2015.09.16
あらしのよるに
南座
歌舞伎
「あらしのよるに」@南座。 面白かった! 最初は売行き悪かったそうだが、シルバーウィークは完売ということだし、東京で再演して欲しいなぁ。 ずっと残っていって古典に、という話があったが、是非そうなって欲しい。 リンクは関西ぴあの記事。 http://t.co/Pz1mnOpnzX2015-09-17 23:41:07 GMT+9:002015-09-17 23:41:07 GMT+9:00
「あらしのよるに」 がぶは、中村獅童一世一代の当たり役では、と思うぐらい。いや、獅童くん、そんなに見てるわけでもないし、今後もあるから、一世一代は保留しておきますが、とにかくよく似合う。 あの、へにゃっとした魅力と、キメるところと。 http://t.co/CRbApaa7lx2015-09-17 23:41:32 GMT+9:002015-09-17 23:41:32 GMT+9:00
「あらしのよるに」 道具立てはしっかり古典を踏襲、そこに客席いじりとか、通路や通路じゃないところ使ったり、浄瑠璃とかけあいしたりと現代劇やミュージカルの手法も入っている。 獅童の客席アピールもなかなかだが、松也の客いじりの貫禄はルキーニで鍛えられたものだろうか、などと思ったりも。2015-09-17 23:42:02 GMT+9:002015-09-17 23:42:02 GMT+9:00
「あらしのよるに」 敵役のぎろの月乃助がカッコよくて。みい姫とのシーン、海賊と姫君っぽい雰囲気もあり、ちょっとロマンス妄想してしまった。 隈取、敵役には赤は使わないのが普通だが、狼の正道を生きるキャラでもあるので、赤を入れてると。 http://t.co/bnmEJLYGVR2015-09-17 23:42:23 GMT+9:002015-09-17 23:42:23 GMT+9:00
「あらしのよるに」 中村梅枝のみい姫は、ほぼ人間の姫姿。なのだけれど、トークはすっごいバリトンの美声。あまりのギャップに客席がどよめきました(笑) 御本人も「すみません普段はこういう声なんです」と。驚かれ慣れてるんだろうな。 http://t.co/ryPpx0VCsj2015-09-17 23:42:36 GMT+9:002015-09-17 23:42:36 GMT+9:00
「あらしのよるに」 発端の狼のお頭が殺される事件、後でめいが生まれたばかりの時だという設定が明かされる。なのに、めいと同じ時に生まれた姫とたぷが大人姿で出ているのは変では。 脚本の今井豊茂さん、「陰陽師」でも時間に関するケアがいい加減だったので、そこらへんを気にしない方なのかな。2015-09-17 23:43:12 GMT+9:002015-09-17 23:43:12 GMT+9:00
「あらしのよるに」 原作読んでないのだが、最終場は原作準拠っぽい。 ストーリーとしては設定の割に踏み込みが足りない気分もあり。現代劇でやられたら納得いかないかもなぁという気がするのだが、歌舞伎でやられると満足する。 というか、だからこそ、この話を歌舞伎でやることにしたのかなと。2015-09-17 23:43:22 GMT+9:002015-09-17 23:43:22 GMT+9:00
「あらしのよるに」二幕。 月見のシーン、がぶが父親を語る所でジーンとしてしまった。 二幕最後はだんまりで。こういう所、歌舞伎は強いなぁ。数分の間にストーリーの流れとしては超強引で高速な展開を、満足できる形で見せてくれる様式が確立されてる。 新作だけど歌舞伎を見たという充実感。2015-09-17 23:44:45 GMT+9:002015-09-17 23:44:45 GMT+9:00
「あらしのよるに」 松也のめいもよかった。 良かったんだけど、キャラ的に「スリル・ミー」とかぶる感じのところがあって、ついつい思い出しながら見てしまったので、いつ豹変するのかと(笑) いや、そういう話じゃないですよね。 もう少し男っぽく作ってくれた方が、個人的には好みかな。2015-09-17 23:49:22 GMT+9:002015-09-17 23:49:22 GMT+9:00
南座は初めていったのだが、東京大阪と比べると舞台が小さめな感じ。それが「あらしのよるに」とはとても合ってたような。花形歌舞伎なので、あやうい感じの人もいるから、空間が広いと間がもたなかったりするかも。 左右に階段と登り棒がついてるセットは現代劇っぽい使い方。2015-09-17 23:56:25 GMT+9:002015-09-17 23:56:25 GMT+9:00
「あらしのよるに」 月乃助さん、楽屋ではバスローブの時があるそうです。それも、股下5cmぐらいの超ミニ(笑) ファンの方から頂いたものだということですが、身長が183cmあるので超ミニになっちゃうと。 考えてみれば、歌舞伎は男ばっかりだから、あまり気にしないのかな?2015-09-18 00:05:22 GMT+9:002015-09-18 00:05:22 GMT+9:00
「あらしのよるに」を見て、新作歌舞伎は、あまり頑張って筋立てを複雑にしすぎない方が歌舞伎らしさが残るんじゃないかなと。 納得いかない部分がある話でも見せきれる強さがあるわけで。 演出が藤間勘十郎さんなのだが、現代劇の演出家より、歌舞伎をよく知ってるということかも。2015-09-18 00:14:37 GMT+9:002015-09-18 00:14:37 GMT+9:00
「あらしのよるに」は、もともと狼と山羊の話なのだが、御家騒動が入り、山羊の姫を加えた事で、人間界の話とも動物界の話ともつかない、曖昧模糊とした世界観に。それを好きなように解釈して楽しめるところが、自分には好みだった。 この謎の世界設定で話を成立させられるのも歌舞伎ならではかも。2015-09-18 00:31:10 GMT+9:002015-09-18 00:31:10 GMT+9:00