2015.07.05
三人吉三
シネマ歌舞伎
ライブビューイング, 歌舞伎
シネマ歌舞伎「三人吉三」。 かなりあちこちを切って、2時間20分ぐらいにおさめてある。音声もかなりいじってあるのか、ちょっとリップシンクが気になる部分も。 舞台と映像の違い、というのをよく知っていて、同じ素材で別のものとして完成させてきたというところか。いやはや、楽しかった。2015-07-05 14:08:24 GMT+9:002015-07-05 14:08:24 GMT+9:00
「三人吉三」 主役三人がとてもいいんだよな。松也はカッコいいし、七之助は男も女もいい表情するし、そしてなんといっても勘九郎がすごく好み。勘九郎って、どうしてもヘタレな雰囲気がある人だと思うのだが、そこを殺さず、ヘタレなんだけどすっごいイイ男になってるのが素晴らしいと思うのだ。2015-07-05 14:17:28 GMT+9:002015-07-05 14:17:28 GMT+9:00
「三人吉三」 スタッフもとても豪華。 演出の串田和美さん、音楽は伊藤ヨタロウさん、衣装はひびのこづえさん、演出助手には長塚圭史さん。 衣装のディテールなんかは、さすがに映像だとよく見える。ただ、大詰も結構切ってるので、和尚の緑の衣装が意外と見られなかったのが残念。2015-07-05 14:21:08 GMT+9:002015-07-05 14:21:08 GMT+9:00
「三人吉三」 映像版もとても良かったけど、これを気にいった方には、是非舞台にも足を運んでほしい。 平場の座布団席で3時間以上というのは体力的にはツライけど、その分の価値はあります。大詰の雪は、客席の前方列から舞台最奥まで降らせるので、空間全体を感じられてこそ、という演出。2015-07-05 14:29:20 GMT+9:002015-07-05 14:29:20 GMT+9:00
「三人吉三」 「エリザベート」で松也くんが気になってる方、普通の映画の値段ですので、ご覧になってはいかがでしょうか。 あ、それよりも「スリル・ミー」クラスタに見て欲しいかも。お嬢とお坊の解釈っていろいろあると思うけど、今回は完全に男同士のロマンスだと思うので。2015-07-05 14:34:48 GMT+9:002015-07-05 14:34:48 GMT+9:00
「三人吉三」 回る因果の糸車、という話で、登場人物が結構いるわりに、実は○○というのが連打されて、良く考えると伝吉と直接関係ある人とその家族たちだけで出来ている話なのだ。 伝吉の家で十三郎の出生がわかるシーン、笹野さんが執拗に映るのだが、自分も舞台見てた時、笹野さんばかり見てた。2015-07-05 14:40:30 GMT+9:002015-07-05 14:40:30 GMT+9:00