2016.01.06
ジゼル
ミハイロフスキー劇場バレエ
東京文化会館
バレエ
ミハイロフスキー劇場バレエ「ジゼル」@東京文化会館。 変格な組合せになるんじゃないかと期待していた予定キャストのセミオノワとレベデフから、ヴォロンツォーワとサラファーノフに変更で、正統派の雰囲気。 https://t.co/OXTFaBFUAk2016-01-06 20:03:53 GMT+9:002016-01-06 20:03:53 GMT+9:00
「ジゼル」幕間。 ヴォロンツォーワのジゼル、可愛らしい顔立ちが役柄にあっているうえに、踊ってるときに表情が役から全く離れないのが好き。テクニックを見せる部分などでも、表情や視線の使い方がうまい。 狂気のシーンも良かった。ジゼルの見ている幻影が、こちらにも見えてくるよう。2016-01-06 21:26:42 GMT+9:002016-01-06 21:26:42 GMT+9:00
「ジゼル」幕間。 サラファーノフのアルベルト、去年も見てるのだが、随分違った感じ。意外な事に今年はチャラ男なのだ。クリス・パイン系と言えばわかってもらえる方もいるんじゃないかと。隙あらばキスしようとしたり、都合悪くなると途端にヤベェって顔になったり。何かと従者に甘える感じも。2016-01-06 21:26:50 GMT+9:002016-01-06 21:26:50 GMT+9:00
「ジゼル」終演。 王道のキャラクター解釈で、ということはひっどい話なんだけれど、とてもよかった。 ジゼルの純粋な心と、アルベルトの必死さが伝わってきたのが、自分的にはポイントだったかな。 ヴォロンツォーワとサラファーノフ、1箇所だけリフトが気になったが、体重を感じさせない踊り。2016-01-06 21:32:43 GMT+9:002016-01-06 21:32:43 GMT+9:00
「ジゼル」 ウィリに結構長身の方も入っていて、密集状態になったりするので接触事故がおこるんじゃないかとドキドキしてしまった。 後ろの人が足を踏み出しかけてるのに前の人がバランスのままだったり、集団で交差のところでジャンプのタイミングが違ってたりして。 でも、無事に終わりました。2016-01-06 21:36:07 GMT+9:002016-01-06 21:36:07 GMT+9:00
「ジゼル」 ヴォロンツォーワのジゼル、2幕はほぼ無表情でのスタート。ウィリになった時に、踊る事とアルベルトへの想いだけが残ったのかなと思った。 技術の高い人でもあるのだろうけど、テクニカルな印象がなくて、とても情感が豊か。動きの流れがいいのかな? 儚げな中にも1つだけ強い意志が。2016-01-06 21:41:18 GMT+9:002016-01-06 21:41:18 GMT+9:00
「ジゼル」 2幕にアルベルトの従者がこんなに出てくるのって珍しいと思うのだけれど。墓場まで付き添ってきて、お墓まいりがすんだら早く帰りましょうとか、怪しげな光の後も即座には逃げずに一緒に帰りましょうと、けなげ。 多分、乳兄弟だよね。で、夜が明けたあとは2人で帰って行くんだよ。2016-01-06 21:44:31 GMT+9:002016-01-06 21:44:31 GMT+9:00
「ジゼル」 サラファーノフのアルベルト。1幕がチャラ男で、2幕にきてまで従者と仲良しで、あー、知ってる知ってる、ハードボイルドとかによくいる、いい女は死んだ女だけってパターンの困った男だよね、などと思っちゃうんだけど、2幕の踊りの必死さにほだされちゃう。2016-01-06 21:51:30 GMT+9:002016-01-06 21:51:30 GMT+9:00
「ジゼル」 サラファーノフは、とにかく充実している。ソロのバリエーションもよいし、サポートもうまく、大柄でも筋肉多くもないのにリフトがとても軽い。 倒れこみが何度かあるのだが、足首や膝を痛めないか心配なぐらいにガクッと倒れるのが、アルベルトへの感情移入をうながす。2016-01-06 21:56:15 GMT+9:002016-01-06 21:56:15 GMT+9:00
「ジゼル」 ヒラリオン、じゃなくてハンスはツァル。確か去年も彼だったと思うのだけれど、なかなか好みなんだよね。 ジゼル的には、気持ちは嬉しいけど、あなたの暑苦しい性格と、もしゃもしゃの胸毛と、あと髭も、とにかくちょっと苦手なの……となるのがよくわかるのもよい(笑)2016-01-06 22:00:11 GMT+9:002016-01-06 22:00:11 GMT+9:00
「ジゼル」 ヴォロンツォーワ、2幕にある1幕と同じ曲のバリエーションに入る時に、一瞬心臓の上を押さえる。ウィリになっても肉体の記憶が残ってるんだなぁと、なんだか、胸をつかれる瞬間だった。 ヴォロンツォーワは去年のジゼル降板で、今回初めてみたのだけれど、演劇的な踊りをする方で好み。2016-01-06 22:15:29 GMT+9:002016-01-06 22:15:29 GMT+9:00
「ジゼル」 アレクセイ・マラーホフは毎日いろんな役で登板してると思うのだが、昨日はカスタネット、今日は公爵、明日はパシャと、違ったタイプのいい男をやれる方なんだよな。 公爵がジゼルの顎をくいっとやるところで、アルベルトやめてこっちにしとけ〜、と思ったのはナイショ(笑)2016-01-06 22:20:28 GMT+9:002016-01-06 22:20:28 GMT+9:00
「ジゼル」 ペザントの男性のヤフニュークが少し気になったのだが、まだ若いのかな、微妙な所でバランスが悪いというか、時々、動きが決まりきらないうちに先にいこうとしてるような感じを受けてもったいなかった。延々と左右に連続でジャンプして足を打つところ、一回打ち損ねたような。今後に期待。2016-01-06 23:56:24 GMT+9:002016-01-06 23:56:24 GMT+9:00
「ジゼル」 ミルタがちょっと異色な感じ。妖精たちの女王というよりは、女子寮の寮母さんという感じ。グリーンウッドで言えば、普通は忍様系なのに、今回は古沢先輩?とか失礼なことを思いついてしまったり。 大きな白鳥なんかは似合いそうなんだけど、冷酷さのためにはシャープな線がいるんだよな。2016-01-07 00:02:59 GMT+9:002016-01-07 00:02:59 GMT+9:00
ミハイロフスキー、「ローレンシア」も「ジゼル」も大変楽しかったのだが、バレエ団としての方向性は数年前とは変わってきてるのかなと思ったりも。 英国ロイヤルみたいな演劇性が自分のツボだったのだけれど、その分、ロシア系の純粋に踊りの力で押すみたいな感じは減ってるような。2016-01-07 00:20:29 GMT+9:002016-01-07 00:20:29 GMT+9:00