2015.09.04
愛と精霊の家
Noism 0
りゅーとぴあ劇場
バレエ
Noosm 0 「愛と精霊の家」@りゅーとぴあ劇場。 よかったし、来た甲斐あったと満足もしたのだけれど、一方で趣味に合わないところや、これはいかんなと思うこともあり。 自分はとにかく、リメイクもの見るとオリジナルの方が良かったなぁと思うたちらしいというのも再認識。2015-09-04 21:12:24 GMT+9:002015-09-04 21:12:24 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 おおまかには、「シアンの家」に「Under the marron tree」を足した構成。 冒頭は全員黒服の中で金森さんのソロ、眠る男が奥野さん、鏡が山田さん、男4人のパートがあって、影絵のケンカは曲が「ルビーの指輪」からクラシックに、「浄夜」は小尻さん。2015-09-04 21:18:21 GMT+9:002015-09-04 21:18:21 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 各パーツはとても良かった。初演で金森さんがやったパートを、山田さんと小尻さんが踊っていたのだが、どちらも金森さんとは別のものとして感動させてくれた。 ただ、全体に関しては、初演の「シアンの家」のような強力なコンセプトで纏められている方が自分は好みなんだよなぁ…2015-09-04 21:54:41 GMT+9:002015-09-04 21:54:41 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 これだけはやっちゃダメなんじゃないの?と思ったのが、「浄夜」のパートの影絵。踊りを金森さんから小尻さんに変えたのに、影絵は使い回しなので、非常に苦しい感じに。 オリジナルを見ちゃってるから気になるのかなぁ。初見の方があそこの入れ替わりをどう解釈したのか気になる。2015-09-04 21:58:18 GMT+9:002015-09-04 21:58:18 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 皆様褒めると思うので、自分は気になった事を呟いておこうかなと。 影絵の所、音楽変えたのはどうかなぁ。客席は笑っていいの?いけないの?みたいな雰囲気。「ルビーの指輪」だったら安心して笑えたのだが。 あと、カエルのアップは後付けかな?そこだけ粗かったような。2015-09-04 22:03:11 GMT+9:002015-09-04 22:03:11 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 鏡のPDD。これはやはりとても好き。井関さんと山田さんだと、私的パートナー感が薄くなる分、振付家とダンサーという関係が強く見えるのも良かった。角度がバッチリの席で、ほぼ完全に2人が重なって見えた。 今更気づいたが、男は鏡の表と裏で左右両バージョン踊るんだね。2015-09-04 22:07:08 GMT+9:002015-09-04 22:07:08 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 記憶違いかもしれないけど、鏡のPDDはラストを短くしてあるような。音楽を残したままで終わって暗転というのは、金森さんらしくない気がするし、「シアンの家」では違ったんじゃないかと思うのだが。 あそこの転換は個人的には中途半端な印象で、リメイクの悪い所のような。2015-09-04 22:12:09 GMT+9:002015-09-04 22:12:09 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 「浄夜」は小尻さんと井関さん。同い年ぐらいのカップルの雰囲気で、それだけに、喜びのシーン、悲しみのシーンの純粋さが胸に迫る。 スクリーン前に2人で立つところからのリフト込みのシークエンスは前半後半で同じ事を2度やるのだが、その踊り分けが素晴らしい。2015-09-04 22:23:22 GMT+9:002015-09-04 22:23:22 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 井関さんは、凄いよねぇ、知ってるよ、でも知ってるのより凄いよねぇ、みたいな。何を言ってるのかわからないな(笑) アフタートークで「久しぶりにアダルトな方達と」「肩ひじ張らずに」というような事をおっしゃってて、言われてみると、より自由にフルパワーで、だったのかも。2015-09-04 22:28:33 GMT+9:002015-09-04 22:28:33 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 自分は「シアンの家」初演の、美術館のスペースで、椅子に座った人形からはじまって、一対一の関係にフォーカスした、時系列がいったりきたりしつつ最後は同じ人形で終わるというループの構成が大好きだったので点が辛いのですが。どうしてもパッチワーク的な印象が残ってしまった。2015-09-04 22:35:32 GMT+9:002015-09-04 22:35:32 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 あ、これだけは絶対ダメでしょと思ってたのが、新潟で金曜夜に一公演だけという設定。もったいなさすぎだし、あちこちで涙流してる人いるよね〜と。 質疑応答で金森さんが、できれば来年に再演したいが東京は会場が空いてないと。質問者の方の埼玉でも神奈川でもというのに拍手が。2015-09-04 22:40:35 GMT+9:002015-09-04 22:40:35 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 個人的な朗報。 アフタートークで最近あまり踊ってない事について聞かれた金森さんが、20代はたくさん踊り、30代は芸術監督として頑張ってきた、40代は少し踊ろうかと、と言ってくださいました。 是非是非、少しと言わず、たっぷりと踊りも見せてください!2015-09-04 22:44:53 GMT+9:002015-09-04 22:44:53 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 俳優の奥野さん。「カルメン」の時は演出的に飽きる所で印象が悪かったのだが、今回は非常に効果的だったような。 アフタートークで苦労した事を聞かれて、「このセリフの部分を14歩でやってください」など、セリフの表現と切り離した体の動きを指定されるのは初めてだったと。2015-09-04 23:05:25 GMT+9:002015-09-04 23:05:25 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 「浄夜」のパート、前は風船じゃなかった気がするんだけど、きちんと思い出せない。クッションだったような気もするんだけど。 なので、あの、パチンと弾けるところは新しいような。ほとんど動かないのに、顔だけでなく体全体での絶望が見えて苦しいぐらいだった。2015-09-04 23:11:03 GMT+9:002015-09-04 23:11:03 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 ちょっとだけ金森さん山田さん小尻さんの3人で踊る所があるのだが、ウォォ、もったいねー、この3人でもう一本、いやせめてあと10分、などと心の中で叫んでしまった(笑) 山田勇気さん、自分はほとんど見た事ないのだが、もっともっと舞台に立って欲しいなぁ。2015-09-04 23:25:00 GMT+9:002015-09-04 23:25:00 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 アフタートークの最初は新潟市長の挨拶から。 スミマセン、市長の挨拶なんてさ〜、と思いながら聞き始めたのだが、とても良かった。 全国にこういう市長がもっと増えてくれればいいのになぁと思ったぐらい。 これからもよろしくお願いします。2015-09-05 00:06:44 GMT+9:002015-09-05 00:06:44 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 自分は、一対多の関係が徹底して得意でないんだなと。 女1人男2人までなら大丈夫なのだが、今回の女1人男4人では、関係性を捉えきれないままで終わってしまった感じ。 「Under the marron tree」で四隅に男が立つ所は、何故だかゾッとした。2015-09-05 01:22:46 GMT+9:002015-09-05 01:22:46 GMT+9:00
「愛と精霊の家」と「After the^2 others」を続けてみたので、Noism 0, 1, 2 のメンバーをまとめて見たことになるのだが、やはり、2軍、1軍、コーチ兼選手という格の違いみたいなものがある気がする。 あれは何なんだろうな。こちらの意識を強制的に集中させる力。2015-09-05 23:56:02 GMT+9:002015-09-05 23:56:02 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 鏡のPDD、以前と自分の中に立ち上がってきた物語が全然違っていて、考え込んでしまった。 山田さんだと普通に振付家に見えたのだ。前半では自分には踊りきれない振付を舞踊家に与えて作品として完成させる。後半の影の存在になったときに初めて本人も完全に踊れるように。2015-09-06 01:27:13 GMT+9:002015-09-06 01:27:13 GMT+9:00
「シアンの家」の時には、鏡のPDDに師弟の雰囲気を感じた。 そもそも男が100%で踊って、それを女が覚えていく。そして、男が失われたあと、その影を背負って初めて女が完全に踊るというような。 自分の初見の時の感想は、「ノンナとミロノフ先生の『ミラージュ』を超えたかも」だったのだ。2015-09-06 01:28:03 GMT+9:002015-09-06 01:28:03 GMT+9:00
考え込んでしまったのは、自分で100%踊れる振付家が他人に踊らせる意味ってなんだろうと。それも人数が必要な作品ではなくてソロを。自分で踊ればいいという事になるような。 という事は、舞踊家は与えられた振付を100%で踊ってもダメで、120%で打ち返す事を期待されてるんだよな。2015-09-06 01:29:35 GMT+9:002015-09-06 01:29:35 GMT+9:00
というわけで、どなたか、そういう振付家と舞踊家の葛藤にフォーカスした小説書いてくれないかなぁ。個人的には、男二人が希望ですが(笑) 直球だとなかなか難しいだろうから、ジャンル小説で、ミステリーかBLかの枠があると成立しそうな気がするんだけど。2015-09-06 01:33:08 GMT+9:002015-09-06 01:33:08 GMT+9:00
「愛と精霊の家」 鏡のPDD、前に金森さんがおっしゃっていたのだが、後半でハーフミラーが客席側から透けて見える時は男性側からは何も見えないそうです。音楽だけで完璧に同調して踊らないと、あの効果は出現しないという。 ほんと、こういう所、金森さんって気が違ってる(褒めてます)。2015-09-06 01:38:41 GMT+9:002015-09-06 01:38:41 GMT+9:00