2015.06.11
ラ・バヤデール
東京バレエ団
東京文化会館
バレエ
東京バレエ団「ラ・バヤデール」@東京文化会館、幕間。 コジョカルのニキヤと奈良さんのガムザッティ、そして木村さんの大僧正。芝居が濃くて、1幕最後は目が6つ欲しかった(笑) ソロルのシクリャローフは踊りはいいのだが、この3人に囲まれてると、優柔不断のお坊ちゃんという感じ。2015-06-11 19:44:04 GMT+9:002015-06-11 19:44:04 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 コジョカルのニキヤ。困り眉をそのまま使ったメイクで、基本的に悲しそうに見える。若くは作らず、椿姫のような結ばれない恋であることを知りながらも溺れる雰囲気が。 最初の木村大僧正とのやりとり、許されぬ恋に身を焦がす者同士のシンパシーを感じて、見入ってしまった。2015-06-11 19:50:15 GMT+9:002015-06-11 19:50:15 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 2幕のコジョカルニキヤ、理由がよくわからないのだが、芯のところが凍ったような硬質さを感じた。もしかして、死にかけの自分を見捨ててガムザッティの手を取って去っていったソロルの事を全く許してない? と、書いてみて思ったが、そりゃどう考えても許せんよな。2015-06-11 20:43:43 GMT+9:002015-06-11 20:43:43 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 2幕の最後は、下手からあらわれたガムザッティが、ソロルにゆっくりと近づいていき、ソロルが後ずさりしていくところで幕。 奈良さんのガムザッティが、運命の女神、のような雰囲気で。ほとんど表情を変えることなく、もはやソロルを追い詰めているような雰囲気。2015-06-11 20:46:19 GMT+9:002015-06-11 20:46:19 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 2幕の影の王国の群舞のアラベスク。1段目のスロープは全員前向き。床に降りてからは、先頭は常に前向き、2番目は常に後向きと交互になる。なので、折り返すと軸足が変わるわけで、両側を同じレベルでやらなきゃいけないのは大変そうなんだけど、綺麗に揃っていた。2015-06-11 20:52:27 GMT+9:002015-06-11 20:52:27 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」終演。 うーん、別にどこが悪かったというわけでもないのだが、なんとなく物足りない感じだった。初日のせいもあるのかな。 神と悪魔が賭けをして、無邪気で気弱な美青年ソロルを王宮に放り込んだら…みたいな話に見えた。 愛、というより、様々な信義と裏切りの話。2015-06-11 21:39:52 GMT+9:002015-06-11 21:39:52 GMT+9:00
古典バレエの常で「ラ・バヤデール」も大概酷い話だと思うのだが、今日は3幕を見てて、これは一周まわってフェミニズム的に正しいストーリーなのではと思ったり。 奈良ガムザッティ、可憐な野の花を無理やり手折ってしまったがやはり俺には微笑んでくれないのだな、的な感じがあって。2015-06-11 21:45:30 GMT+9:002015-06-11 21:45:30 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 木村さんの大僧正、登場時は高潔さとともに、空間に神の姿を見るような眼差しもあったりして。ニキヤに対する恋情に、自分の中での罪の意識が常に伴っている所がよい。最後、結婚させる所、嫌がるソロルの腕を掴んで無理矢理誓わせるのだが、もしかしてあれが崩壊フラグなのかな。2015-06-11 21:50:39 GMT+9:002015-06-11 21:50:39 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 コジョカルのニキヤ、精緻にコントロールされた踊りだが、全体的に愛が薄いかも。 1幕は恋の色が強くて、その裏に舞姫としての背徳感も。2幕以降はソロルの裏切りがベースにあるのかな。アルブレヒトを守ろうとするジゼルに対して、ソロルを死に誘うニキヤ、というような。2015-06-11 21:55:19 GMT+9:002015-06-11 21:55:19 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 ソロルのシクリャローフ、姿も良く、バリエーションもサポートもなかなか。ただ、キャラクターとしては、型通りの優柔不断クズ男にとどまったか。 1幕でのレベランスで、一瞬ニヤッとした所がよかったので、そういう役で見てみたいな。色悪系ソロルというのも面白そうだが。2015-06-11 22:02:41 GMT+9:002015-06-11 22:02:41 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 修行僧達が、なんとなくいまひとつだなぁと。ここらへんは新国立の方が好みなんだがとしばらく考えて思いついたのだが、東京バレエの男子は体型が少年に近い人が多い気がする。胸が薄くて、お尻が柔らかい感じ。 ブロンズ像は梅澤くん。ちょっと綺麗にまとまりすぎたかも。2015-06-11 22:07:38 GMT+9:002015-06-11 22:07:38 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 衣装が、所々微妙。ソロルのダボダボパンツとか、群舞女性の衣装とか。 特に酷いと思うのが1幕のガムザッティとソロルのパドドゥの後ろに出てくる男性2人。全身タイツの上に、借り物のブラトップとパレオつけてるんですか?みたいな。あの帽子もなんだかなぁ。2015-06-11 22:10:55 GMT+9:002015-06-11 22:10:55 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 今日、ものすごく気になってしまったのだが、1幕の王宮シーン、左右のテーブルにチェスが置いてあるんだけど、ソロルとガムザッティ、誰かの続きをやってる? きちんと見たわけじゃないけど、駒が初期状態じゃないとこからはじまってた気がするんだけど。2015-06-11 22:48:51 GMT+9:002015-06-11 22:48:51 GMT+9:00
「ラ・バヤデール」 今日は東京バレエ勢の影が薄かった気がする。木村大僧正と奈良ガムザッティはともかく、他は脇役と大道具といった感じ。影の王国はよく揃ってたけどね。 あ、ラジャはヒゲのせいもあって、なんとなく吉田鋼太郎さんに似た雰囲気で悪くなかった。永田雄大くん。2015-06-11 23:09:09 GMT+9:002015-06-11 23:09:09 GMT+9:00