2016.06.23
887
ロベール・ルパージュ
東京芸術劇場プレイハウス
演劇
ロベール・ルパージュ「887」@東京芸術劇場プレイハウス。 2時間5分の一人芝居。 なので、もっと映像に頼るのかと思っていたのだが、ほぼ生身で出演し続け喋りっぱなし。膨大なセリフで、詩が覚えられないという話をやる面白さも。 https://t.co/ODkarVwX9C2016-06-23 21:27:01 GMT+9:002016-06-23 21:27:01 GMT+9:00
「887」 ルパージュらしく、セットと映像のコンビネーションがすごい。かなり細かいので、後ろから見えるかは不安だけど。 スマホでリアルタイムで撮ってるように見せてる部分が何度かあるのだけれど、多分、映像は固定でそれに合わせて動いている。レインコートは映像と違うものに見えた。2016-06-23 21:43:55 GMT+9:002016-06-23 21:43:55 GMT+9:00
「887」 ルパージュの自伝的作品ということで、半分ほどは子供の時に住んでいたアパートが舞台。 途中の「子供部屋として姉妹2人と同じ部屋にさせられたのだが、これがいろんなことを説明するかも」というセリフで、あれっとおもったのだが、オープンリーゲイの方だったのか。知らなかった。2016-06-23 21:57:03 GMT+9:002016-06-23 21:57:03 GMT+9:00
「887」 ルパージュはケベックの人で、第一言語はフランス語だと思う。戯曲の主なパートは英語だが、所々でフランス語も混じるし、朗読する詩は英語タイトルのフランス語。 自分は基本日本語だけで育ったので、こういうねじれは、体感的にはなかなかわからないだけに興味深い。2016-06-23 22:51:49 GMT+9:002016-06-23 22:51:49 GMT+9:00
「887」 ルパージュはカナダのケベックの出身で、子供時代とケベックの独立運動が重なっていたよう。 フランス語圏と英語圏の対立という話も1つの軸なのだが、それを奇しくもイギリスのユーロ独立投票の日に見たというのは、なかなか面白い偶然。 イギリスはどうなるのかな。2016-06-23 22:53:53 GMT+9:002016-06-23 22:53:53 GMT+9:00
「887」 ネタバレ。 影絵のシーンがあって、注意してみれば解像度でリアル影絵と映像とが見分けられるのだけれど、その両方をうまく使っていたのに感心。 やっぱり舞台で映像を見させられるなら、映像であることの意味がないと自分は嫌なんだよなと。ルパージュの映像の使い方は好みだ。2016-06-23 23:22:07 GMT+9:002016-06-23 23:22:07 GMT+9:00
「887」 ネタバレ。 1970年の詩の朗読会 La Nuit de la poésie の40年記念再現朗読会で、ルパージュが Speak French という詩を読むことになったのだが、詩が覚えられないというのが話の縦の筋。 詩の内容を知ってから見ると、また趣が違う気がする。2016-06-24 00:28:02 GMT+9:002016-06-24 00:28:02 GMT+9:00
「887」 ネタバレ。 父のような人にだけ資格がある、というセリフが。 いろんな受け止め方があると思うけど、自分は、昔の世界は単純だったんだなと思った。 英語に対する怒りをフランス語で表明する詩を読む芝居を、白人が有色人種相手に英語で上演するというややこしさが現代だなというか。2016-06-24 00:35:30 GMT+9:002016-06-24 00:35:30 GMT+9:00
「887」 ネタバレ。 途中で「松は盆栽、刺身は京都」というセリフが出てくるんだけど、あれは日本仕様なのだろうか? きちんと聞き取れなかったけど、sashimi と Kyoto は言ってたような。 京都に刺身というイメージはないのだが、若狭湾の方なら美味そうか。2016-06-24 00:43:55 GMT+9:002016-06-24 00:43:55 GMT+9:00
「887」 字幕上演だがタイミングが結構よくてあまりストレスなし。 右脳と左脳の話が出てきて、確信はないのだが字幕で右左が逆の所があったような。映像では鼻が下で、右側に左脳、左側に右脳という配置なので自分が混乱してたかもしれないけど。 あと、マントルピースが誤植だったと思う。2016-06-24 00:53:54 GMT+9:002016-06-24 00:53:54 GMT+9:00
「887」で検索して感想をぱらぱらと見たのだが、公式リツした方が何に驚いたのかがわからなくて気になる。ラスト、特に珍しいこともやってなかったと思うのだが、何かを見逃しちゃったのか。 もう一度行くから、その時にわかるといいのだけれど。2016-06-24 01:21:25 GMT+9:002016-06-24 01:21:25 GMT+9:00
訂正。 「887」で読まれるのは Speak White という詩です。フランス語の詩、というのが頭の中で混ざっちゃったみたいだが、Speak French だと意味が逆になってしまう。2016-06-24 08:02:56 GMT+9:002016-06-24 08:02:56 GMT+9:00
「887」でルパージュ氏の家のキッチンにかかっているミニ掛け軸に「縁絆創」と書いてあるのだけど、どうしても「絆創膏」を思い出してしまって、目に入るたびになんじゃそりゃ? となっていた(笑) ただ、いかにもガイジン趣味という感じなので、逆に違和感はなかったかも。2016-06-24 22:33:43 GMT+9:002016-06-24 22:33:43 GMT+9:00
「887」 自分もカーテンコールの時に写真を撮っていたら、注意こそされなかったものの、近くの観客からちょっと強めの視線を投げられた気がした。 字幕出せるんだから、写真撮影可になったところで字幕出してくれればいいのにな。2016-06-24 22:43:58 GMT+9:002016-06-24 22:43:58 GMT+9:00
「887」 本棚の話になって、公共図書館と違って私的な本棚はアルファベット順には並べない、というセリフがあったのだが、自分は本棚あいうえお順に並べるけどなと少し不思議に思ったり。 特に、セットのサイズの巨大な本棚だと、そうでもしないと探せなくなる気がするんだけど。2016-06-24 23:43:03 GMT+9:002016-06-24 23:43:03 GMT+9:00