2015.06.13
白鳥の湖
新国立劇場バレエ団
新国立劇場オペラパレス
バレエ
「白鳥の湖」@新国立劇場、幕間。 今日はNHKの収録ということもあってか、総力戦の様相を呈している。 米沢ムンタギロフの主役コンビに、道化は八幡さん、トレウバエフはハンガリーだけでなく1幕の群舞にも、スペインには本島さん。 他日主役でないプリンシパルで入ってないの菅野さんだけか。2015-06-13 15:20:09 GMT+9:002015-06-13 15:20:09 GMT+9:00
「白鳥の湖」幕間。 米沢さんって、役作りというかキャラクターの印象が特異だと思うのだけど、このオデットかなり好きだ。 王子との出会いは、野生動物が人に怯える姿。ロートバルトが現れて王子が去った後、ロートバルトと二人の時の方が落ち着いているという。鳥同士だからね。2015-06-13 15:23:57 GMT+9:002015-06-13 15:23:57 GMT+9:00
「白鳥の湖」 はじめて思ったのだが、もしかして、ロートバルトが邪魔したから、これは解呪の目があると思って、王子に賭けてみることにしたのかなと。 二幕後半のパドドゥが、恋愛じゃなくて、お見合いっぽいんだよね。最後のバリエーション、彼に決める事にしましたと仲間に報告してるみたいな。2015-06-13 15:27:56 GMT+9:002015-06-13 15:27:56 GMT+9:00
「白鳥の湖」終演。 米沢オデットって、王子を愛してるのに気づくのが4幕後半なんじゃないかな。王子を守るように、ロートバルトの前に立ちはだかる所で、自分の心の中にあった愛情に目覚める。 こういう事考えるのは、愛でロートバルトが死ぬなら、2幕で終わりじゃないの?と思うせいもある。2015-06-13 16:56:54 GMT+9:002015-06-13 16:56:54 GMT+9:00
「白鳥の湖」 貝川さんとの組み合わせのせいもあるのか、米沢オディールは旅の舞姫みたいな。私が本気で踊ったら大抵の男は落ちるのよ、それでダメならあんたの負けねロートバルト、とかね。 オデットの真似をする気はあんまりなくて、幻影が出た直後だけ、しょうがないから本気で真似しにかかる。2015-06-13 16:59:50 GMT+9:002015-06-13 16:59:50 GMT+9:00
「白鳥の湖」 黒鳥の32回転、シングルシングルトリプルで入って、あとは大体シングルシングルダブル。 ちょっと調子が悪かったのか、前半にシングルが続く部分が。それでも後半にダブル入れてくるというのが、強いよね。 回転系の精度においては、最強クラスと言って間違いないと思う。2015-06-13 17:03:46 GMT+9:002015-06-13 17:03:46 GMT+9:00
「白鳥の湖」 米沢さんは基本的にコントロール力が高いんだろうな。バランス系でも、どこまで自分が耐えられるかをよくよく知っていて、役柄を壊すような我慢は全く見せない。ただ、バランスの安定印象が強すぎて、サポート付きでも自立してる感じがあるのが、恋愛色の薄さに繋がるのかも。2015-06-13 17:09:17 GMT+9:002015-06-13 17:09:17 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ムンタギロフの王子、何もかも持ってる人生イージーモードのお坊ちゃんかな。 個人的には王道ど真ん中のイケメン王子系ってどうでもいいタイプなのだが、番犬として外飼いするつもりだったのに、いつの間にか一緒のベッドで寝てるよ、みたいなのがすっごくわかる可愛さがある。2015-06-13 17:14:05 GMT+9:002015-06-13 17:14:05 GMT+9:00
「白鳥の湖」 米沢オデット、最後以外恋愛色薄めなのが自分の好みなのかも。 この話、夜の湖畔なんて怪しい場所で会っただけで王子が自分のものになったと勘違いして、王宮で会うような立派な相手に鞍替えしたらべそべそ泣いて死んでやるとか、どこのメンヘラ女だよみたいなとこあるじゃないですか。2015-06-13 17:43:07 GMT+9:002015-06-13 17:43:07 GMT+9:00
「白鳥の湖」 八幡さんの道化、キレキレかつ演技も細かくてよかった。 今日はちょっと遠目の席だったのだが、そのせいでかえって、ジャンプ力の異常さに改めて驚いてしまった。物理的なジャンプの大きさもあるけど、姿勢の制御なんだろうな、物理法則を無視してるような空中静止感がある。2015-06-13 17:52:45 GMT+9:002015-06-13 17:52:45 GMT+9:00
「白鳥の湖」 スペインに本島さん、ハンガリーにトレウバエフ。ここらへんの役にプリンシパルを投入って、テレビ収録ならではの大盤振舞いかな。 見る側としては豪華で楽しい。スペインなんて、まぁ普通に楽しいディベルティスマンだよねって感じなのだが、本島さんだとググッと惹きつけられちゃう。2015-06-13 18:00:00 GMT+9:002015-06-13 18:00:00 GMT+9:00
「白鳥の湖」 今日の組み合わせだと、男の真実の愛が呪いを打ち破る、というのはフェイクで、オデットが真実の愛に目覚めることこそが呪いを打ち破る力である、という話に思える。 基本的に恋愛色の薄い米沢オデットだからこそ、最後に王子と二人でロートバルトに立ち向かうところに感動するのかも。2015-06-13 18:09:45 GMT+9:002015-06-13 18:09:45 GMT+9:00
しかし、今年は「白鳥の湖」をたくさんやってるなぁ。 自分が見ただけで、ミハイロフスキー、モンテカルロ、英国ロイヤルLV、バーミンガムロイヤル、国立モスクワ音楽劇場、マシュー・ボーンLV、新国立と7本。 個人的にはそんな白鳥ばっかやらんでもと思うのだが、集客力ある演目なんだよね。2015-06-13 18:31:22 GMT+9:002015-06-13 18:31:22 GMT+9:00
公式リツ。 「白鳥の湖」米沢さん初日ではグランフェッテが 1-1-3 だったと書いている方がいらっしゃって楽しみにしていたのだが、今日は 1-1-2 メインだったのは、音楽のテンポとの兼ね合いだったのか。 両日収録だから、NHK での放映では初日の分が見られるだろうな。楽しみ。2015-06-13 23:00:15 GMT+9:002015-06-13 23:00:15 GMT+9:00