2017.01.29
白鳥の湖
東京小牧バレエ団
新国立劇場中劇場
バレエ
これから、東京小牧バレエ団「白鳥の湖」@新国立劇場中劇場。 なぜか上野だとばかり思ってて、危ないところだった。 新国立の中劇場で古典全幕やるのって珍しいからかな。古典じゃなくても全幕は「アンナ・カレーニナ」ぐらいしか見た記憶がない。2017-01-29 14:34:42 GMT+9:002017-01-29 14:34:42 GMT+9:00
「白鳥の湖」幕間。 ちょっと珍しい花が。 こういう花のくる公演って、一番いい席で背広のおっさんが爆睡してたりするんだよな、と思ったがそうでもなさそう。 1幕終わりと2幕の途中でいい席から退席してた人がいたのは、その手の関係者か? と邪推しちゃったけど。 https://t.co/vsTaXfML4r2017-01-29 16:28:33 GMT+9:002017-01-29 16:28:33 GMT+9:00
「白鳥の湖」幕間。 男性ソリストが充実してて、気づいたところでは、ベンノとチャルダッシュが梅澤くん、ナポリが宮本くん、スペインにはトートダンサーの五十嵐くん。 どうやらあちこちから呼んでるようで、キャスト表豪華です。 https://t.co/5NQurGWZ5u2017-01-29 17:30:37 GMT+9:002017-01-29 17:30:37 GMT+9:00
「白鳥の湖」終演。 なかなか良かった。技術的にとても高度、というのではないが、振付が技量にあってるのか、無理をして苦しくなるような部分がない。 演出も好みだった。古典的な様式美を踏襲しつつ、モブの方々に少しづつ細かい演技が入っていて大道具には見えなかったり、構成に工夫があったり。2017-01-29 18:19:57 GMT+9:002017-01-29 18:19:57 GMT+9:00
「白鳥の湖」 王子は奥村さん。 彼のジークフリードはすごく好き。どことなく寂寥感があって、みんなと仲良しなのに家庭教師やベンノとさえも一線を引いていたり、女の子は嫌いじゃないのに婚約者候補の集団の前だと重心が後ろにかかっちゃったり、だからこそオデットに対する恋心が純粋に見える。2017-01-29 18:32:58 GMT+9:002017-01-29 18:32:58 GMT+9:00
「白鳥の湖」 主役はボストン・バレエの倉永美沙さん。コンテンポラリーも得意な方なのかな。どこがとは言いにくいのだが、現代的な印象があって面白い。バランスに粘っこい印象があったり、細かい部分ではポーズを止めずに流れるようなニュアンスにしたり。 その分、ぴったり止めるシーンが鮮烈。2017-01-29 18:39:01 GMT+9:002017-01-29 18:39:01 GMT+9:00
「白鳥の湖」 倉永さんのオディール、これはオデットとは間違えないでしょ、と思うのだが、中盤のオデットの振りをする所で、うっわ、これはひっかかかるわ、となる。しかも王子が後ろ向いてる一瞬はオディールに戻るという。 一点突破で信じさせれば、誠実なタイプほど疑わなくなるのを知ってるね。2017-01-29 18:45:57 GMT+9:002017-01-29 18:45:57 GMT+9:00
「白鳥の湖」 倉永オデット、緩急のつけ方が上手くて、とくに突然シャープな急の部分があらわれるのが鳥の野性を感じさせて好みだった。 演出と群舞の使い方もあるのだが、4幕のパドドゥがまるで道行きのようで、奥村さんの透明感とあいまって、とても切ない感じに。2017-01-29 18:49:08 GMT+9:002017-01-29 18:49:08 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ロットバルトが小さめの方で、3幕では王子の椅子に浅く座って足首を交差させるのでちんまりした印象に。4幕でも暴力的というよりは、お前たちは愛を誓ったのに裏切ったではないか、みたいなマイムがあって、ついつい、お父さんは絶対許しませんよ! と脳内で付け加えてしまった(笑)2017-01-29 19:11:01 GMT+9:002017-01-29 19:11:01 GMT+9:00
「白鳥の湖」 ロットバルトが、お父さんは絶対に許しませんよ! だと、オディールは、お姉ちゃん絶対クズ男に引っかかるタイプだから心配なんだよね、からの、鳥なんだから湖に飛び込んだって死ぬわけないでしょ、王子は私が助けてあげたから仲良くやりなよ、というできた妹さんを妄想してしまった。2017-01-29 19:14:15 GMT+9:002017-01-29 19:14:15 GMT+9:00
「白鳥の湖」 昔々あるところにオデットとオディールという双子が生まれました。ところが、妖精たちの贈り物の手違いで、人を疑わない心が姉に二つ、男を見る目は妹に二つ渡ってしまったのです。父親のロットバルトは心配のあまり姉に魔法をかけることにしました。みたいな背景を妄想してしまった。2017-01-29 19:47:38 GMT+9:002017-01-29 19:47:38 GMT+9:00