2016.07.09
錆からでた実
束芋×森下真樹、映像芝居
東京芸術劇場シアターイースト
ダンス
束芋×森下真樹、映像芝居「錆からでた実」@東京芸術劇場シアターイースト。 現代アート系は相性良くないので、芸劇danceの3演目セットでなかったら見に行かなかったと思うのだが、悪くなかった。 ダンサーは鈴木美奈子さん。「100万回生きた猫」や「パピコント」で見た事のある方でした。2016-07-09 21:46:45 GMT+9:002016-07-09 21:46:45 GMT+9:00
「錆からでた実」 アフタートーク、司会がハイウッドの高樹さん、束芋さんと森下さんに加えてゲストに満島ひかりさん。「100万回」つながりで、なんと3人とも誕生日が同じ11月30日なのだと。 女性3人、ポンポンっとストレートすぎる発言が出たりもして、面白かった。2016-07-09 21:51:04 GMT+9:002016-07-09 21:51:04 GMT+9:00
「錆からでた実」 作品全体としてすごくピンときたわけではないが、映像とダンスの組み合わせ方は面白いところがあちこちに。 基本的に紗幕に映像を投影するので、その向こうを見せたり見せなかったりというのが自在に。 手の動きだけの踊りがあって、その影が衣装にクッキリと映るのも面白かった。2016-07-09 21:56:35 GMT+9:002016-07-09 21:56:35 GMT+9:00
「錆からでた実」 プロジェクター2台からの投影でダンサーの影があまり暗くならない。 人間の感覚器は対数だというのを実感。光の量、2台分を10、影の部分を 5 とすると、常用対数とって 1 : 0.7 の3割減ぐらいなのか。 影が重なる部分が真っ暗になるのが逆に不思議に見える。2016-07-09 22:08:40 GMT+9:002016-07-09 22:08:40 GMT+9:00
「錆からでた実」 早い手の動きの踊り。アフタートークで、森下さんがインプロでやったのを束芋さんが気に入って、そのまま再現して欲しいということで、森下さんと鈴木さんが録画を延々スロー再生して振りにおこしたと。 インプロを完全再現という発想が面白い。ダンスの人じゃないからこそかな。2016-07-09 22:29:21 GMT+9:002016-07-09 22:29:21 GMT+9:00
「錆からでた実」 座席によってはかなり見にくい部分のある設定で、うーむと思っていたのだが、アフタートークでスッキリ。 束芋さんが、意図的にそういうつくりにしたと。自由席で、人生と同じように選んだものによって見えるものが違うと。 快適にではなく、苦痛を伴って見て欲しいのだと。2016-07-09 22:39:04 GMT+9:002016-07-09 22:39:04 GMT+9:00