2016.11.09
遠野物語・奇ッ怪 其ノ参
世田谷パブリックシアター
演劇
「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」@世田谷パブリックシアター。 柳田国男の「遠野物語」に題をとった奇ッ怪シリーズ第三弾。 これ、好きだ〜 「太陽」みたいなダイナミックな話ではないんだけど、ジワジワといい。 舞台じゃなきゃできないような、現実と非現実の超え方も好み。よくできている。2016-11-09 21:59:03 GMT+9:002016-11-09 21:59:03 GMT+9:00
「遠野物語」 セマンティクスとシンタックスというか、語られる内容として奇怪な話が現れることと、劇空間として異なる時空間が交錯する奇怪さと、二つのバランスが繊細に計算されながら進行していく。 以下ネタバレ。 誰に何が見えていて何が見えてないか、というのを2時間積むことでできる芝居。2016-11-09 22:48:40 GMT+9:002016-11-09 22:48:40 GMT+9:00
「遠野物語」 主演は仲村トオルさん。 最初はちょっと偉そうな感じで、え〜、可愛いとこが見たいのに〜、なんて思ったりしたのですが、中盤はそこの魅力も存分に。間が独特というのか、お祖母様との掛け合いシーンでの笑いの取り方とか、この方ならではだと思う。 最後のパートもとても良かった。2016-11-09 22:51:28 GMT+9:002016-11-09 22:51:28 GMT+9:00
「遠野物語」 奇怪なことがいろいろ話されたり行われたりするのだが、驚くというよりは、パズルのピースがはまるような感じで、ストンと納得する。というか、そうなるように伏線をはってあるんだろうな。 で、最後の最後の所、ヤナギタの台詞で、あぁ、そうなのか、そういう話か!という驚きが。2016-11-09 22:59:38 GMT+9:002016-11-09 22:59:38 GMT+9:00
「遠野物語」 今日は前川さん、仲村さん、瀬戸さんでアフタートークが。 仲村さん、順調すぎてかえって怖いぐらいに順調だった、と。 第二作は超難産だったようで、アフタートークでギリギリだったという話を色々してて面白かったのを思い出した。 https://t.co/f8HL1n4Hij2016-11-09 23:03:40 GMT+9:002016-11-09 23:03:40 GMT+9:00
「遠野物語」 物語るとはどういう事か、というのに興味がある人は楽しいのでは。100%の解答があるようなテーマでもないのだけれど、自分の感覚に結構近い部分があったり、その発想はなかったと驚いたり。 「語る」という事を、実際には語らせないで芝居で見せる、というのも演劇の力だよな。2016-11-09 23:13:52 GMT+9:002016-11-09 23:13:52 GMT+9:00