2016.01.30
風桶
梅棒
吉祥寺シアター
ダンス
梅棒「風桶」@吉祥寺シアター。 100分間ノンストップで爆走といった感じで、大満足。 ダンスと群像劇が好きな人にはオススメしたいのだが、明日の千秋楽のチケットはもうないだろうな。 自分が梅棒を好きな理由の一つが、登場人物一人一人に物語がある事なのだが、今回はそれがとても強い。2016-01-30 15:26:58 GMT+9:002016-01-30 15:26:58 GMT+9:00
「風桶」 四兄弟長男、獅子鳴動(れおなるどう)の土倉さん、すっかりファンになってしまった。 顔が好みのラインだというのもあるけど、表情がとてもいい。相手役に七味まゆ味さんというのも、演劇性の高いコンビでよかった。 下手端での高速刀回し、見惚れてしまって、兄弟再会を見逃したほど。2016-01-30 15:32:39 GMT+9:002016-01-30 15:32:39 GMT+9:00
「風桶」 塩野さん、めちゃくちゃ好みだった。 元々キレのある踊りをする方なんだけど、生で太鼓が入る曲の音の掴み方が強烈。ストロボ当ててるみたいに拍に合わせて瞬間のキメが入る。動きを速くする事でその時間を稼いでるはずなんだけど、よくあれだけ止まれるな。どれだけ高速で動いてるんだ。2016-01-30 16:16:26 GMT+9:002016-01-30 16:16:26 GMT+9:00
「風桶」 塩野さん、今回悪役系のカッコいい表情の所が多いのだが、遊郭のシーンみたいなカワイイ所も。 立ち姿のバリエーションがとても豊富なのが素晴らしいと思う。顔が見えなくても、例えば肩の線でキャラクターと感情が伝わる。こういう体の動かし方の基本の部分での表現力が高いのって好きだ。2016-01-30 16:38:44 GMT+9:002016-01-30 16:38:44 GMT+9:00
「風桶」 1度目はメインのストーリーを追う形で見たが、今日は好きな所を好きなように見てしまった。登場人物それぞれに物語がしっかりあるから成立する見方。 英国ロイヤルの「ロミオとジュリエット」を、ティボルトとマキューシオ中心に見ちゃうとかの感じに近いかも。2016-01-30 16:45:03 GMT+9:002016-01-30 16:45:03 GMT+9:00
「風桶」 梅棒はやっぱり男同士の絆がうまい。 個人的イチオシはランボルギーニと獅子鳴動。とにかく目と目で会話する。 前回気づかなかったのだが、対決シーンで獅子が手で自分の刀掴む所にはやられた。最後に手を挙げるタイミングが早くなってたのも萌え。 遠藤さんの視線の受け方もいいのだ。2016-01-30 16:53:35 GMT+9:002016-01-30 16:53:35 GMT+9:00
「風桶」 伊藤さん、2作品同時上演だったので、キャストとしてはちょっとだけの出演だったのは寂しかったけど、その分演出家としての渾身の新作だったんだろうな。カーテンコール、時々半泣きだったり、頭下げてる時に感極まっちゃったのか、顔上げた時に目を拭ってたり。 頑張って拍手送りました。2016-01-30 16:58:53 GMT+9:002016-01-30 16:58:53 GMT+9:00
「風桶」 今回、主役というかヒーローポジションの遠藤さん。ちょっと悪役系の顔なだけに、無邪気な笑顔の破壊力がすごい。そりゃあバンドメンバーも江戸町人も獅子鳴動だってついて行っちゃいますよ。 殺陣が決まるのもだけど、長い静止の立ち姿のカッコよさがアクションの方だよなぁと。2016-01-30 17:07:55 GMT+9:002016-01-30 17:07:55 GMT+9:00
「風桶」 今回、公演中盤でセットリストをblogに公開してくれたのがとても良かったので、これからもやって欲しいなぁ。 iTunes にある分は買って、数日リピートしてたんだけれど、やっぱり曲が頭に入っていると、見てるときのノリが違う。 そして、歌詞の拾い方の巧みさにも改めて感心。2016-01-30 17:15:30 GMT+9:002016-01-30 17:15:30 GMT+9:00
梅棒の「OMG」と「風桶」、キャラクター配置自体は似てるのだが、人物相関図としての矢印の数が全然違うのだ。 「OMG」の方はだいたいグループ内でまとまっているのだが、「風桶」はグループ間の関係性が沢山あって、何度も会うわけじゃないのに強い絆が生まれる、というのが好みなのだった。2016-01-31 23:09:04 GMT+9:002016-01-31 23:09:04 GMT+9:00