2015.08.11
世界バレエフェスティバル Bプログラム
東京文化会館
バレエ
WBF Bプロ、今日はラドメイカーが降板か。悪化、ということは、そもそも故障を抱えての参加だったのかな。ガラのショルツを見たいのと、ゆっくり休んでしっかり治して欲しいのと、気持ちが揺れてしまうが、体が資本なのだから無理だけはしないで欲しい。2015-08-11 17:35:21 GMT+9:002015-08-11 17:35:21 GMT+9:00
「椿姫」のラドメイカーの当日代打にリアブコを持ってこられるのが、WBF のすごいところだよな。 リアブコがアッツォーニ以外の女性と踊るのって(少なくとも日本では)珍しいのではないかと思うのだが。自分が見たことあるのは、コジョカル・ガラでの「椿姫」だけだ。2015-08-11 17:40:54 GMT+9:002015-08-11 17:40:54 GMT+9:00
「世界バレエフェスティバル Bプログラム」@東京文化会館。 考えてみれば、ラドメイカー、ホールバーグ、ウルドブラーム、コチェトコワと、4人が怪我で降りてるのか。 怪我の多い職業だよなぁ。皆様、お大事にされてください。 http://t.co/t7UrGN2pX42015-08-11 20:16:26 GMT+9:002015-08-11 20:16:26 GMT+9:00
「WBF B」幕間。 第1部は「椿姫」の紫が圧巻。何度か組んだ事あるのかな?代打とは思えない完成度。 リアブコのアルマンが若さ溢れる演技。立ち姿のわずかな前傾とか、回転の速さとか、そういう体の使い方なのだと思うが、元気で純情なワンコで、彼とはダメよと思いつつもほだされちゃうなと。2015-08-11 20:16:37 GMT+9:002015-08-11 20:16:37 GMT+9:00
「椿姫」 アイシュヴァルトのマルグリットは貫禄。最初の鏡の前に立つシーン、鏡越しに見えるところだけ、急に歳をとって見えるのが凄かった。 自分の置かれている状況をよくわかっていて、アルマンとは上手くいかないだろう事も知っていて、それでも揺れる心というのが、隅々にまで表現されている。2015-08-11 20:16:43 GMT+9:002015-08-11 20:16:43 GMT+9:00
「ダイアナとアクティオン」 このペアは、ガラ向きですね。 筋肉のつき方もあるのだろうけど、全体的に線がガタガタした感じが気になる。フィギュアスケートでいえば、昔の中国ペア的な。 男性のピルエットの最後のレイバックポジションや、女性の腕の振りを加えたフェッテとか、面白かったが。2015-08-11 20:17:09 GMT+9:002015-08-11 20:17:09 GMT+9:00
「WBF B」 第2部はコンテンポラリー対決というか、上半身裸男対決というか(笑) コボー、ゴメス、シャコンの3人が上半身裸だったのだけれど、コボー先生がすごいいい体してた。前はもう少し脂肪がのってた気がするんだけど絞ってるのだろうか。2015-08-11 20:18:04 GMT+9:002015-08-11 20:18:04 GMT+9:00
「WBF B」 第3部は、色とりどりで、いろんな発見があって面白かった。 鉄板なのはシムキンの「レ・ブルジョワ」。絶対見えない羽でサポートしてるってレベルの跳躍も凄いが、細部の表現が前に見た時より進化してて、後半の大きな技がない部分がまた上手くて引き込まれる。大喝采でした。2015-08-11 22:26:50 GMT+9:002015-08-11 22:26:50 GMT+9:00
「椿姫」の黒を、ロホとレンドルフで。これが、個人的にはとても面白かったというか、勉強になったというか。いかにノイマイヤーの振付が鬼かを再認識したりも。 動きは悪くなくて楽しかったけど、なんというか全く死にそうにないマルグリットで。芸術監督に専念するから現役引退するわ、ぐらいか。2015-08-11 22:30:15 GMT+9:002015-08-11 22:30:15 GMT+9:00
「椿姫」 レンドルフは、まだ若いのかな? ガッシリ系なのだが、力に走らず丁寧に踊る感じがあるのが良い。立派な大臀筋にふさわしく足の動きにシャープさがあったり。 リフトを力でやっちゃうところがあるのだが、中盤のリフト2つから投げ3つの連続を全部力でいったのは、ある意味見事だった。2015-08-11 22:33:20 GMT+9:002015-08-11 22:33:20 GMT+9:00
「マノン」 自分にとっては話に全然共感出来ない作品なのだが、デュポンとモローで見ると、なるほど!と思ったり。 美男美女で恋愛至上、フランス映画的なと言えばいいのかな、おいおいおいおいと思いつつも、説得力がある。 全幕をどう作るのか興味あるが、ゲスト公演やってくれないかなぁ。2015-08-11 22:40:50 GMT+9:002015-08-11 22:40:50 GMT+9:00
「WBF B」 第4部は充実していたが、中でもゲランとルグリの「こうもり」は、とにかく楽しかった。 こういう年齢の方々にこんなのやられちゃうと、若い世代はダンサー生命の長さに希望を持てばいいのか、いつまでたっても追いつけないと絶望すればいいのか、困るんじゃないかとか思ったり。2015-08-11 22:44:46 GMT+9:002015-08-11 22:44:46 GMT+9:00
「シルヴィア」 今日はノイマイヤーが4本あったのだが、アッツォーニとリアブコを見てて、これがノイマイヤーなんだよなと思ったのだった。 振付に演技でプラスアルファをつけるのではなくて、どこまでも振付を掘り下げて表現に到達する。 仏師が木の中に見つけた仏の姿を彫出すみたいな。2015-08-11 22:56:23 GMT+9:002015-08-11 22:56:23 GMT+9:00
「ギリシャの踊り」 個人的にはベジャールはあまり相性が良くなくて何を踊ってるのか理解できなかったりする。 彼の振付はノイマイヤーと逆で、正確に踊ってもダメな気がするのだ。振付が、魔力に方向性を与える呪文にすぎないというか。 今日のオスカー・シャコンは、不思議と良くわかる気がした。2015-08-11 23:17:13 GMT+9:002015-08-11 23:17:13 GMT+9:00
「海賊」はラムとムンタギロフ。 どちらもちょっとイメージ違うかなと心配していたのだが面白かった。 気位の高そうなメドーラと、愛玩系奴隷のアリ。 さすがロイヤルだと思ったのは、2人なのにパ・ド・トロワなのだ。実際にはいないんだけど、コンラッドの存在が感じとれる気がする。2015-08-11 23:23:23 GMT+9:002015-08-11 23:23:23 GMT+9:00
「海賊」のアリとメドーラは、関係性がよくわからないというか、そもそも適当というかで、バージョンや踊り手によって色々な解釈になると思うのだが、ラムとムンタギロフは、奥様と運転手といった感じが。 さすが私の旦那様、運転手も上等で見目麗しいのを選んでるわね、みたいな(笑)2015-08-11 23:26:38 GMT+9:002015-08-11 23:26:38 GMT+9:00
「伝説」はアマトリアンとフォーゲル。身体能力も高く、パートナーリングも良く、ハードなリフトも綺麗に決まるのだが、感情的に響き合う感じをあまり受けないのが、すごく不思議。 Aプロのオネーギンもそんな感じだったので、この組の持ち味なのかな? すれ違い系の作品やったら面白そう。2015-08-11 23:32:03 GMT+9:002015-08-11 23:32:03 GMT+9:00
「WBF B」 沢山の演目をまとめてみることで、対比されて浮かび上がってくる印象があるのも面白い。 ノイマイヤーの踊り方の差とか、ノイマイヤーとベジャールの対比とか。 振付で言えば、スカーレットがとにかく女性を見せるのに対して、ビゴンゼッティは男性に力点がある感じがしたな。2015-08-11 23:43:51 GMT+9:002015-08-11 23:43:51 GMT+9:00
「ドン・キホーテ」 さすがに脳味噌の充電切れかけで、好みの踊りする女性だけど誰だろう、なんて思いつつ見てて、アレクサンドロワだということに途中で気づく始末(笑) Aプロみたいな超絶技巧系ではないが、とにかく楽しくて、ニコニコしながら見ちゃった。レベランスもいろいろ入れてくるのだ。2015-08-11 23:49:30 GMT+9:002015-08-11 23:49:30 GMT+9:00
「ドン・キホーテ」 アレクサンドロワって、役ごとに全然違った感じになるので、自分の中で印象が一定しないのも、最初気づかなかった理由かも。 今日のキトリは姉御肌。衣装の左肩がずり落ちて、右手でちょっと直してたのだが、そこが振付なのかと思うほど。扇の使い方も、キャラクター表現が見事。2015-08-11 23:52:43 GMT+9:002015-08-11 23:52:43 GMT+9:00
「ノー・マンズ・ランド」は、以前に見た時と少し違った印象。今日はなぜか、コボーの方が若くみえた。締まった体の印象もあるかな。 なので、椿姫っぽい感じも。 スカーレットの振付は美しいなぁ。そして、とても女性をよく見せる振付家だと思う。男性は添え物というか土台というか(笑)2015-08-12 00:18:42 GMT+9:002015-08-12 00:18:42 GMT+9:00
「ヴァーティゴ」の振付はビゴンゼッティ。 ヴィシニョーワとゴメスの登場時に、シンクロミックスかよ!と脳内で突っ込んでしまった。いや、黒の衣装なんですが、ほぼ水着なんですよ(笑) 面白い動きが結構あって、特に男性の方に独創性が高かったと思う。別の言い方をすれば時々みょうちきりん。2015-08-12 00:47:43 GMT+9:002015-08-12 00:47:43 GMT+9:00
「WBF B」残りの演目をまとめて。 トワイラ・サープ振付のシナトラ「ワン・フォー・マイ・ベイビー」は、ゼレンスキーがカワイイ!の一言です(笑) 「ライモンダ」は、うーむといったところ。コルスンツェフに全身白はきついような。レンドルフと同じで黒の方が似合う体型だと思う。2015-08-12 00:56:27 GMT+9:002015-08-12 00:56:27 GMT+9:00
「眠れる森の美女」はコノヴァロワとエイマン。あまり踊り込んでない感じだが、キス即結婚の年齢差100歳近くの2人だし、そこらへんは許容範囲で。幸福感が良かった。 エイマンに感心したのは、同じ動きを複数回やるところで、必ず後の方が綺麗に決まるところ。これが逆だとガックリするんだよね。2015-08-12 01:01:22 GMT+9:002015-08-12 01:01:22 GMT+9:00
サレンコとマックレーの「ロミオとジュリエット」はなかなか。 マクレイ先輩のピルエットサポートは天下一品の気がする。高速で回り続けてピタッと止まる。サレンコの軸がしっかりしてるのもあるのかな。 そういえば、前回はロホだったから、手を離しても回ってます!をやってたっけ。2015-08-12 01:09:49 GMT+9:002015-08-12 01:09:49 GMT+9:00
サレンコとマラーホフの「シンデレラ」はあまり印象に残らず。 これがアダージョだけだから、Aプロもあわせたのかな、なんて思ったり。 マラーホフのベスト、後ろも長くしてあるのだが、あれ、もしかして体型がやばいからだろうかと邪推したり。背中の下の方に肉がつくと取れないとか言うよね…2015-08-12 01:15:13 GMT+9:002015-08-12 01:15:13 GMT+9:00
「瀕死の白鳥」 ロパートキナの凄さを少し理解したかも。他の人と一緒に踊らない方が、自分にはわかりやすい気がする。 驚くべきことに、つなぎの部分というのがないんだよね。最初から最後まで動きが連続したものとして構成されている。 山程センサーつけてモーションキャプチャーしたい。2015-08-12 01:18:01 GMT+9:002015-08-12 01:18:01 GMT+9:00
「ペール・ギュント」 はラウデールとレヴァツォフ。 この前、演劇版を見たばかりなのに、どこのパートなのかわからなかった(笑) 男性の掌の上に女性が立つリフトが2度あって、体格差があるとはいえ立派。ただ、予備動作が目に付いちゃうのはもったいない。 レヴァツォフくんは所々粗い感じが。2015-08-12 01:26:37 GMT+9:002015-08-12 01:26:37 GMT+9:00
「ペール・ギュント」 マシュー・ボーンの「白鳥の湖」の王子役、最近は演技で作るのではなくて、素に近い状態での若者の魅力があるダンサーを配役してるのかなと思ったことがあるのだが、レヴァツォフくんはそっち系なのかなと思った瞬間が。 語弊があるかもしれないが、EXILE系というか。2015-08-12 01:36:10 GMT+9:002015-08-12 01:36:10 GMT+9:00
ここら辺、年齢が関係するのかなとも思うのだが。 自分は今は演技によって若さを演じるということに感心が高い。ただ、そういうのを十分沢山見た後だと、演技ではどうしても辿り着けないようなたぐいの、未熟さに通じるようなナチュラルな若さに価値を見出すようになったりするのかなと思ったりも。2015-08-12 01:39:28 GMT+9:002015-08-12 01:39:28 GMT+9:00
公式リツ。 アイシュヴァルトとリアブコ、初めて組んで数時間であの「椿姫」とは、もはや理解を超えるレベル! 紫だから、出会いに近くて、擦り合わせが少なくてすむ演目なのかもしれないけど、ノイマイヤーだから十分ややこしいと思うのだが。2015-08-12 08:53:46 GMT+9:002015-08-12 08:53:46 GMT+9:00
そうそう、「ドン・キホーテ」のピルエットのサポートで、かなり軸が倒れてヒヤッとしたんだけれど、その後でアレクサンドロワがコラッて感じのマイムをして、ラントラートフはお姉様ごめんなさいみたいな感じで、2人とも可愛かった〜。 役の範囲内で瞬時にあれを入れられるのはすごい。2015-08-12 09:03:39 GMT+9:002015-08-12 09:03:39 GMT+9:00
公式リツ。 WBF は皆様の感想ツイートが、いつにも増して面白い気がする。 平均レベルが非常に高いのと、演目数が多いので、個人の好みがはっきり出るせいもあるかな。 比較がしやすいせいか、ポジティブでない意見も普段より多い気がするのだが、個人的にはとても参考になる。2015-08-12 20:17:48 GMT+9:002015-08-12 20:17:48 GMT+9:00
公式リツ2件。自分はパリオペは詳しくもないし、さほど趣味でもないのだが、なるほどなるほどと。 ついつい安易に美男美女と書いちゃったりするんだけど、本当は容姿じゃないんだよね。立居振舞が美形。だから遠方からでもわかる。 玉三郎の、顔が見える前から絶世の美女、というのに通じるのかも。2015-08-12 20:30:22 GMT+9:002015-08-12 20:30:22 GMT+9:00
それで、自分がパリオペにそれほど惹かれないのは、そこが理由なのかも。 男性の皆さんが自分にはきらきらしすぎるんだよね。宝塚にハマれないのと同じ感じ。 ゴツくてムサいオッさんとかが主食だから… 年齢が上がると、輝きが落ち着いてきてイケるのだが。 POB の OB 公演とかないかな。2015-08-12 20:40:41 GMT+9:002015-08-12 20:40:41 GMT+9:00
そういえば、アレクサンドロワとラントラートフのドンキの片手リフト。 普通は静止時間を長く見せると思うのだが、ここは違ったタイプのものだった。フィギュアのツイストに近い、ダイナミックに投げ上げて、一瞬静止してランディング。 豪快だった。2015-08-13 18:10:54 GMT+9:002015-08-13 18:10:54 GMT+9:00