2015.10.10
針とアヘン
ロベール・ルパージュ
世田谷パブリックシアター
演劇
ロベール・ルパージュ「針とアヘン」@世田谷パブリックシアター。 とにかく装置と映像が見事。 名前が出ている出演者は2人なのだが、それ以外に女性が1人、そしてカーテンコールには黒衣のスタッフさんが11人。もちろん見えないのでわからないのだけれど、スタッフワークも見事でした。2015-10-10 14:52:03 GMT+9:002015-10-10 14:52:03 GMT+9:00
「針とアヘン」 舞台中央にのっぺりとした立方体の内側3面が浮かんでいるだけのセット。そこに内装を映して部屋にする。セットが回転するのだが、映像が完全に同期しているので、部屋ごと回転しているように見えるという仕組み。なるほど、プロジェクションマッピングってこういう使い方もあるのか。2015-10-10 15:02:19 GMT+9:002015-10-10 15:02:19 GMT+9:00
「針とアヘン」 後半になって気づいたのだが、映像投影する部分、場所によっては人間のところだけ映像を抜いてグレーのベタにしてあって、人間に背景の模様が映らないようになっている。 そのベタと、照明でできる人の影がすごい精度で一致してるんだよな。ダンス的な正確さで体を使ってるはず。2015-10-10 15:06:20 GMT+9:002015-10-10 15:06:20 GMT+9:00
「針とアヘン」 デジタルとアナログの混合具合もいい。 セットの壁が開いてドアになったりベッドになったりとか、椅子などの小物は滑り落ちない絶妙のタイミングで人が配置するとか。 映像と照明の使い分けも面白い。女性のシルエット、映像なのかと思ってたら、実際に女性が裏で動いていた。2015-10-10 15:18:37 GMT+9:002015-10-10 15:18:37 GMT+9:00
「針とアヘン」 字幕、多分だが、結構はしょってる部分があるような。そして、出すタイミングがいまひとつ。もしかしたら、映像見ないで脚本だけで訳したのかな。このタイミングで出て欲しいという部分が前にズレたり後ろにズレたり。特に、笑うところでタイミングが変になるのは苦しい。2015-10-10 17:13:29 GMT+9:002015-10-10 17:13:29 GMT+9:00
「針とアヘン」 マイルス・デイヴィス役は、サーカス系の方なのかな。結構ハードな姿勢をとってると思うのだが、力が入ってるように見えないのが立派。 以下ネタバレ。 箱の回転と映像で、電車の中で瓶から酒をかっくらってたのがシームレスに街中で倒れた酔っ払いになる所が気に入ってしまった。2015-10-10 17:17:44 GMT+9:002015-10-10 17:17:44 GMT+9:00
「針とアヘン」 主演の方は、主役のロベールと、ジャン・コクトーを。 どちらも英語とフランス語をちゃんぽんに話すのだが、コクトーは声が高く英語のフランス語訛りが強い感じ。 結構饒舌なパートもあり、字幕だとかなり落ちてると思うので、聞き取れないのが悔しかったりも。2015-10-10 17:31:58 GMT+9:002015-10-10 17:31:58 GMT+9:00