2015.09.27
オール・チューダー・プログラム
スターダンサーズ・バレエ団
テアトロ・ジーリオ・ショウワ
バレエ
スターダンサーズ・バレエ団「オール・チューダー・プログラム」@テアトロ・ジーリオ・ショウワ、幕間。 浅学なもので、アントニー・チューダーの名前さえ知らなかったぐらいなんですが、結構好みの振付。 長くはないが工夫のあるリフトが入ってたりして、マクミランの一代前ぐらいの感じなのかな。2015-09-27 14:55:06 GMT+9:002015-09-27 14:55:06 GMT+9:00
「オール・チューダー・プログラム」終演。 充実したプログラムだった。客入りも良く、皆さん満足されてたのでは。 全2回の公演で、昨日とはキャスト違いだったのだが、両方見ても良かったなぁ。各キャストで役作りの自由度の高い作品だと思うので。 http://t.co/B8guCEvqOf2015-09-27 18:20:43 GMT+9:002015-09-27 18:20:43 GMT+9:00
最初は「Continuo」というパッヘルベルのカノンを使った男女6人の作品。 サポート付きで女性がほぼ水平になるジャンプが印象的。結構手数が多いというか、カノンの速い方の音を拾うので、同時にゆったりした曲想を表現するのに音楽性が必要という、かなり厳しい振付だと思うが健闘していた。2015-09-27 18:21:05 GMT+9:002015-09-27 18:21:05 GMT+9:00
「リラの園」 ヒロインと婚約者、それぞれの愛人と過去の恋人という四角関係。 自分は題材的に、好きにすれば〜?という感じだったせいもあるが、感情的にはいまひとつ入り込めず。踊りはおもしろかった。 50年前にこういうのを日本でやったら、それは衝撃的だっただろうなとも。2015-09-27 18:21:15 GMT+9:002015-09-27 18:21:15 GMT+9:00
第2部は「小さな即興曲」から。 可愛らしい小品だが、子供っぽさを出す演技力と、一つ一つの動きをクリアに見せる力がないと、間のびしちゃう気がするのだが、今日の窪田希菜さん渡辺大地さんはなかなか。 なんとなく、ロイヤルの崔とキャンベルで見てみたいな、などと思った雰囲気の作品でした。2015-09-27 18:21:38 GMT+9:002015-09-27 18:21:38 GMT+9:00
「ロミオとジュリエット」 後朝のパ・ド・ドゥを、林吉瀬組で。 全1幕の作品で、音楽は知らないものでした。なんと初演では初日から4日目にしてやっと振付が完成したとか(笑) ジュリエットにフォーカスした作品なのかな。林さんのジュリエットの心境の変化がよく伝わってくる踊りだった。2015-09-27 18:22:08 GMT+9:002015-09-27 18:22:08 GMT+9:00
「ロミオとジュリエット」 これは吉瀬くんのせいじゃなくて振付のせいなんだけど、かなりのダメ男ロミオじゃない? グーすか寝てて、起きた途端に上着取って逃げ出そうとするとか、最後ジュリエットに膝枕で甘えるのとか、あちこちでダメ男の匂いが(笑) その分、ジュリエットの恋情が強く見える。2015-09-27 18:22:25 GMT+9:002015-09-27 18:22:25 GMT+9:00
「葉は色あせて」よりパ・ド・ドゥを吉田都さんと山本隆之さんで。 吉田さんは音楽性と流れの見事さが格別。体のどこにも力が入ってないように見えて、それこそ風に舞う葉のように、ただ揺れてるだけみたいな自然さ。 前半のリフトが一つもたついた感じだったが、その他では山本さんも完璧。2015-09-27 18:22:56 GMT+9:002015-09-27 18:22:56 GMT+9:00
第3部は「火の柱」。 なかなか面白い作品で、ダンサーによっていろんな姿になりそう。プリマの女優魂を燃えさせる作品だと思う。 膝から崩れるひやっとするような振付が何度かあり、練習ではうっかりぶつけて青痣だったのではなんて思ったり。 林さんの刻々と移り変わる感情に引き込まれた。2015-09-27 18:23:13 GMT+9:002015-09-27 18:23:13 GMT+9:00
「火の柱」 ヒロインが関係をもってしまう男を浅田良和さんが。踊りはいいのに、ピンクのチョッキがいけないのか、額が目立つのが良くないのか、いくらヤケになったからって、そこに行かなくても、なんて思ってしまった。 それはそれでヒロインの追い詰められっぷりが強調されて良かったですが。2015-09-27 18:23:32 GMT+9:002015-09-27 18:23:32 GMT+9:00
「火の柱」 吉瀬さんが、ヒロインに想いを寄せられる友人役。 こういう朴訥で朴念仁系のキャラは似合うと思う。ジャケットがいまひとつ体に合ってない感じや、前半の人形に近いぐらいの無表情まで合わせて、不器用な男ですが堅実に彼女を幸せにしてあげられるんではという感じに。2015-09-27 18:24:11 GMT+9:002015-09-27 18:24:11 GMT+9:00
「オール・チューダー・プログラム」 スタダン恒例のプレトークを小山さんが。今回のプログラムに関しての歴史などを。 この方のトーク、過不足なく、情に走りすぎもせず、舞台への興味を盛り上げてくれる。 えーっと、夏にトークを聞いた某団長さんには見習って欲しいとか思っちゃったり(笑)2015-09-27 18:28:04 GMT+9:002015-09-27 18:28:04 GMT+9:00
「オール・チューダー・プログラム」 「キングスマン」を見た後だからか、男性のジャケット系の仕立てが気になった。映画の中でハリーがビスポークじゃなきゃダメと言うけど、やはり体から少しずれてると、動いた時に綺麗な線は出ないんだよなぁ。しょうがないこととはいえ、少し残念でもあり。2015-09-27 18:38:02 GMT+9:002015-09-27 18:38:02 GMT+9:00
「火の柱」 音楽がシェーンベルクの「浄められた夜」で、この前の Noism0 の小尻さんパートと同じだったのだが、背景も同じ森で、あれっ?と。 音楽の元に詩があるのは覚えていたのだが、あらすじしか覚えてなくてググったら、デーメルの「浄夜」の舞台は月夜の森でした。なるほど。2015-09-27 22:34:22 GMT+9:002015-09-27 22:34:22 GMT+9:00