Sat May 02 16:20:17 +0000 2015
「オセロー」 ちょっとだけ男ソシアルダンスが入るシーンがある。黒は4組のうちいくつかが男同士に見えた。白は河内さんが相手を取り替えて順に踊るうち一人が男性か。 しかし、あのセリフの後ろで男同士で踊っている部分があるってのは、作品の構造を象徴していると言えなくもないな。Sat May 02 16:51:37 +0000 2015Sat May 02 16:51:37 +0000 2015
カクシンハン「オセロー」のコロス。各バージョンに合わせて黒と白の衣装なのだが、自分はほとんど存在意義を感じなかった。 もしかして、主役二人は同じ演技だが、コロスの存在で全然違う景色が見える、というのがやりたかったのかな。 そういうネタを白井晃+小野寺修二ぐらいでやってみて欲しい。Mon May 04 17:09:28 +0000 2015Mon May 04 17:09:28 +0000 2015
「オセロー」 イアーゴーの最後のセリフと見交わす視線で、もう、あの二人の人生は完結してたな、と自分は思ったのでした。 残りの生涯が長かろうと短かろうと、ただ黙って死を待つのがイアーゴーの余生だったのではと。オセローの最期にあたってさえ目も開けないのだった。Mon May 04 17:17:22 +0000 2015Mon May 04 17:17:22 +0000 2015
「オセロー」に限ったことではないが、フィクションの消化には、どうしても己の立場がでるよな。 自分は、デズデモーナの方に、DV被害者女のダメさを見てしまう。 あの夫婦の関係性の崩壊って、彼女がハンカチをなくしたにもかかわらず「持ってるけど見せたくない」と嘘をつく所が決定打のような。Tue May 05 03:35:13 +0000 2015Tue May 05 03:35:13 +0000 2015