2016.05.23
『あわれ彼女は娼婦』の世界-愛の悲劇
小田島雄志×横田栄司
朝日カルチャーセンター
トーク
小田島雄志×横田栄司「『あわれ彼女は娼婦』の世界-愛の悲劇」@朝日カルチャーセンター。 40分ぐらい小田島先生がおはなしされて、その後30分ぐらい横田さんと対談、最後は質疑応答でトータル90分。 作品内容怒涛のネタバレもありつつ、ちょっと他では聞けなさそうな話も多く、楽しかった。2016-05-23 20:52:32 GMT+9:002016-05-23 20:52:32 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 ネタバレにならない、作品に関係ない話を。 横田さん、普段は全然緊張しないんだけど、今日は小田島先生が相手なので結構緊張してると。 いろいろ雑談もあったのだが、楽屋でいじめっ子なのは鋼太郎さんとか竜也、自分はいじられる側、といってたのがツボ。2016-05-23 20:57:30 GMT+9:002016-05-23 20:57:30 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 小田島先生、松岡和子さんは東女の教え子なのだと。河合祥一郎さんは奥様のお父様が友人の高橋康也先生で仲人をやったと。 そこらへんは良かったのだけど、文学座の木村光一さんの話になった時に、奥様が前に付き合ってたのが木村、とか言われて反応に困る聴衆(笑)2016-05-23 21:06:34 GMT+9:002016-05-23 21:06:34 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 今後の予定を聞かれた横田さん、今言っていいものはないそうです。まだ言えないんだけど、冬あたりに某作品を某国の方とやる予定だとこっそり。小田島先生もその話を知ってたので、業界内には出てるのかな。 冬まで舞台なしか、もっと言えないのがあるのか気になる。2016-05-23 21:46:37 GMT+9:002016-05-23 21:46:37 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 映画監督のジョン・フォードと同じ名前にひかれて作品に触れたという話をされていて、意外とミーハーなんだと嬉しかったのだが、学生時代なら、そりゃそういう事もあるか。 ダジャレの話になって、井上ひさしが得意で「近親相姦警視総監」には負けたね、なんて。2016-05-23 22:47:34 GMT+9:002016-05-23 22:47:34 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 日本初演は文学座で太地喜和子さん主演だったと。その時は、戯曲指定のある小道具を別のものに変えて演じたという話があり、結構衝撃的で聴衆からどよめきが。 今回はどうしてる? と聞かれた横田さん、これっくらいの(戯曲指定の物)みたいなのでやってますって。2016-05-23 22:53:35 GMT+9:002016-05-23 22:53:35 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 この作品は成立が1620年代、シェイクスピア没後10年ほど、時代のデカダンス/下降期の作品という話が。エリザベス女王が没したのが1603年なんだな。 シェイクスピアの健全な死生観と違い、フォードには「死よ、待ち焦がれた客人よ」なんて台詞もあると。2016-05-23 23:05:33 GMT+9:002016-05-23 23:05:33 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 横田さんの役は貴族の召使。イタリアの話だけど、彼だけスペイン人で、奴隷からの成り上がり。全体を見て分析するのはホレイショーみたいだけどインテリではない、栗山さんはイアーゴーだと。 とてもいい役で、終わってみたらヴァスケスの芝居、と小田島さん。2016-05-23 23:11:49 GMT+9:002016-05-23 23:11:49 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 シェイクスピアもそうだが、召使役は観客と舞台の橋渡しであり、芝居の人間味を担う役であり、芝居を回していく役でもあると。 横田さんはヒロインの求婚者の貴族(伊礼くん)の召使なのだが、栗山さんが二人につけてる演出を聞いてゾクッとしました。お楽しみに。2016-05-23 23:16:24 GMT+9:002016-05-23 23:16:24 GMT+9:00
「『あわれ彼女は娼婦』の世界」 本編ネタバレ。 ロミオとジュリエットの世界最初の翻案で、近親相姦ものだと。 展開を聞いてて思い出したのが「日出処の天子」。兄妹中心でキャストあわせると、浦井毛人、蒼井刀自古、刀自古の求婚者で伊礼厩戸、その召使で横田淡水。結構いい感じでは。2016-05-24 00:59:00 GMT+9:002016-05-24 00:59:00 GMT+9:00