2016.02.16
夜と霧
井上芳雄
イタリア文化会館アニェッリホール
演劇
井上芳雄「夜と霧」@イタリア文化会館アニェッリホール。 2時間のリーディング公演なので、台本もってやるのだとばかり思っていたら、後半はほとんど全部セリフが入っているようで、特に終盤は完全に一人芝居状態。 時々バイオリンとアコーディオンが入るほかは、ひたすら井上くんの2時間!2016-02-16 22:10:53 GMT+9:002016-02-16 22:10:53 GMT+9:00
「夜と霧」 イタリア文化会館アニェッリホールは、音楽用のホールなのか、床は板張り、椅子は革。とにかく声がよく響くのが良かった。 一方で、遅れてきた人の靴音はカツカツと響きまくるし、足を組み替えたのか、床にヒールをあてたっぽいカツーンなんて音も目立つから、観客は気をつかうかも。2016-02-16 22:14:13 GMT+9:002016-02-16 22:14:13 GMT+9:00
「夜と霧」 作品の概要ぐらいは知っていたけど、内容は全然読んだことなかったので、こういう話なのかぁと。 主人公の宗教観が自分とは根本的に相容れないので、思想としては理解不能な所も結構あるのだけれど、そういうものを信じている人が目の前にいる、と井上くんが思わせてくれた。2016-02-16 22:19:24 GMT+9:002016-02-16 22:19:24 GMT+9:00
「夜と霧」 自分は、戦争ものとかの大きな事件を扱った舞台には、ドキュメンタリーの方がいいんじゃないのと思ったりもするのだけれど、これは舞台でやる意味を感じた。 元々が個人的な体験という設定のせいもあるかな。史実や客観性よりも、個人の内面に踏み込んで、そこに共感させる力がある。2016-02-17 01:32:07 GMT+9:002016-02-17 01:32:07 GMT+9:00
「夜と霧」 一つだけ気になったところ。 最初の選別のシーン、将校が向かって右に指を動かす、という部分で、井上くんは将校を演じているのだと思うが、指を右に動かすんだよな。向かって右だから、左に動かすのが正しいんじゃないかと思ったのだが。2016-02-17 01:57:35 GMT+9:002016-02-17 01:57:35 GMT+9:00