2016.08.23
八月納涼歌舞伎 第一部
歌舞伎座
歌舞伎
昨日の歌舞伎、残りの演目の感想も。 第一部前半は「嫗山姥(こもちやまんば)」。 ここら辺の演目は、まだ楽しさがよくわからん。坂田金時誕生秘話、といった話でもあり、父親役が橋之助、第三部で息子の宗生くんが金太郎やるというのも面白い趣向なのかな。2016-08-25 00:58:16 GMT+9:002016-08-25 00:58:16 GMT+9:00
第一部後半は「権三と助十」。 岡本綺堂作のちょっとした推理劇。大岡越前ものなのだが、大岡様は登場しないというのが面白い。 そしてタイトルロールの二人のブロマンスものでもあって、染五郎の助十もいいが、とにかく獅童の権三が可愛くて仕方がない。こういうちっちぇえ男は抜群に上手いと思う。2016-08-25 00:58:31 GMT+9:002016-08-25 00:58:31 GMT+9:00
「権三と助十」 権三の女房が七之助。オイオイ大丈夫かよこの女って所もある役柄なんだけど、魅力的。1幕ラストと2幕頭の対比が面白かった。 七之助と獅童の組合せもいいな。ちょっとDV入った感じがあっても、ズルズルいかずに肝心な所で女房が締めておさまりそうな雰囲気なので安心。2016-08-25 00:58:45 GMT+9:002016-08-25 00:58:45 GMT+9:00
「権三と助十」 クズ男って、夫にしちゃダメなやつと、ちゃんと手綱取れるなら夫にしてもいいやつがいると思うのだけど、獅童の権三は後者だな。 逆に危なそうなのが染五郎の助十かも。小市民感と色男感とのギャップが、ふっとキレると何するかわからないという読み切れない雰囲気にも。2016-08-25 00:59:34 GMT+9:002016-08-25 00:59:34 GMT+9:00